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    Fantome

    コラロだらけ やりたい放題
    表記ないものはだいたいこらろです。
    なんでも許せる方向
    思い出したように加筆修正されます

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    Fantome

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    厄日なコラさんシリーズの
    出会いの日、口〜さん視点(再録)

    厄日なコラさん:出会いの日声を掛けたのは気紛れだった。
    運よく診療時間内に診察が終わり引き継ぎも滞りなく終わり早く退勤出来た、明日は非番、いつもより早い時間から飲むのも悪くない。

    軽く腹拵えをしてからいつものバーに入ると、早い時間だからか店内はまだ客も少なく手前の席に1人だけ。手前の席に座る初老の男性はこの店の常連で確か近くに店があるらしく開店前に寄っていると聞いたことがある。もう少しで開店時間なのかいつも締めに頼むと言っていたお湯割りを呑んでいた。軽く会釈して後ろを抜ける。

    気に入っている奥の席が空いている。今日はついてるなと思いながら座ると程なくしてボトルが用意される。【ブッカーズ】マスターに美味しいと勧められていれたボトルだが当たりだった。入荷が未定だと言うので2本キープさせてもらい、普段はいつものボトルを飲んでこちらは少しずつ大事に飲んで楽しんでいた。

    今日は自分へのご褒美にこの一杯からスタートしようと濃いめでソーダ割を頼む。喉も潤って2杯目はロックにしようか、またまたソーダ割でもいいなと迷ってるところに入り口のベルが鳴る、席ひとつ開けた場所におしぼりが出される。チラッと隣に視線をやると体格のいい男性が席に着いて早々酒の並んだ棚を眺めていた。
    見かけない顔だがこの店ははじめてだろうか、年は自分より少し上くらいか金髪の癖っ毛に隠れた瞳は少し鋭い。ブッカーズと聞き慣れた銘柄が聞こえてきた。

    残念そうに肩を落とす男性が少し可愛くみえる、哀れに思い声を掛けてしまった。
    普段なら声などかけないと言うのにまだ一杯しか飲んでいないのに酔いが回っていたんだろうか。

    (今日はツいてる日だから幸せのお裾分けもいいだろう)

    嬉しそうに礼を言う男性に声を掛けて正解だったなと笑みがこぼれた。
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    Fantome

    DONEフレバンスがあったら
    きっとローさんは頭がよくて顔も医者としての腕もいいと自覚しているスーパーモテ男なんだろうな。と思った妄想の産物(コラ←ロに見えるコラ⇄ロ)
    それは恋におちたと言うには長い前フリで女ってのはなんて面倒くさいんだろう。わざと相手に聞こえるようにため息を吐いた。感情が昂っているからか相手は気にする様子もない。

    「俺に不満があるなら別れればいい。」

    違うそう言う意味じゃないと騒いでいるが、興奮した高い声が頭に響いて耳障りだ。

    「付き合う時に言ってあるだろ?お互い面倒になったら別れるって、あんたもそれに了承した、だから付き合っていた。」

    物分かりのいい女だと思っていたが勘違いだったみたいだ。特に不満も無かったんだがこんなに面倒な女だったとは誤算だった。

    「今までありがとう。お別れだ。」

    話しは終わったと伝票を掴んで席を立つ。私はこんなに貴方を愛してるのにと叫んでいるがよくこんな公共の場で恥ずかしげもなく騒げるものだ、お店の人にも迷惑だろう。迷惑料も兼ねてレジに多めにチップを置いて、振り返ることなく店を出る。結構気に入っていた店だったが当分来れないなと本日何度目になるか分からないため息を溢した。この店の挽きたての珈琲がしばらくは飲めないのは惜しい、もう少し味わっておくんだった。そもそもデート場所に使うべきではなかった。
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    Rest_315

    MOURNING「お騒がせします」(みどゆづ)にて書いた、オメガバースの設定のドラマに出る2人の話。
    本の時とは違って片思いで出演する2人の話。
    気ままに更新していきたいと思います
    運命の人ドラマ「運命の人」
    このドラマは二次創作で流行したオメガバースという設定を用いたドラマである。男女の性別の他に、α、β、Ωの性があり、Ωは男女共に子供を成すことができる。という設定である。
    ドラマとしては過激な内容に賛否両論はあったが、同性同士や運命の番と出会ってしまったのに他に心で繋がっている相手がいたり、地位やいろいろな設定で織り成すシリーズは大ヒットしていた。
    中でもとりわけ話題なのは、シリーズごとにフィーチャーされる役者は異なるものの、視聴者はもちろん出演者にも、相手役が誰であるかは発表されないのだ。出演者は、自分がメインのシリーズ出ない時にエキストラ的な出演をしていたり、メインの役の近場の存在の人が次のシリーズの主役になるなんてこともあり、次のシリーズが発表になるころには、出演者も視聴者も、次は誰がメインで相手役は誰になるのかと考察合戦が始まるのだ。それこそ、SNSではドラマのハッシュタグがトレンド入りするような事態である。
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