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    touya0320

    @touya0320

    20歳はとうに越えてる変態おじさん。
    ☠️→サンゾロ、モブゾロ、シャンバギ、ルナミ、コビメッポ、ライホン。
    (サンゾロ前提ゾロ右全般)
    全部左右完全固定派。
    コナン→赤井さん最推し。

    pixiv、ポイピクにて細々と文字書きします。

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    touya0320

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    昨日のインテで無配だったやつ。
    皆にケモミミ生えたヤツ。
    でも基本サンゾロしか居ない。

    #サンゾロ
    SanZoro

    ケモミミパニックここはグランドライン。
    しかも新世界ときてる。
    今までだって色んな不思議に出くわしたんだ今更何が起きても動揺なんてしないと
    昨日までは思っていた。


    「何だこれー!おっもしれー♪」
    朝食の準備をしている俺の所まで何やら弾んだルフィの声が聞こえて来た。
    「「ギャー何だこれー!!」」
    ついでウソップとチョッパーの叫び声。
    「朝っぱらから元気なやつらだな」
    呆れた声を出してテーブルへ朝食をセッティング
    していく。
    暫くするとゾロゾロと皆が食堂へ入って来た。
    「!?」
    その姿を見て驚いた。
    皆それぞれの頭には動物の耳。
    所謂ケモ耳と言われる物がそこには有った。
    「やっぱりサンジにも付いてるだろ」
    ウソップに何故かどや顔で言うルフィが指さすのは俺の頭。
    俺は恐る恐るそこに手をやるとモフリとした感触。
    慌てて洗面所に駆け込み鏡を見やる。
    「まじかよ…」
    やはり皆と同じようにそこにはケモミミが
    存在した。

    なんとか落ち着いた俺は食堂に戻る。
    「なぁ、サンジ腹減った〜もう食べて良いか?
    「あぁ?ゾロがまだだろ。もう少し待て」
    まだここには表れていない可愛い恋人。
    昨晩は不寝番だったからまだ展望台に居る筈だ。
    俺が迎えに行こうとしたその瞬間
    「呼んで来る!」
    と一足先に文字通りルフィが飛んで行った。
    それからそんなに経たずにルフィとゾロが珍しく
    言い合いをしながらやって来た。
    「おい引っ張るな!俺は行かないって言ってるだろ!」
    「ゾロが来ねぇとメシが食えないだろ!そのままでも良いから!」
    何のやり取りをしてるんだ。
    扉が壊れそうな勢いで開く。
    そこには毛布を頭から被ったゾロとその手を
    しっかり握るルフィ。
    「さっさと座れ。食って良いから」
    そう告げるとルフィはゾロの手を離しさっと食事を始めた。
    それを合図にルフィに全てを食べられぬ様に皆も
    食事を始めた。
    「ゾロ。お前も早く席に着けよ」
    「…なら離せよ」
    「それ、取ってくれたらな」
    ゾロの腰を抱き寄せ頬にキスを送れば少し赤い顔で嫌そうな顔をする。
    何時まで経っても俺の愛情表現に慣れてくれない
    ゾロが可愛い。
    こんなゴツイ男なのにな。
    「そこのバカップルも早くしないとルフィが
    食べちゃうわよ」
    ネコ耳を付け尻尾をユラユラさせながらナミさんが呆れた様に言う。
    「はーい!あぁ、その猫の耳を付けたナミさんも
    可憐だぁ」
    言いながら俺はゾロと一緒に席に着く。
    「なぁ、それ取らねぇのか?食いずれぇだろ」
    クマの耳を携えたフランキーがパンを齧りながら
    言う。
    ゾロは頭から被った毛布をギュッと握り何も
    言わない。
    「耳かくしてるのか?でも、それはゾロだけじゃ
    ないぞ?」
    普段と何も変わらないチョッパーが不思議そうに
    ゾロを見た。
    「いや、食いずらくねぇし気にするな」
    それだけ言ってゾロは黙った。
    「そんな事言われたら気になるだろー」
    空気の読めない猿の耳を付けたルフィが徐に
    ゾロの毛布を掴んだ。
    「や、辞めろ!ルフィ!!」
    「ならそれ外せよ」
    力比べの様にゾロとルフィが掴み合う。
    「俺の事は放っておいてメシ食えよ!」
    「気になって飯所じゃねぇ!」
    「ならその首はなんだ!」
    ルフィは器用に首だけ伸ばし飯を食いながら
    ゾロの毛布を外しにかかっていた。
    頑ななゾロにルフィだけじゃなく俺も興味を
    惹かれる。
    ルフィの行動に意識が向いているゾロの毛布に
    手をかけ引っ張った。
    「あ!?」
    ゾロから毛布が落ち隠していたケモミミが
    露わになった。
    そこにはピンと伸びる可愛いウサギの耳。
    途端に真っ赤になり羞恥で目を潤ませた可愛い恋人。
    それを1番近くで目にした俺は鼻血を吹いて意識を
    手放した。

    意識が浮上し目を開ければ俺は医務室のベッドに
    寝かされていた。
    「…あれは反則だろ…」
    あの可愛いゾロに可愛いウサギの耳。
    この現象がなんの仕業かは知らないが俺を
    どうしたいのだろう。
    溜息を吐いて視線を横に向けた時俺の体は
    固まった。
    そこには俺の眠るベッドに頭を乗せ眠るゾロが
    居た。
    さっきまでウサ耳を隠していた毛布が今はゾロの
    肩まで落ちている。
    『は?何だこれ。俺の事心配してくれたって事か?え?可愛過ぎんだろ』
    俺はただジッとゾロを見る。
    その視線に気づいたのかゾロが目を擦りながら
    起き、自分の頭に毛布が無い事に気付いて慌てて
    耳を隠す様に毛布を被った。
    「何だよ勿体ねぇ」
    「…お前はこれじゃねぇからそんな事言えるんだ…」
    ゾロはウサギの耳で有る事が不満だと前面に出してくる。
    「何でお前がオオカミなんだ…」
    不機嫌な顔で俺のケモ耳を睨むその姿がガキみたいで可笑しい。
    「何笑ってんだ」
    「俺はゾロがウサギで可愛いと思うけどな。それに俺がオオカミなのはお前が1番分かってるだろ」
    そう言ってゾロの顔を引き寄せ唇に触れるだけの
    キスをする。
    「俺の可愛いウサギちゃん」
    毛布から覗いているウサ耳にそっと触れそこにも
    キスを送れば途端に真っ赤になるゾロ。
    「チューばっかりすんな!!」
    可愛い言い方をするゾロにニヤつく俺の顔を手で
    押しのけるゾロ。
    それから医務室を出て行った。
    「可愛いが過ぎんだろ」
    危うく勃つ所だった。
    1つ息を吐き昼食の準備をする為俺も医務室を出た。

    昼食時にゾロは毛布を被っておらずどうやら
    吹っ切れたらしいが普段よりは不機嫌ではあった。
    そして、今はどうやら機嫌が良いらしい。
    昼食後それぞれ好きな場所で好きな事をしている
    クルー達。
    普段ならゾロも甲板でぬくぬくと昼寝をしている筈だが何故かキッチンでレシピを纏めている俺の隣に居る。
    じーと俺の手元を見ているゾロをこっそり盗み見て顔がニヤける。
    するといきなりさっきまで俺の手元を見ていた
    だけのゾロが俺の手へ頭を擦り付けて来た。
    必死にテーブルと手の間に入り込もうとグイグイ
    押してくる。
    「…何してんの?お前」
    「!…な、何でも無い!」
    可愛いその仕草に問えばゾロは自分の行動に驚き、何事も無かったようにそっと離れる。
    目を逸らすゾロの頬は赤い。
    「構って欲しいの?俺のウサギちゃん」
    身体をゾロに向けギュッと抱きしめる。
    目の前に今は垂れているウサギの耳を甘噛みすればピクリと震える体。
    「ちょっ、離れろよ!」
    真っ赤な顔で手を突っぱねて俺を引き剥がそうと
    するゾロ。
    「だーめ。ウサギちゃんは寂しくて死んじゃうから構ってやらねぇと」
    「ウサギちゃんじゃねぇ!」
    「いやいやお前はずっと俺だけのウサギちゃんだよ」
    抱きしめたままベンチに押し倒して舌なめずり
    すれば等々ゾロは両手で顔を隠してしまった。
    「オオカミの前でそんな事してナニされても知らねぇぞ」
    手をベロリと舐めれば
    「…さっさと構えよバカ!!」
    真っ赤な顔が出て来た。
    「じゃ、遠慮なく。いただきます」
    と唇を奪った。

    翌日ケモミミは消えていた。


    END


    多分この後年長組の誰かが真昼間の食堂で何やってんだと言いに来るしそれに恥ずかしさの限界超えたゾロが逃亡してそれをサンジが追っかけて行く。

    見なくて良い皆のケモミミ
    ルフィ→サル
    ゾロ→ウサギ
    ナミ→ネコ
    ウソップ→イヌ
    ロビン→リス
    フランキー→クマ
    ブルック→羊
    のつもりでしたが殆ど出てないって言う…
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