Addicted to you*
一日の終わりに敢ちゃんに電話をかける、それがいつしか日課になっていた。寝る前に敢ちゃんの声を聞きたい!というわがままを、文句も言わずに叶えてくれて、疲れているはずなのに長々と話を聞いてくれる優しさに、好き!と言わずにはいられない。
「おやすみ、敢ちゃん。大好き」
「おー、早く寝ろよ」
許されるのなら夜通し敢ちゃんの声を聞いていたいけれど、残念ながら明日も仕事なので仕方なく電話を切って布団に入る。
幼い頃から恋をしていた敢ちゃんへの想いがようやく実を結び、恋人同士になって早数ヶ月。恋人になってからの敢ちゃんはとにかく甘くて、スキンシップも思いの外激しくて、キャパオーバーしてしまうことも多々…とにかく幸せな日々を過ごしていた。
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