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    注意※今回BB×killerです(一応タグは#TheKillerxBBになってますが)

    #TheKillerxBB

    NEOBB×NEOkiller


    ポタポタと落ちる外からの雫の音でゆっくりと意識が浮上する
    珍しく外は雨
    今はましだがいつも湿気で髪が大惨事になる
    雨が入らない程度にほんの少し窓を開けてみるがそこまでムシムシしてない
    隙間から入ってくる風はいつもより少しだけ冷たい
    いつものように薄着にしていたらおそらく身体を冷やすだろう


    (少しだけ重ね着するか)


    起き上がろうとして隣で眠っているkillerを見る
    寝巻も相変わらず露出のあるものでこいつ自身が肌が白いこともあって朝から目に毒だ
    毛布をかけ直してやろうとするとゆっくりkillerの目が開いてきた


    「…起こしたか?」

    「う、うぅん…だいじょうぶ……」


    眠そうな目を擦りながらゆっくりと身体を起こす
    隙間風が寒かったのか自身の肩を少し擦っている
    薄めの上着を羽織らせると少し嬉しそうな表情を見せる
    どこか移動するのかと思ったが俺のそばに寄ってピッタリとくっつくだけだった


    「…移動しないのか?」

    「BBがリビング行くなら行く」

    「…ま、予定ないしちょっとゴロゴロするか」

    「やったね」


    俺がベットに横になるとkillerも隣に寝転ぶ
    少し羽織っただけではまだ寒いのかまた服を少し擦り始めた


    「…寒いなら窓、閉めるか?」

    「…うん」


    手を伸ばして開けていた窓を閉める
    ちらっと見ると何か言いたげな顔だった


    「…どうした?」

    「………気付いてよ。仕草で」


    つまりは温めろと言ってるのだ
    素直に言えばいいのに
    腕を伸ばしてそっとkillerを抱き寄せる
    あっさりと腕の中に収まり嬉しそうにすり寄ってくる
    本当にこいつは猫みたいだ
    改めて抱きしめると本当に細い身体をしている
    俺が強く力を入れたらそれだけで折れてしまいそうな
    そんな感触
    首筋に顔を埋めると甘い香りがした
    こいつの
    killerの匂いだ
    落ち着く匂い


    「…くすぐったい」

    「…だめ」


    さらに密着するように抱きしめる
    ちらっと顔を覗くとさっきまで白かった肌がほんの少しだけ紅みを帯びていてエロい
    もぞもぞと下で動き始めたkillerを考慮して少しだけ腕を緩めてやるとひょこっと顔を出した
    しばらく見つめ合い互いにゆっくりと口づけを交わす
    昔だったらこんな余裕はなかった
    俺はひたすらに音楽に励んで
    それと同時にkillerをこいつの同族から必死に匿って
    もちろんこいつに恋愛感情を抱いたのはだいぶあとになってからだ
    話を聞いてポロポロと本音を漏らしながら泣くkillerにあっという間に心を奪われてしまったのだ
    そこからはゆっくりと距離を縮めて愛も囁いた
    今までお遊びでいろんなやつと遊んでいたkillerが信じてくれた
    俺の言葉を
    護ると決めたからにはずっと側にいた
    もちろん物理で解決しようとするやつはやっぱり天使の一族にもいるわけで
    そんな奴らとは殴り合い
    結果やっぱり怪我して帰るものだからKillerが心配して手当てもしてくれた
    途中無茶をしまくったせいでなんどkillerを泣かせてしまったか
    正直数え切れない
    その度に
    涙を払ってやって
    抱きしめて
    俺は大丈夫だって
    何度繰り返したんだろう
    今ではもう認められて互いに幸せな道を歩み出してる
    バウンティハンターの仕事をしているから一人増えたくらいどうってこともなかった
    家にkillerを迎えてあまり使っていなかった部屋をkillerの自室にしてやった
    それでも寝るときは俺の部屋で寝るけれど
    平凡な毎日
    だけどそれが一番の幸せだ
    弟はよくどんちゃん騒ぎな毎日を送っているけど
    俺たちには穏やかな日常がいいのかもしれない
    ゆったりとできる時間もあるし
    killerのメンタルケアもやりやすい


    「…なぁ、killer」

    「ん?」

    「今、幸せか?」


    そう投げかけると一瞬キョトンとした顔になるがすぐに微笑んで


    「BBといるからすごく幸せ」


    と返してくれた
    その顔が本当に嬉しそうで
    昔みたいにどこかに悲しさを含んでなく
    幸せそうな顔だった
    その顔をみて少しホッとしてしまった
    右手を伸ばしkillerの輪郭をゆっくりなぞり頬に手を添える
    killerは不思議そうな顔をしたがすぐに目をつぶり頬で止めた手にゆっくりと自分の手を重ねてきた
    今でも十分に幸せなのに
    更に幸せを求めてしまう
    それは人間の、生きている者の本能なのだろうか
    だけど


    「…今までが大変だったんだから、いいよな…」

    「ん?…なにかいった?」

    「いや、なんでもない」


    適当に誤魔化すために上着を少しはだけさせ肩に吸い付く
    少ししてから離れると綺麗にキスマークができた


    「ふふ…BB独占欲強くなった?」

    「…どうだろな。お前だけにだと思うけど」


    そう言って抱きしめながらkillerの唇を奪った






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