Soft
SB (SoftBB)Sk(Softkiller)
Condy
CB(CondyBB) Ck(ChocoCherry)
Neo
NB(NeoBB) Nk(Neokiller)
オリジナル
BB killer
Sk「んぇ?ここどこ…?」
SB「エンジェル…大丈夫?」
Softの二人が辺りを見回すとそこらには自分たちに似た人物が3人ずついた
どこもコンビのように見えた
一つは互いをじっとにらみ合いし続け
蛍光色が似合う2人は床に座り込みぼーっとしている…と思っていたが、よく見ると口に布を巻いている男の膝の上にちょこんと相方が座っていた
そしてもう一組は片方は少しげっそりとしていたがもう一人はどこか楽しそうだった
BB「…もしかしてここにいるそれぞれがあれに書かれてる『4組』か?」
指さされた方を見るとそこにはこう書かれていた
『キスをしないと出られません』(4組きちんとしてください)
『………はい?』
Nk「へー楽しそうじゃん?」
NB「………………」
Neoの2人は平然としているが他はそうではない
なんならCkなんかは顔面が真っ青だ
BBとkillerもどこか嫌そうな顔をしていた
Soft
元気よく手を上げたのは天使だった
どこか自信有りげな顔をしていた
K「…なんか思いついたのか」
Sk「うん!あのさ」
1呼吸おいてSkはこう切り出した
Sk「口にしろとは言ってないよね!!」
そう言うと
そっとSBの手を取り軽く手の甲にキスをする
チラっと数名が扉のランプを見るが
変化はない
CB「…これ普通に唇にしないと駄目なんじゃ…?」
Sk「そ、そんなぁ…!」
がくっとSkが項垂れる
確かに表示には書かれてはいないが
ランプが光っていないということは確実に唇にキスをしなければいけないのだろう
うぅ…っと半泣き状態のSkにSBがそっと寄り添う
SB「え、エンジェル…元気だして…な?」
Sk「ふぇ…せっかく勇気出したのに…」
Ck「え、これマジで唇じゃないと駄目なのか」
Nk「そりゃキスといえば唇でしょ」
困惑しきっていたSBだったが何かを決意したのか自分を言い聞かせるように頷いた
するとSkの頬に両方の手を添え
そしてそっと唇にキスをした
触れるだけの優しいキス
ふにっとする柔らかい感触にSkは目を白黒させていた
SBは仄かに頬を赤らめて口元を隠してしまい更には背を向けてしまった
Sk「え、うあ、あ、あ…」
SB「…っ」
そんな2人を眺めるそれぞれの目はどこか見守るような目だった
BB「可愛らしい恋愛してるなぁ…」
ぼそっと呟いたBBの言葉はどこかから流れるまったりした音楽にかき消された
Candy
Ck「…本気でやらないと駄目なのか…」
CB「いつまで言ってるの。早くしないとみんな帰れないんだよ?ほーら、はやく♪」
最初はCBからキスをしようとしていたがCkから全力で拒否されたのだ
理由は単に怖いからだそう
だから自分からすると言ってはみたが
(本当に怖いんだよな…何されるか、わからないから…)
CB「ねーえー。早くしないと僕からしちゃうよー?いいのー?」
Ck「わ、わかったよ…」
そっと近づき小さく息をつく
そしてチュっと触れるだけのキス
…だと思ったが、離れようとした瞬間にCbがCkの後頭部をがっと抑えたのだ
Ck「!?!???!!?んー!!」
Nk「わぁ、これは見事なトラップ、だね♪」
ニコニコ笑いながら言うNkを他所にCBは容赦なく舌をねじ込ませてCkの口内を貪る
すると軽くCkの舌を噛むと強い力で引き剥がされた
引き剥がしたのは紛れもないCk本人だった
するとものすごい勢いでSkの後ろに隠れた
CB「え、流石の俺でもそれは泣くんだけど」
Ck「舌かみ切られるかと思った…!」
CB「そんなことしないよー!酷いなあ!」
ぷんぷんっと表情を見せてはいるが少し離れた場所で観察していた2組は気が付いた
『よっぽどのことされたんだろうな』っと
するとSkがCkをかばいながら
Sk「虐めるのは駄目だよ!Ckが可哀想だよ!」
と注意をする
はーいと軽く返事をしていたが本当に反省しているかは謎だった
オリジナル
BB「………」
K「………」
BB「……………」
K「……………」
Nk「ねぇあれ何」
Nkが飽きれた顔をしながら二人を眺めていた
かれこれ30分以上も経つのに二人して微動だにしない
NB「おーい、その体制も面白いけど早くしないと退屈でこっちはつまんねーよ」
ニヤニヤしながらNBが軽く煽りを入れてみたがそれでも反応がない
お互いがお互いを見つめ合いどこか警戒している様子だった
Sk「な、仲悪いの、かな…」
CB「そうっぽいけど、このままだと拉致があかないね…」
はぁっとため息をついたのは先程まで十分に楽しんでいたCBだった
ふと何かを閃いたかのようにSkに声をかける
CB「ねぇSk!僕いい事思いついたよ!あのね…」
Sk「…はっ!なるほど!やってみよう!」
CB「やったね♪」
2人は気付かれないようにさっとそれぞれの背後に回るそして恐る恐る近づき
CB「隙あり!!」
Sk「ごめんね!」
BBとkillerの背中を容赦なく押した
特にCBが押した勢いが強かったのか
BBはkillerを押し倒すような体制になった
その時に僅かにではあったがふにっと唇同士が触れたのだ
Ck「…あ」
SB「わ、わぁ…」
押し倒した体制だが
それもあまり見ていられなかったのかSBは自分の目元をそっと手で隠した
片方の手は手首に
もう片方はkillerの胸にありBB自身はkillerの太ももの間に入り込み片足を担ぎ上げている
BBは目を白黒させていたがkillerに至っては顔が真っ赤になっていた
Nk「えーなになに?今からエッチでもするの?俺は別にいいけど他の子たちには刺激が強すぎるんじゃないかなぁ?」
BB「わ、わぁぁああああ!?!?」
killer「っ………!!」
急に立ち上がりお互いがまた距離を取る
killerに至っては銃を向ける始末だ
そして真っ赤にしながらとんでもないことを言い出した
killer「オマエヲコロシテオレモシヌ」
BB「いや、ちょ!ちょっとまて!落ち着け!早まるな!…それはそうと誰か俺を殺してくれ…!」
killer「オマエガオチツケオノゾミドオリコロシテヤル」
SB「ふ、二人とも落ち着いて!!」
Ck「誰かあの二人止めろ!!」
慌ててSkがkillerを止めに入り、NBが仕方なしにBBを慰めていた
BB(killerの唇…小さくて柔らかかったな…胸もなんか…男のはずなのに触り心地いい…って何考えてるんだ俺は!!?…けど)
またやりたいな、とBBは密かに思った
Neo
Nk「はー散々笑ったから疲れちゃった…」
Ck「呑気だな…」
Nk「だってみんな可愛らしいキスしてて見てるこっちがもどかしいよ」
そう言ってNkは立ち上がりNBのもとにかかとの高い靴をコツコツと鳴らしながら向かう
NBもそれに気づき両腕を広げて待つ
ポスっと吸い込まれるようにNkはNBの腕に収まった
CB「2人は結構身長差あるよね。みんな同じくらいなのに」
NB「…まぁ俺がでかいのもあるかもな」
Nkの細い肩を抱きながらNBは応える
そして口元に身に着けていた布を外しNkの顎を人差し指でクイッと持ち上げ
その小さな唇にキスをした
Nk「…んっ」
NBはそこから舌をねじ込ませ、容赦なく口内を貪る
ぷはぁっと離れたと思ったがそれでも足りないというかのようにまたすぐに口を塞ぐ
まるで飢えた獣のように
キスをしているだけのはずなのにクチュクチュと音が響き、いやらしい雰囲気を醸し出していた
『……………??????』
Nkが耐えられなくなったのか、がくっと膝を崩したが、それをみてNBは逃さないと言わんばかりに自身もしゃがみ込んだ
更には舌を絡ませ軽く噛んだりして楽しんでいた
Nkの頬は真っ赤になり更には閉じている目から雫がじわりと出てきていた
ぷはぁっと離れると互いの口から銀の糸がつながりそれをNBは舐め取った
NkはNBにしがみつかないと立てない状態だった
NB「おっと、悪い、立てないか」
Nk「ん…」
もやは二人だけの空間になっており周りのメンバーはポカンっと眺めることしかできなかった
するとガチャっと鍵が開く音がした
その音を聞くとNBはNkを抱き上げ去り際に
NB「お前らも早く帰れよ。俺は今からこいつと愛を育んでくるから、またな〜♪」
そう言ってでていった
しばらくしてからCBがCkの意識を戻してから戻りSBもSkを抱えて出ていった
残った2人もBBがkillerを担いで部屋から出ていった
それぞれ帰った場所でまたいつも通りの日常を過ごしていた
とある2人を除いては…
おしまい……かも?