冬コミ新刊「かわる かわって かわってく」のチョコッと裏話「わが愛しのレディキャット」
スーパー猫の日?(2022年2月2日)に書いたものです。
サンズちゃんを出そうかと思ったのですが、ヒナ君の猫ちゃん姿も見てみたいぞ! と急遽変更。このような形になりました。
三毛猫にしたのは赤毛からの思い付きです。かわいいですしね。
いつの時点でドラルクがレディの正体に気づいていたかなのですが、たぶんヒナ君を抱えて歩いている時だと思います。ので「君、誰かに似ている気がするけど……」の時にはすでに気づいているわけです。悪い奴、というかずるい奴です。
まあ神社の時だって「ん?」と笑ってごまかしてしまうような男なので、そんな感じで書きました。
もっとフクマさんとギャグな世紀末攻防戦したほうが良かったかなと書いた後で思いましたが、まあこれはこれで良し。
「いつも心 ともに」
とにかく二十三巻。師弟回にやられて書きました。
「ついにカップリング自体をぶん投げやがったぞコイツ……」と思われたであろう確定の暴挙です。すみません。
氷笑卿は初登場時からずっと好きです。
素の言動を見るに、生粋の女たらしというより苦労人なイメージがすごく強いですし……良い男ですよね。女性を口説いていない、しかめっツラ時の方が超カッコいいのになあヒゲヒゲ。もっと出してけそういう面を。
ちびドラ氏も出せて楽しかったですね。
幼い小悪魔をイメージして書きました。何も知らず、だからこそ身勝手で残酷で冷静。人間にもさほど当時は興味がないようですしね。
もしこの時の教育係がノース卿でなかったなら……吸血鬼ドラルクは、ロナルドやヒナイチと友達になることはなかったんではないかなと思います。もっとやな奴(それこそ試作時のドラルクのような)になっていたのではないでしょうか。
教育に失敗したなんてとんでもない。
師匠は偉大なりです。
「ノット・イコール」
吸死ウェブイベント内にて掲載させていただきました作品。
ここ、ポイピク上ですね。
とにかく時間の余裕がなくて、ヒーヒー言いながら書いてました。
少し二人の仲が進展し始めたときに、おそらくぶつかるであろう問題……価値観の違い、種族の違い、ならば愛しかたも違うであろうと。
この話のドラルクはヒナくんを愛しているのですが、吸血鬼であろうとするが故、ヒトっぽい思考を封じています。
それは「彼女と同じようには、決して愛し返すことができないだろう」と薄々気づいているからです。
釣り合わない、幸せにはできない。でも、離れていたくはない。一番そばにいたい。
そういうハリネズミのジレンマのような愛を描きました。
まあこれは自作内のお話なのですが……自分のぬいぐるみを贈ったの、あれ本当なんなんでしょうね。
あのコマをみた瞬間、マジでガチで宇宙猫状態爆誕でした。
おしえてドラドラちゃん。
「年を経る」
年末イベントということで、やはり季節ものを一本入れたくて書きました。
ピクシブのサンプル説明文にも書いたのですが、ヒナイチ君がきれいになって年をとっていくたびに、吸血鬼ドラルクの執着はよりひどくなっていくのではないか?
そう思い書いてみたものです。
……結果あんまり怖くはならず、まあ隠す余裕もないくらい必死になっちゃうよという感じでちょっとダサめになってしまいました。マジすまんな、ドラルク。
ヒナイチ君はあんな感じで、恋ごごろに不意に気づいて身を引いてしまいそうだなと思っています。良くも悪くも潔いですね。
ドラドラさんは気づいても自分から言わない感じ。
ドラヒナの内面で似ているところは、奥ゆかしいところですかね。
ドラ氏はいつもギャーギャーうるさく厚かましい印象ですが、ジョンとの別れやお祭りの時に見せた顔が彼の素なんだろうなあと思っています。だから人の好いロナくんとヒナちゃんがお気に入りなんでしょうね。相性がいい。居心地が良い。
それはすなわち、彼の本質をも指し示しているわけです。
人を愛している。愛したい。信じていたい吸血鬼。
そう考えると、ちょっと泣けますね。
シンヨコよ永遠なれ……と願ってやみません。うむ。
▽書いていた時に聴いていた曲たち△
椎名林檎 「スピカ」 ※スピッツのカバー曲集より
「ヴァイオレットエヴァーガーデン」挿入歌 「ヴァイオレット・スノウ」
「聖剣伝説レジェンドオブマナ」より 「滅びし煌めきの都市」
キリンジ 「千年紀末にふる雪は」
松任谷由実 「デスティニー」
なにわ男子 「NANDE⁉」
stut feat パンピー 「夜を使いはたして」
yoasobi 「祝福」 ほか
ここまで読んでいただいた方
もしおられましたら感謝を
どうもありがとうございました