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    蟹SUN

    @kinchaku_han

    なりたい自分にプリズムジャンプ
    悠脹 相手左右固定
    スタンプうれし〜〜〜!
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    蟹SUN

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    現代で兄弟の悠脹。焼肉屋で肉を食べるふたり。フォロワーにもらった焼肉食べる悠仁くんのイラストが可愛すぎたので書きました。

    #悠脹
    #虎脹
    tigerSwell
    #現パロ
    parodyingTheReality

    愛は食卓にある 悠仁は肉をおかずに白米を口いっぱいに頬張っている。
     この焼肉屋はチェーン店ではなく言わば知る人ぞ知る、近隣住民に評判の店だ。席はすべて埋まり、客の熱気と肉の焼ける音が店内を賑わせていた。
     目の前の焼き網の上には一度返され裏面を火で炙られている肉が数枚。
     肉を咀嚼する悠仁は旨味を口いっぱいに感じてその瞳を輝かせている。
     一方で脹相は真剣な面持ちで肉を見つめ、その焼け具合を見極めていた。
     ──もうそろそろか。
     網の脇に置いていたトングを取ろうとしたが、脹相が手を伸ばすより早く悠仁がそれを手にした。
     いつの間にか咀嚼を終え、悠仁のリスのように膨らんでいた頬もすっかり平常時のそれに戻っていた。
     ──さっきのは焼き過ぎだったか。
     焼き加減が好みではなかったのかと心中で反省点を述べる。
     そして悠仁はトングで肉をつまむと、肉が焼けていることを確認し──

    「ちゃんと食べな」

     そう言ってその肉を脹相のタレの小皿に漬け、ご飯の上にのせた。
     悠仁に肉を食べさせるのに夢中で、未だ白いままだったご飯にタレが染みる。
    「兄ちゃん全然食べてないじゃん」
    「あ、ありがとう」
    「どういたしまして」
     にっこりと笑いながら、焼けた肉を追加で脹相の小皿に載せた。

     ──弟に世話を焼かれてしまった。

     弟に自分を気遣わせてしまったことを恥じつつ、悠仁の優しさと肉の旨味を──噛みしめるように味わった。

    「美味しい?」
    「……美味しい」
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    Replies from the creator

    蟹SUN

    DOODLE悠脹。原作軸だけどみんな無事に成人済みの謎次元。くっつくまでが割と長かったふたり。
    どうも悠仁の家と外とでの飲酒時の様子が違うらしいことが発覚した。一瞬伏黒が出ます。
    悠仁が酒が弱いなんてそんなことある?いや、ない(反語)
    でも、もし脹相の前では少し飲んだだけでゴキゲンになってしまうとしたら……どうする?
    家と外とで、飲酒時の様子が違うらしい 悠仁の声と呼気は、俺のスウェットの腹部に吸い込まれていた。
    「ちょ〜う〜そ〜〜」
     繰り返される少し鼻にかかったその呼びかけに、毎度律儀に返事をする。
    「なんだ?」
    「んー。なんでもない。呼んだだけ」
     悠仁は帰宅してからずっとこの調子だった。
     俺がリビングのソファでくつろいでいたところへ膝枕を要求し、ひとしきり堪能した後、流れるように腰へ抱き着いていたのだった。
    「いーいにおい」
     悠仁は緩みきった顔でにへらと笑い、肺いっぱいに酸素を取り込むように深く呼吸をした。いつも以上に高い体温が俺の身体に纏わりつく。
     見ての通りと言うべきか、今悠仁の口から吐き出される呼気は酒気を帯びていた。
     夕方に連絡があったが、今日は任務終わりの術師同士で突発的な飲み会があったそうだ。悠仁はベロベロというふうに見える。時間も早いし、この様子だときっと二次会の前に帰されたのだろう。
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