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    miyu_hoshiya

    @miyu_hoshiya

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    miyu_hoshiya

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    ネタバレ小説を書くにあたって時系列整理してたら、一日が特濃すぎてくらくらしてしまった。

    ##降風

    【ハロ嫁】ここにいる理由【ネタバレ】 事務椅子をくっつけて仮眠をとっていた風見は、じくじくとした体の痛みで目を覚ました。時計を確認すると、かけていたアラームの十五分前を示している。
     風見は起き上がると、痛み止めを水で流し込んだ。降谷と共に巻き込まれた爆発による傷は、まだ癒えていない。風見は目頭をもみ、外していた眼鏡をかけた。

    「はぁ……」

     眼前のデスク上には本件の関係資料が山のように積まれており、今回の事件の複雑さが可視化されていた。風見はファイルとファイルの間にあるわずかな隙間から覗いているマウスを動かし、デスクトップ画面を表示させる。
     メールボックスのアイコンをクリックし、新着メールを確認すると、そこには降谷の首へ取り付けられた爆弾の解析完了報告及び、構造資料が届いていた。2Dの資料だけでなく、3D資料も添付されており、角度を自由に変えて構造を確認することができる。解析班の仕事の速さに舌を巻きながら、風見は添付ファイルを専用の端末へ移動させ、元のメールは削除した。
     彼は現在、とある事情から人へ余り顔を知られるわけにはいかない上司の首へ取り付けられた首輪型爆弾の無効化という任務が課せられている。失敗は上司の死を意味しており、決して失敗することは許されない。
     ようやく痛み止めが効き始めた頃、ポケットに入れていた携帯端末がブルブルと震えて着信を知らせてきた。

    「こちら風見」
    『風見さん、件の少年が爆発に巻き込まれたようです』
    「すぐに現場へ向かう」

     捜査一課及びコナンを見張っている部下からの連絡に、風見は脱いでいたジャケットを羽織った。



     コナンが現場から採取した爆弾に使用されている液体は、風見の依頼により現在『警察庁科学警察研究所』と連携した『科学捜査研究所』が分析を進めている。彼らの仕事は分析に加え、中和剤の作成、緊急事態に備えて関係機関へ火急速やかに中和剤を量産させることだ。
     いつの間に世界の一日は千秋になったんだろうなと苦笑いを浮かべ、風見は捜査一課と待ち合わせしている会議室へ向かった。
     公安に呼び出しを受け、会議室へ現れた佐藤は随分と気が立っている様子であった。風見は事前に報告を受けていた事件へ松田が関わっていること及び、彼女の恋人である高木が囮になるという情報から、事態をあっさりと飲み込み切れないのだろうと予測した。

    「それで、こんなところに集めてどうしようっていうの?」

     公私をうまく切り分けられないのは彼女の情の厚さを表しており、良いところであり、欠点でもあるなと風見は思いながら、強い目でにらみつけてくる佐藤の視線を「情報交換だ」と告げることでかわした。

    「へぇ、フルヤという男に会わせてくれるの?」

     こちらへ力強く踏み込む佐藤の言葉に、風見は一瞬表情を崩しそうになった。降谷の現状は己の失態により招いた事態だと自責の念に駆られている自分が、彼女のことをどうこう言うことが果たしてできるのだろうか?

    「それはできない」

     彼女の姿に己を重ねながらも、それでも風見は淡々と上司の首に爆弾が装着されている事実を口に出した。
     自分は公安警察であり、この事件を一刻も早く解決するのだという使命感が傷だらけの風見をここに立たせ続けている。
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    recommended works

    KaraageMitsu

    MOURNING #ルクヴィル版ワンドロワンライ60分1本勝負


    【秘密】


    時間内に書けなかったので。




    *****************
    『願いが叶う赤いリンゴ』

    それは、伝統あるポムフィオーレの寮長が、代々受け継ぐものの一つ。

    「ヴィル、少し話があるんだけどいいかな?」

    外の仕事から戻ってきて、そろそろ一時間ほど経っただろうか。
    恐らくこれぐらいの時間であれば、ヴィルの白く美しい肌を保つための入浴を済ませ、柔らかな表現を可能にするためのストレッチも終えた頃合い。

    留守の間にあったことを報告するために、彼の自室を尋ねるが一向に出てくる気配がない。

    「ヴィル?」

    私の隣にあるヴィルの部屋の扉が開く音がしたのは、一時間前の一度きり。
    つまり、再び出かけたとは考えにくい。

    …となれば、残された場所は一つ。

    鏡台の一番高いところに成る艶やかで美味しそうな赤い禁断の果実。
    その果実に手を伸ばし、優しく撫でるとゆっくりと沈み込みカチっと何かにはまる音がする。

    「やはりここにいたんだね、ヴィル」
    「…ルーク」

    姿見の後ろの壁に隠された小さな小部屋。
    そこにヴィルはいた。

    願いを叶えるリンゴがもたらしてくれるのは、大釜や珍しい薬品など。
    願いを叶えるために最終的には自らの努力が必要という辺りが我が寮に相応しい部屋だ 1286

    KaraageMitsu

    DONE『名前を呼ぶ声』
    #ルクヴィル版ワンドロワンライ60分1本勝負





    ****************
    「で、今日はどこで油を売ってたわけ?」
    「オーララ。そんな険しい顔をしていては、せっかくの美貌に翳りが出てしまうよ?」
    「…誰のせいよ」

    明日の寮長会議に提出するために、今日中に仕上げなくちゃいけない書類があってルークを呼んでいたのに……。

    「私のせいかい?」

    きょとんと大きく目を見開き小首を傾げてみせるルークに、思わず口から漏れるため息で肯定をしてしまう。

    「つい、珍しいものがいたから、学園の外の森まで追いかけてしまってね」
    「外で暴れたなら、アタシの部屋に来る前に、きちんと身をきれいにしてから来てるわよね?」
    「もちろんシャワーは済ませてきたよ。キミと約束していたから、これでも急いで駆けつけたのだけどね…」

    約束をしていた時間は3時間前のことで、ルークは来ないと判断して仕方なく一人で山積みの資料を纏めて一枚の企画書を作り終え、いつもより遅くなったストレッチとスキンケアを手は抜かずに、けれどなるべく急いで済ませ、後はベッドの中で身体を休ませるだけといったところだったのに…。

    「…アタシは、もう寝るから」

    部屋から出て行ってと少し睨みつけるような視線を投げかけていたけれど 1344