hozumiya☆quiet followDONEむかしむかしとある方へ捧げた降風同人誌の原稿でした。ピクブラにも載せていますが、少し手を加えてこちらに移行。リクエストはこたつえっちだった記憶。 ##降風 Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow hozumiyaDOODLESMSS WEB ONLY 7用セーフティー 薄皮一枚。今も昔も変わらず必ず着けられるソレに、ちょっとしたもやもやを簓は抱えている。 「ちょっとくらいええやん、なしでも」 左馬刻の手の中にある四角いパッケージを取り上げ、わざとらしく頬を膨らませる。マナーだとか安全性を考えれば左馬刻が正しい。けれど、それでもこれさえなければとつい思ってしまうのだ。 「いいわけあるか。あとから大変なのはお前だぞ」 折角取り上げたパッケージをあっけなく取り返され、封が切られる。くるくるとご立派なものに取り付けられる薄いゴムが憎たらしい。仲直りして久しぶりに身体を繋げた時でさえ忘れず着けられたソレ。 「真面目やな~、左馬刻クンは」 たまには理性ぶっとばしてくれてもええんやけどと思うけれど、左馬刻はこういったことの時ことさらに優しく振る舞うと決めているらしい。セックスは暴力じゃねェと左馬刻は言うが、たまにはゴム無しで熱を感じたいという性交相手の言葉を取り合わないのはコミュニケーション不足ではないか。 787 hozumiyaDOODLESMSS WEB ONLY7用速やかに帰宅セヨ『おかけになったお電話番号は現在使われております』 キリッとした顔で宣っているのが目に浮かぶ。そもそも声が聴きたくてかけた電話だったものだから、目標が達成された左馬刻は早々に「切るか」と端末を耳から離す。 『ちょいちょいちょい、待たんかい! 何も言わんと切る事ないやん。もっと簓さんと話さんかい!』 簓の余りの勢いに、電話ってかけたんじゃなくてかかってきたんだったか? と自分の行動に自信がなくなる。が、せっかく珍しく左馬刻からかけてきたんやしと続けられた言葉に、やっぱり俺からかけたよなと思い直す。 「ふざけたことしてんじゃねぇぞ」 『ちょーっとしたお茶目やんか。ほんで、なんか用でもあったやろ?』 「いや、特にねェよ」 946 hozumiyaDOODLESMSS WEB ONLY 7用水も滴るなんとやら ぶうぶうと煩く震える携帯端末をがしりと掴んだ左馬刻は、画面に表示されている名前に一瞬通話のボタンをタップする指を止めた。外はごうごうと音を立てて鳴る風とバタンバタンと叩きつけてくる雨の音で煩い。 嫌な予感がしつつも最早この男からの連絡を無視するという選択肢が存在しない左馬刻は、寝起きで重たい頭を抱えて通話開始のボタンを押した。 『左馬刻~~、新幹線止まってもうた!』 「何日も前から止まるってたろ、ダボ」 『仕事やからしゃぁないやん』 自宅で大人しくしておけるものならしておきたかったとぶうぶうと電話口で口を尖らせる簓に、左馬刻は「それで?」と話の流れから分かり切っていることをそれでもなお尋ねた。 『これから左馬刻の家、行ってもええ?』 693 hozumiyaDOODLESMSS WEB ONLY 7用あと少し、もう少し【さまささ】 左馬刻、一郎、空却と久々に顔を合わせた日の帰り道、簓は煙草をくわえたまま火をつける様子の無い男に「なぁ」と声をかけた。もう夜も遅いため直帰するとばかり思っていた一郎と空却はそのままファミレスに行くと言ってさっさと闇夜に消えてしまったし、男が煙をふかすのに遠慮する理由もない。 簓は吸いもしないのにポケットへ入れたままにしているライターを取り出し、火をつけて左馬刻へと差し出す。 「火傷してまうから、はよ」 簓の気まぐれな行動に、左馬刻は「はぁ」とため息をつきたげな顔をしてから煙草の先端を炎へ近付けた。じりと紙が焼ける音がして煙草へ真っ赤な色が燈る。しっかりと煙草に火が付いたことを確認してからようやく簓はライターのボタンを押し込むのを止めた。 676 hozumiyaDONE安室×風見のカフェパロ7【降風・ワンドロ】少なくとも友ではない【抱き寄せる】「あら、ここに降谷君がいるって聞いて来たんだけど」 カランとベルを鳴らして店内に入ってきたショートカットの金髪の女性はキョロキョロと店内を見渡した。女性の後ろにはニット帽をかぶった男性が立っている。 「ジョディ」 「あ、ごめんなさい」 男性が女性を呼ぶ。すると女性はバツが悪そうな顔をしてへこんだ様子を見せた。どうやら見知らぬ彼らも降谷が安室として生きていることを知っている人間らしい。 「いらっしゃいませ」 風見は詮索するのは後にして、とりあえず二人を人目につきにくい位置にある席へと案内する。 「こちらがメニューです。お冷をお持ちしますね」 席に着いた二人はメニューを開くとあれこれと話している。距離感からして二人は職場の同僚といったところだろうか。降谷のことを知っていることから、警察時代の関係者なのだろう。 1637 hozumiyaDONEむかしむかしとある方へ捧げた降風同人誌の原稿でした。ピクブラにも載せていますが、少し手を加えてこちらに移行。リクエストはこたつえっちだった記憶。 3416 recommended works KaraageMitsuMOURNING #ルクヴィル版ワンドロワンライ60分1本勝負【秘密】時間内に書けなかったので。*****************『願いが叶う赤いリンゴ』それは、伝統あるポムフィオーレの寮長が、代々受け継ぐものの一つ。「ヴィル、少し話があるんだけどいいかな?」外の仕事から戻ってきて、そろそろ一時間ほど経っただろうか。恐らくこれぐらいの時間であれば、ヴィルの白く美しい肌を保つための入浴を済ませ、柔らかな表現を可能にするためのストレッチも終えた頃合い。留守の間にあったことを報告するために、彼の自室を尋ねるが一向に出てくる気配がない。「ヴィル?」私の隣にあるヴィルの部屋の扉が開く音がしたのは、一時間前の一度きり。つまり、再び出かけたとは考えにくい。…となれば、残された場所は一つ。鏡台の一番高いところに成る艶やかで美味しそうな赤い禁断の果実。その果実に手を伸ばし、優しく撫でるとゆっくりと沈み込みカチっと何かにはまる音がする。「やはりここにいたんだね、ヴィル」「…ルーク」姿見の後ろの壁に隠された小さな小部屋。そこにヴィルはいた。願いを叶えるリンゴがもたらしてくれるのは、大釜や珍しい薬品など。願いを叶えるために最終的には自らの努力が必要という辺りが我が寮に相応しい部屋だ 1286 KaraageMitsuDONE『名前を呼ぶ声』#ルクヴィル版ワンドロワンライ60分1本勝負****************「で、今日はどこで油を売ってたわけ?」「オーララ。そんな険しい顔をしていては、せっかくの美貌に翳りが出てしまうよ?」「…誰のせいよ」明日の寮長会議に提出するために、今日中に仕上げなくちゃいけない書類があってルークを呼んでいたのに……。「私のせいかい?」きょとんと大きく目を見開き小首を傾げてみせるルークに、思わず口から漏れるため息で肯定をしてしまう。「つい、珍しいものがいたから、学園の外の森まで追いかけてしまってね」「外で暴れたなら、アタシの部屋に来る前に、きちんと身をきれいにしてから来てるわよね?」「もちろんシャワーは済ませてきたよ。キミと約束していたから、これでも急いで駆けつけたのだけどね…」約束をしていた時間は3時間前のことで、ルークは来ないと判断して仕方なく一人で山積みの資料を纏めて一枚の企画書を作り終え、いつもより遅くなったストレッチとスキンケアを手は抜かずに、けれどなるべく急いで済ませ、後はベッドの中で身体を休ませるだけといったところだったのに…。「…アタシは、もう寝るから」部屋から出て行ってと少し睨みつけるような視線を投げかけていたけれど 1344 n.カルーアDOODLE #ジェイアズワンウィークドロライ第48回「やはり懲りてませんね」陸一年生、夏至の頃のジェイアズ。世界が美しく見えるのは陸が興味深いからというだけでもないと、そのうち知るといい。「屋根の上のぼくら」 9 n.カルーアDONE #ジェイアズワンウィークドロライ第50回「縫い留めた心ごと」お互いの想いを打ち明けることができず身体だけの関係を続けていたジェイアズのジェが、ある日限界を迎えてアズの元から飛び出してぬいぐるみやさんになる話。「心臓は翡翠で出来ている」 18 n.カルーアDOODLE #ジェイアズワンウィークドロライ第51回「毒薬」♪シャラララララ……「恥ずかしがり屋の男の子」 8 n.カルーアDOODLE #ジェイアズワンウィークドロライ第52回「月」シロツメクサの真ん中で寝転ぶジェがきれいでかわいくて少し見惚れたことは内緒。アズと仲良くジェをかわいがるフロがいます。「シロツメクサの海」 7 n.カルーアDOODLE #ジェイアズワンウィークドロライ最終回「海」寮の外の海にどんどん泳ぎ出してそのまま踊り出すピカピカウツボと番と兄弟。企画の運営ありがとうございました!「ウィークエンド・ダンス・タイム」 8 🐣とりDOODLEJJ:かりうど冬旅 2 kosaDONE