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    花子。

    @tyanposo_hanako
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    花子。

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    パリ?コレのオーディションに落ちまくるセナ
    書こうとした形跡があったので供養
    多分レオいず

    ・起
    うーんアジア人にしては肌も白くて今回のコンセプトにはピッタリなんだけど
    やっぱり思う?ちょっと『太すぎる』ね

    など屈辱的なことを言われたり
    イライラと焦り
    オーディション会場を出たところで、タバコ吸ってたおじさんが声かけてくる

    「チャオ! 君、もしかしてモデル?オーディション帰りかい?その様子だと落ちたのかな。だとしたらちょうどいい、ちょっとうちの服着て見てくれないか。僕は○○っていうブランドのデザイナーで……知ってるかい?」
    「……い、いえ、すみません」
    「ははは、いやいや、実は今回が初めてのコレクションだからね。知名度はまだまだ低い方だ。これでも少し前までは◇◇(有名なとこ)のアトリエにいたんだよ、独立して初のコレクションってわけ」

    セナを気に入った(といっても欠員が出たので代理を探していただけ)デザイナーに拾われて一応コレクションに出られることに


    ・承
    新しいブランドの、けっこうアクセごてごてで顔は見えないような服だったから、大衆に認知されたなんてとてもじゃないが言えない
    それでも良い経験になった


    ・転?
    ファッションウィークはまだ続く
    その夜、デザイナーがすげー人ばっか集まるパーティへ連れて行ってくれた
    そこはまるで異世界で、圧倒される
    そこに当たり前のような顔をして参加してるレオを見つける
    スーパーモデルたちに囲まれて笑うレオはまるで別人のようだ

    「ああ、レオかい? たしか△△のランウェイで使う音楽を作っていたはずだ。僕も少し面識があるよ。日本人だもんね、知っているのか」
    知っているどころじゃない。
    ここでは、モデルはおろか(レオと同じグループの)アイドルであるセナだとすら認識されない


    ・結
    「イズミ、モデルになる方法っていうのは様々だし、人それぞれなんだ。それにね、デザイナーが求めるモデルというのも同じだ。他のデザイナーが落とした君を僕が使ったように、僕にとってのスーパーモデルが誰かにとってはそうではないように
    うんぬん

    「それでも俺は、世界中から美しいって認められたい。ううん、俺が世界で一番美しいんだって、そう信じて頑張るよ」
    「ははは、そうかい」

    「セナ~!」(この前見たのとはまるで違う幼さで飛び込んでくる
    「れおくん?」
    「なんだ、君たち知り合いだったのか?」
    「うん! セナはおれのミューズ!」
    「意味わかんない。じゃなくて、同じアイドルユニットで活動しているんです」
    ヒュウと口笛を吹くデザイナー
    それじゃあ、また君をコレクションで会えることを楽しみにしている

    みたいな!
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    Replies from the creator

    花子。

    PROGRESSジュンブラ 個人誌の人魚パロひよジュン小説です!
    網にかかって水揚げされちゃった人魚のジュンくんが苦労しながら陸のカフェでバイトする話。おひいさんはお客さん。
    この話だけちょっとキナ臭いんですけど、あとはほのぼのゆるゆるうっすらラブコメになると思います。
    ようこそマーメイドカフェテリア(仮)◆採れたて新鮮海藻サラダ

    「しゃーせー……ランチどーっすか」
    「ごめんね、悪いけど間に合って……、えっ?」
    レンガ敷きの街中を軽やかな足取りで散歩していた日和は、突如かけられた声の方へチラリと目を向けて、そして思わず足を止めた。
    日和はこの街を治める一族の子息だ、毎日なにかと多忙なのである。つまらない事に時間を使うつもりは無いし、ランチならこの後お気に入りのカフェでとる予定を立てているので、ただの客引きであったなら軽くあしらって通り過ぎるつもりだったのに。そこにいたのは『ただの』客引きではなかった。
    庭のある煉瓦造りの小さな一軒家を改築して造られたカフェテリア、それをぐるりと囲むレッドロビンの生垣の途切れた入口に、それはそれは大きな木製のワイン樽がある。人間一人がスッポリと入る程のサイズ感、実際、声の主であろう濃紺の髪色をした青年の何もまとっていない上半身が覗いている。それから……日の光を受けてキラキラと鱗が煌めく魚の尾びれも。
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