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    花子。

    @tyanposo_hanako
    絵や文を気分で楽しんでいます。

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    花子。

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    ピク〇ンパロのレオいず。(死ネタがある)
    特になんの目的も無く妄想をバーーーッと書き溜めてたもの。

    引っこ抜き 引っこ抜かれて これからも引っこ抜かれたレオピクミン、周りにわらわらいる自分を引っこ抜いたピクミンたちじゃなく、遠くで離れて様子を伺ってたセナピクミンを真っ先に見つける
    初めて見た物を親と認識してついていくため、セナピクミンにベッタリなレオピクミン
    しかしセナピクミンはどうしてかレオピクミンが嫌いなようで……

    実はレオピクミンはこの星で遭難した元人間
    綺麗なセナピクミンのことが特にお気に入りだった、セナピクミンもつれない態度をとりながらもレオが好きだった
    生命維持装置の期限を迎え、未完成の宇宙船を飛ばして墜落し、セナピクミンたちの目の前で死んでしまったレオをピクミンたちはオニヨンに食わせ、仲間として再生した
    言動も何もかもレオにそっくりなレオピクミンを、セナピクミンは見ていることが出来なかった

    レオの形見のホイッスルを大事に抱えて、レオの落ちた地点の宇宙船前で一人歌とか歌って過ごすセナピクミン。人用の笛はピクミンには吹けず、もうあの音は聞こえない
    カラカラカラ、と中の玉を転がして遊ぶだけ
    セナピクミンはなんだかんだレオピクミンがついてくることを許していたけど、ここにだけは本気で怒って連れてきてくれなかった

    レオピクミン、人間だった頃の記憶は無さそう
    他の誰もが本能として何事もなかったかのように普通にしているけど、レオのことが大好きだったセナピクミンは受け入れられなくて頭のお花がどんどん萎れていく
    それを見られたくなくてセナピクミンはどんどん孤立、大地のエキスを毎日毎日健気に運ぶレオピクミン、でも絶対に飲んでくれない
    ある日、セナピクミンはわざとオニヨンに戻らなかった。あんたがどっか行ってくれないなら俺が出ていく的な
    空に飛び立ちかけたオニオンから、セナピクミンがいないことに気がついたレオピクミンが飛び降りてくる
    原生生物から命からがら逃げ出して、木のうろとかでふたり夜をあかす
    わわわ〜♪と励ましの歌を歌うレオピクミン
    朝になって無事戻ったふたりをめちゃ囲むピクミンたち。当たり前のようにピクミンとして受け入れられているレオに、やっぱりもうレオくんはいないんだとポロポロ泣きながら花を散らすセナピクミン
    最後のひとひらだけ残して、レオピクミンを突き飛ばして飛び出していってしまった

    風の強い日だった
    レオの宇宙船の中に入るセナピクミン
    宇宙船の中には、写真がある
    レオとその家族の写真、そしてここに来てから撮ったピクミンたちとのチェキ的なやつ
    ナイツピクミンみんな追ってきた
    黄ピクミンのナルのおかげで電気がついて、モニターに動画が流れ始める
    レオからピクミンたちにむけたメッセージだった

    『うっちゅ〜☆おまえら、これ見てくれてるかなぁ、おれのこと覚えてる?レオだよ、ちょっとだけおまえらと一緒に冒険した!
    明日、生命維持装置が切れる。宇宙船は完全に治ったとは言えないけど、最後の希望を賭けて、おれは宇宙船を飛ばすよ。上手くいってもいかなくても、どっちにしろおまえらとはお別れだ。
    言いたいことはいっぱいあるけど、この星に不時着して、おまえらと会えて良かった!みんなありがとう、愛してるよ。おまえら、上手く生き延びるんだぞ?
    それから、一番長くおれと過ごしてくれた4匹。スオ〜、盗み食いのしすぎはダメだぞ!わはは!リッツは寝すぎてうっかりオニヨンに乗り遅れるなよ?ナルも自己陶酔はいいけど、敵に気をつけて!
    そして、セナ。この星でいっちばん最初に出会ったおまえ。こんな綺麗ないきものがいるんだってインスピレーションが止まらなくなった!いっつも怒ってたけどなんだかんだ優しいおまえが大好きだ!
    ああ、おまえらと会えなくなるのは寂しいなぁ、それにやっぱり、いざ死ぬかもって思ったら、流石にちょっと怖いよ。
    もし宇宙船が落ちておれが死んじゃったら……その時はおまえらの仲間にしてくれたら嬉しいな。覚えているかはわかんないけど!
    出会いがあれば別れもある!それの繰り返しだ、だから悲しむな。おまえたちがおれや、おれの音楽を覚えていてくれたら、おれはずっと生き続けるから』

    レオをオニヨンに運ぼうと言い出したのは誰だったか。セナピクミンが放心している間に、誰かが宇宙船内に入ってこの映像を見たのだろうか。
    別にどうでもいいことだけれど、レオの遺言は偶然にしろ叶っていた。
    あの日のことはよく覚えている。宇宙人の言葉の全ては難しくて理解できなかったけれど、いつもより神妙な顔で別れの言葉を口にして、レオは宇宙へ飛び立った。なんとなく、不思議な空気に誰もその場から動かず宇宙船の行方を見守った。そしてそのまま、セナピクミンたちの目の前で宇宙船は真っ逆さまに落ちたのだ。

    スクリーンの中で笑うレオに擦り寄るセナピクミン
    レオピクミンはぼんやりと何か思い出しかけるけど、記憶は戻らない。
    うっちゅ〜、とレオがピースをして首を傾げる仕草だけが妙に気に入った

    外に出て、高い入口から飛び降りようとした瞬間、強い風が吹いた
    セナの持っていた笛が飛ばされ、レオがそれにしがみついて一緒に飛んでく

    ピピーーーーーッ!

    強い風が、笛の音を鳴らした
    目を見開くナイツピクミン
    笛の音を聞いて集まってくる他のピクミンたち
    笛を持ってるレオを揉みくちゃにする
    レオのことを忘れたわけではないのだ
    レオピクミンはそれを覚えていなくても、レオピクミンはレオの遺した大切な子

    うっちゅ〜!
    レオピクミンは改めてピクミンたちに宇宙の挨拶をした
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    花子。

    PROGRESSジュンブラ 個人誌の人魚パロひよジュン小説です!
    網にかかって水揚げされちゃった人魚のジュンくんが苦労しながら陸のカフェでバイトする話。おひいさんはお客さん。
    この話だけちょっとキナ臭いんですけど、あとはほのぼのゆるゆるうっすらラブコメになると思います。
    ようこそマーメイドカフェテリア(仮)◆採れたて新鮮海藻サラダ

    「しゃーせー……ランチどーっすか」
    「ごめんね、悪いけど間に合って……、えっ?」
    レンガ敷きの街中を軽やかな足取りで散歩していた日和は、突如かけられた声の方へチラリと目を向けて、そして思わず足を止めた。
    日和はこの街を治める一族の子息だ、毎日なにかと多忙なのである。つまらない事に時間を使うつもりは無いし、ランチならこの後お気に入りのカフェでとる予定を立てているので、ただの客引きであったなら軽くあしらって通り過ぎるつもりだったのに。そこにいたのは『ただの』客引きではなかった。
    庭のある煉瓦造りの小さな一軒家を改築して造られたカフェテリア、それをぐるりと囲むレッドロビンの生垣の途切れた入口に、それはそれは大きな木製のワイン樽がある。人間一人がスッポリと入る程のサイズ感、実際、声の主であろう濃紺の髪色をした青年の何もまとっていない上半身が覗いている。それから……日の光を受けてキラキラと鱗が煌めく魚の尾びれも。
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