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    mitumints

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    めんどくさい彼女ムーブしてる時、最高に可愛い。

    塩対応する玲音かくの楽しかった。

    #腐でぃば
    #翔玲

    (未完)翔玲「バニーボーイ喫茶でイメクラごっこするやつ」「翔ちゃん、疲れた〜。
     休憩はいろ?朝からずっと働いてんじゃん」
     キッチンで必死に料理をつくる翔平に玲音は後ろから抱きつき、全体重をのせ嘆いた。
     言葉の通り疲労が馴染んでいる。
    「あ?邪魔。
     こっちもクソ忙しいの、見りゃわかんだろ」
     翔平は肘で牽制したが、玲音は剥がれることなくくっついている。
     普段通りの制服姿の翔平に対して、玲音は頭の上にうさぎの耳のカチューシャをつけ、白いシャツに黒い蝶ネクタイ、その上に黒いベストを着ていた。
     後ろだけが燕尾服のように裾が長い。
     それに細身の黒のパンツと合わせていた。
     俗に言うバニーボーイの格好だ。
    「だいたいなぁ……誰のせいでこんな忙しいと思ってんだよ!」
     翔平は玲音を膝で払うと次の皿に取り掛かり始めた。
     本人の言葉通り相当忙しいようで、話をしつつもオーダーの紙がひっきりなしに入ってくる。
    「う〜ん、オレのせい?」
    「そうだよッ!!
     早くこの皿持って言って、例の媚びまくったセリフ言ってこいよ」
     翔平は綺麗に卵で巻かれたオムライスを玲音に手渡すとそう言った。
    「……はぁ……もう飽きたぁ」

     寮ごとに行われる学祭の出し物を決める際、ヴァガストロムの出し物は玲音の発案によりバニー喫茶になった。
     亜蘭が裏を読むことに疎いことを良いことに、玲音と翔平にとって都合の良いシステムを構築した。
     飲食の提供は翔平が主軸となって行い、キッチンカーの宣伝と新規顧客の開拓。
     バニー喫茶というキャッチーなコンセプトから、普段キッチンカーにこない客層の取り込みにも成功した。
     さらに、飲食費以外のサービス料やチップはホールスタッフの懐に入るように設計され、指名料も当然取る。
     一度席についたら、できる限りサービスを買わせ、単価自体は安いのだが集客数と回転率、単価率を極限まであげることで、結果的に玲音の懐はかなり温まることとなった。
     最初こそほくそ笑んでいたのだが……予想を上回る形で当たり、2日目にして疲労はピークに達していた。
     半端に凝ってしまったメニューは翔平以外に正しく再現することができず、玲音の指名が後を経たない。
     金と引き換えに完全に自由を奪われていた。

    「翔ちゃん、もうお金は稼いだしサボろうよ。
     後のことは適当に誰かにやってもらってさぁ……」
     玲音は翔平の背中に額をあずけると疲労から駄々をこねた。
    「んなわけにはいかねぇだろ。
     俺の店の常連も来てるし……せっかく足運んでもらって下手なもの食わせれねぇ……新規だった次に繋がるかもしんねぇし」
     くっついてる玲音を跳ね除ける暇もなく翔平は腕を動かしている。
    「別にオレ、翔ちゃんのキッチンカーとかどうでもいいし?
     あれのせいで遊ぶ時間も減ってるし、もう畳めばよくない?」
    「あ〝ッ?」
     メンチを切る翔平に玲音は舌を出すと、背中から離れた。
    「翔ちゃんがその気ならさぁ、オレにも考えがあるから」
     なんとなく嫌な予感がし、翔平は玲音に向き直った。
    「より効率よく稼ぐ方向に変える。
     翔ちゃんはそこから、オレが客といちゃつくの見てなよ」
    「はぁあ?!なんでそんな話になんだよッ!」
     キレ気味に返す翔平に玲音は煽るように舌を出す。
    「嫌ならオレと今すぐサボるってことで。
     もうオレはどっちでもいいけどね……コレにはなるし?」
     指先で金のマークをつくると、先ほど手渡されたオムライスの皿を持ち、ホールへと戻っていった。

    -----

    「オタクくん、おまたせ。
     っていうかさ、腹大丈夫?
     昨日今日でどんだけ腹に入るわけ?」
     玲音は皿を机の上にサーブすると座る男を見下げた。
     冴えない風貌の男なのだが、金払いは良い。
     この2日間で指名とオプションを連発しており、いまも単独指名の高額オプションを選択したうえで『萌えピョンオムライス』4500円を注文している。
     単独指名中は仕切りがつけられた半個室のような空間で接客することになるのだが、この空間がいまの玲音には都合が良かった。
    (……腹いせに有り金全部吐かせてやる)
     玲音は片手にケチャップを持つと、男に向き直った。
    「で、ご主人サマ♡
     なんて書く?」
    「LOVEって書いて!LOVEって書いて!」
    「りょうか〜い」
     玲音はケチャップをオムライスに対して垂直に持つと力任せに噴射した。
     黄色い卵の上に赤いケチャップが飛び散る。
    「絵心なくてごめんねぇ♡
     召し上がれ」
    「う、うん……あっ、チェキ!チェキ!チェキとろ?チェキ!」
     一瞬項垂れた男は、オプション内容を思い出し嬉々として連呼した。
    「鳴くな、新種の珍獣かよ。
     ……はぁ…マジでこの汚ねぇツラと顔寄せなきゃいけないわけ?
     オムライスとオレでいい?はい、撮って♡
     シャッター押させてあげる♡」
    「う、うん……」
     
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