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    uuuuuuuuuna9

    @uuuuuuuuuna9

    深リョ
    沢リョ
    三リョ
    入り乱れ

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💗 👊 😍 😭
    POIPOI 10

    uuuuuuuuuna9

    MOURNING沢リョだけど、三⇆リョ前提の話
    書きたいとこだけ書いたので供養します🙏
    好きな人 桜の開花がはじまる季節。暖かくなりだした外の空気はとても気持ちいい。窓を少し開けて、空気を入れ替えていると玄関の開く音と、続いてパタパタと足音がして此方に近づいくる。扉を開けてすぐ様飛びついてくる沢北に苦笑いを浮かべた。

    「あ────、一週間ぶりのリョータだぁ」
    「そんな経ってないだろ?よしよし、ただいま」
    「...戻ってこないかと、思った」
    「んなワケねーだろ」

    久々に、といっても精々5日くらいのはずなのだけど。沢北にはとても長く感じられたようだった。実家に帰らせていただきます、て伝えた時の沢北の絶望的な表情は忘れる事ないと思う。実家に帰ったのは、母や妹に沢北との事を伝えるためだ。沢北と俺は、結婚を決めた。勿論今の日本では叶わない事なので、お互いの家族に承諾を得て海外へと移住する事にしたのだ。話し合いは直ぐに終わったけれど、話しを聞いて駆けつけてきた馴染みの友人達と暫しの別れとばかり数日間過ごした。ずっと学生の頃共に過ごしていたヤスは、信じられないくらい泣き崩れてしまい一緒に居た花道と流川が面倒を見てくれていた。一生の別れでは無い、て伝えても直ぐに会えない距離に涙が止まらなかったらしい。花道も「小坊主にリョーちんをやるのは納得いかねーけど。リョーちんがシアワセなら、それでいい」と笑顔を見せてくれた。隣りに居た流川も軽く頷きながら、コイツと同じッスと花道を指差す。二人もシアワセになれよ、といって別れたのがつい二日前。その後は、伝えるか悩んだ三井サンと会う事にした。「俺、結婚します。...沢北と」淡々とはなす俺を真っ直ぐに見つめ、「そうか」と呟いた三井サンの表情は、夕刻だったのもあり綺麗に見えない。風が二人の間を通り抜けそのまま消える。
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