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    謎のイデアであの人とあの人が入れ替わっちゃった話。出だしのみ。

    謎のイデアで入れ替わっちゃったお話ヒュトロダエウスは己の命の危機に直面していた。
    理由は明白。
    自身の仕事場である創造物管理局の局長室にいる2人の人物がその原因だ。

    「お前なら『視て』分かるだろう、ヒュトロダエウス」

    とソファに座り両手を膝の上で組み、不機嫌を隠そうともしない表情でこちらを見上げる『アゼム』と。

    「なあ、すごいだろうヒュトロダエウス! ほらほら!」

    満面の笑顔で自分に向かって全力アピールをしてくる『エメトセルク』。

    「……もう無理……っ」

    ヒュトロダエウスはその絵面を見てもう耐えられずに笑い出した。このままの状況が続けば笑い死にそうだ。確実にこれは己の命の危機だ。

    「笑いごとじゃない! お前、何か把握しているだろう!」

    声を荒げてこちらをにらみ上げてくる『アゼム(中身エメトセルク)』だが、ヒュトロダエウスは笑いが止まらず返事ができない。一方、

    「えー、俺は面白いと思うんだけどなぁこういうの。今なら俺、めちゃくちゃ魔法使えるのかなぁ」

    興味津々で自分の両手を見つめる『エメトセルク(中身アゼム)』を、『アゼム(中身エメトセルク)』は𠮟りつける。

    「アゼムお前、何がどうなっているのか分からないうちに、勝手なことをするな!」

    しかし叱られてもどこ吹く風の『エメトセルク(中身アゼム)』である。自分の身体を動かしながら状況を把握している。

    「うーん。肩痛いし、腰も痛いし……。エメトセルク、お前仕事しすぎなんじゃないの?」
    「お・ま・え・が! 仕事をサボっていたから私のところにお前の分の書類が回って来たんだろうが!」

    『エメトセルク』に説教をする『アゼム』という、世にも珍しい様を見て、ヒュトロダエウスは呼吸を整えながら話しかけた。

    「はー……死ぬかと思った……。で、一体どんな面白いことがあったの?」
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    kk27581232_k

    DONE穏やかな攻めと男前受けガチャというマキリオにぴったりなお題からいただきました。6.1復興中あたりで、お付き合い始めたころ時間軸で。

    『体を繋げる関係になったというのになかなか自分に手を出してこないマキシマ。痺れを切らしたリオルは自分から押し倒して腰に跨るも、「そんなことをされると抑えが効かなくなります」と赤い顔で呟かれ思わず可愛すぎる…と頭を抱えるリオル』
    無題(穏やかな攻めと男前受けガチャより) お互いに想いを伝えて、毎日ずっと一緒にいられる訳ではないが、自然とどちらかの家で一緒に過ごすようにもなり、身体を繋げる関係にもなったというのに。リオルは最近の出来事を思い返し、小さくため息を吐いた。脳裏に想うのは正真正銘、恋人であるマキシマの最近の言動だ。いわゆる夜の雰囲気になりそうになると、何気ない言葉や態度でそれを遮られる。しかも何度も。要するに最初の夜以降、全くのご無沙汰なのである。

    (なんだ一体……ワザとか?)

     最初は偶然かと思ったが、こうも続くと偶然とは思えない。確実にマキシマは狙ってそういう行動をとっている。リオルは原因を探ろうとするが、考えられる理由は1つしかない。

    (ヤってみて、嫌だったってことだよな)
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    DONEマキリオ。時間軸としては6.0終わった後くらいのガレマルド復興地。仕事が終わらず家に持ち帰ってきたマキシマさんにリオルは…みたいなお話。各自で自分の部屋は貰ってて、主にリオルがマキシマさんところに通っている体で。切りよく落ちたのでここまでで。
    無題(マキリオ) どうしても明日までに処理しなければならない案件があり、マキシマは帰宅して食事をとった後も自分の部屋に籠って仕事を続けていた。
     いつもだったら夕食の準備も片付けも自身で行うのだが、今日はたまたまリオルが夕食の準備をしていてくれて、事情を知った彼が片付けも請け負ってくれた。
     マキシマはリオルに申し訳ないという気持ちもあったが、それ以上に感謝の気持ちを持って、とにかく仕事を早く済まそうと書類に目を通して処理を進める。が、進めるにつれて思った以上に時間がかかりそうだとマキシマは悟った。日が変わるまでには終えたいところだが……。

    「よお、どうだ? 調子は」

     軽いノックの後、リオルがコップを2つ手に持って部屋に入ってきた。マキシマは苦笑を浮かべる。それだけで厄介な案件であることがリオルには伝わったようで、持っていたコップのうち1つをマキシマ座っている仕事机の上に置いた。
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    DONEマキリオ。時期的には6.0クリア後くらい(特に決めてないです)。ガレマルド復興の地にて。ナチュラルに同棲してるっぽいですが単純に酒盛り&ゴニョゴニョした翌朝の一コマ。

    お題こちら。「受けが紋々するガチャ」から。
    『具合が悪いのを隠そうとしたリオルだが、マキシマには一発で見抜かれた。バツが悪いけど嬉しくて、マキシマの小言はあまり耳に入ってこない』
    無題(受けが紋々するガチャより)「あー……っ、痛ぇ」

     目覚めて身体を起こした瞬間、覚えのある痛みをリオルは感じた。そのままもう一度ベッドに沈み込み、痛みをちょっとでも抑えるようにこめかみを抑える。
     これは完全な二日酔いだ。昨夜そんなに飲んだだろうか。いや、昔はあれくらい普通に飲んでも翌日に残ることなどありはしなかったのだが……年は取りたくないものだ。

    「今日は休みだってのに……あーーー」

     それもアイツと示し合わせて休みにした手前、調子が悪いからなどど言って一日を寝て過ごすのも憚られる。同じ家にいるにしても、もうちょっと有意義に過ごしたいと思う。

    (ま、これくらいは何とでも誤魔化せばいいか)

     痛みを堪えて、リオルは今度こそ起きるべくベッドから身体を起こす。少しでも負担がないようにゆっくりと。その時、すでに起床していたマキシマが部屋に入ってきた。
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