私は貴方だけ俺を助けてくれ
まだ君主になるまえの彼の本音
それを聞いた時からずっと奥底の…見せられない部分であぁ、彼には私しかいないのだと勝手に歓喜し君主の為にと仕えていた
1番最初に仕えた幹部級の為か、共に戦場を駆け背中を守り、常に側にいるのが当たり前だった
それなのに10.20と影の数が増え幹部級が私だけでなく1人また1人と増えていくと君主が私に頼る頻度が減った
君主から別の部隊を任され指揮し動く事が増えたからだ
君主と共に駆ける元人が…背に乗せ滑空する竜が…誰よりも先陣をきって駆ける蟻が…同じ兵士だとしても憎くて仕方なかった
物理的な距離があり、活躍も忠誠を示そうにも、首を差し出すのも禁止されており、君主に近寄る機会が全くない
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