ファイル1,塩谷博士の異常性彼は片時も飴を手放さない
作業してるとき以外は棒キャンディーを舐めている
理由
彼は大切な人を12年前に亡くしており、彼女の後を追うため自作の毒入りの飴を作って摂取しているとの回答。納得がいかず作ってるところを見せてもらった。にわかに信じがたかった。
蛙を生きたまま腹を割き内蔵を抉り取っていた。彼曰く内蔵がはいったまま飴にしたとき美味しくなかったとのこと。皮を剥ぎ、骨をとり、肉と血だらけの蛙だったものをミキサーにかけドロドロにしたあと、飴を作る工程に入っていた。特筆するような作り方や加工はしてなかったため省く。
彼の作る飴ははっきり言って飴ではない。飴の形をした毒物であり、それを分かっていて人にすすめている神経もわからない。助手としてなんとかしていきたい所存ではあるが、荷が重い。レベルの高い職員が務めるべき役割だと思う。任命された手前努力します。
彼の見た目について
年相応の見た目ではなく、幼すぎる。10代、またはそれ以外にしか見えない。本人はとくに気にしていない様子だが他の職員は彼のことを子供だとからかっている。馬鹿だと思う。財団で16年も生き延びている方なのに。失礼しました。報告を続けます。先程話したとおり彼には大切な人がいました。死因はサイト内でのオブジェクトが脱走した際に起きた事故に巻き込まれてしまい、四肢欠損による失血です。その事故が起きていたとき塩谷博士は現地調査に赴いてました。サイトに戻り、訃報を聞き取り乱しあとを追おうとODをしたそうです。なんの薬かなんて気にしている余裕もなく、手当たり次第に飲んでいたようです。その結果あの姿になったそうです。詳しい原因と摂取した薬剤については調査中です。分かり次第報告します。
今回塩谷博士について分かったことは以上です。