【甘いキスの日】ヒュンポプ「なー、ヒュンケル」
「なんだ?」
振り返ったヒュンケルの傍に近づき、そっと唇を押し当てる。
すると、ポカン、とした表情でこちらを見ているヒュンケルに、ぶは!と笑って、ぱ、と離れた。
「ポップからしてくれるなんて珍しいな」
「今日だけ、だかんな?」
首を傾げて見上げると、不満そうな顔のヒュンケルが、腰を抱き寄せてきて膝に座らされる。
近い距離に恥ずかしくてぐいぐいと押し返すけど、力は強くて離れられない。
「もっとしてくれ」
「やーだね」
気づいてないのか、未だに不満そうな顔をしている。
それが、なんだか可愛くて、仕方ない。
ぎゅ、思わず抱きつくと、回された腕に抱きしめられて、ぐい、と顔を手で覆われて、唇に温もり。
「ん…」
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