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    reiandritsu315

    あんスタの腐イラスト、小説置き場
    絵柄安定しないマン
    ほぼ零凛
    時々他カプ

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    reiandritsu315

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    短文
    R15くらいです。

    #零凛
    drippingWithCold

    鈍痛「あれ、零くん首元どうしたの?」
    明るい髪色の相棒が、自分の首の付け根を指さして言う。それがワイシャツの襟からはみ出ているのに気付いた零は、慌てて襟元を隠した。
    「猫にでも引っ掻かれた?」
    「まぁ……そんなとこかの」
    仰々しいくらいに貼られたガーゼ。目を凝らすとほんのり朱が見える。
    「痛そう」
    顔を顰める相棒を横目に、零はどうしたものかと首を傾げた。


    それが付けられたのは昨夜のことだった。情事中、抱きしめていた愛し子がガブリと首筋に喰らいついた。突き刺さる牙の鋭い痛みに、思わず顔を歪めると、その子は顔色を一瞬で青くして、すぐさま口を離した。
    「ご、ごめんっ…」
    「大丈夫……」
    自分の血の匂いが鼻をつく。思わずえづきそうになるが、何とかこらえて、よしよしと頭を撫でた。
    「ごめんなさい…」
    「なに、気負うことはない。いいんじゃよ」
    ぺろぺろと傷口を舐める顔がどこか寂しそうだった。




    「……にしても、いつもはせぬのに、一体どうしたんじゃ」
    行為を終え、シャワーを浴びて2人でベッドに横になりながら聞く。柔らかな髪を梳く度、ふんわりと揃いのシャンプーの匂いが香った。
    「……さっきの?」
    無意識に自分の真似をしてくれているのか、凛月が零の襟足をくるくると指先で弄ぶ。大きな赤い瞳が上目遣いをする。
    「でも、失敗しちゃったし…」
    「しっぱい?」
    つん、と唇を尖らせる姿が愛らしい。
    「兄者…いつも俺にこれ、してくれるでしょ?」
    ほっそりとした指先が髪を離れ、自身の鎖骨の、紅く染まった印を、撫でる。
    シャツを着たら隠れるか隠れないかの、印されたスリル。
    「ああ」
    再び離れた指が、今度は噛まれた零の首筋を撫でる。
    ずきり、鈍く痛みが走った。


















    「……俺もね、兄者に付けたかったの」













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