魏嬰誕生日&Happy Halloween「藍湛、藍湛!!とりっくぉあとりぃーとってな!!!」
「お菓子じゃなくて天子笑くれなきゃ、悪戯するぞ!!」
「魏嬰…君、血が出てる…」
「おい、藍湛顔を青くするな、これは血糊に使った西洋の酒だ!!」
「酒の名は確か葡萄酒っていう果実酒らしいんだ」
「そして、俺のこの格好は、西洋の妖魔吸血鬼だ!!」
「どうだ??怖いだろ!!藍湛!!」
「うん」
「なんだよ藍二哥哥、怖がってないじゃないか」
「「含光君失礼します」」
「うぇ、魏先輩ソレ…」
「魏先輩…血が、血がでてます」
「羨哥哥死なないで…」
「おいおい思追、これは血糊だ、妖魔に仮装してるだけだから泣くなよ」
「全くお前たち親子は反応も一緒だな」
「魏先輩が悪ふざけするからですよ、まったくなんでそんな格好を?」
「おっ、いい質問だな、景儀」
「どうやら西洋では今日は、妖魔鬼怪の格好をするんだそして、お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!!って言ってお菓子を強請る日らしいぞ」
「はろういんって言うらしいな」
「魏先輩はまたそんなへんな風習をこの姑蘇に持ち込もうとしたんですか」
「別にいいだろ景儀」
「でもその様子だと含光君も思追もびっくりし過ぎたんですよね?悪ふざけすぎますよ」
「景儀、もういいよ、私がよく確認しないで驚いちゃっただけだし」
「それよりも含光君準備できましたよ」
「うん、いこう魏嬰」
「ほら、魏先輩これで目隠ししてください」
「私に捕まって魏嬰」
「おーい藍湛どこ行くんだ?」
「もう少し待って」
「着いた」
「魏嬰もう目を開けていい」
「「「魏(叔父上)先輩誕生日おめでとうございます」」
「は?え??金凌まで居るのか??それに江澄も…なんで」
「ふん、お前は馬鹿なのか?誕生日おめでとうと祝われただろ」
「俺の…誕生日?」
「おい、魏無羨!ちゃんと魏叔父上と呼んで祝ったんだから喜べよな」
「金凌…」
「魏嬰、みんなが君を祝ってるんだ」
「藍湛、そっか、そうなのか…俺今日が誕生日なのか、すっかり忘れてたよ」
「うわっ、今度は魏嬰先輩が泣いてるのかよ」
「仕方ないだろ景儀、嬉しいんだから」
「魏…公子…おめでとうございます」
「あ、温かいうちにど、どうぞ」
「これ師姉の蓮根排骨湯?」
「そ、そうです藍の二の若様が、作って下さいました」
「そっか温寧もありがとな」
「おい、魏無羨!仕方なく姉さんのスープのレシピをアイツに教えてやったんだからなありがたく飲むがいい」
「江澄、藍湛2人ともありがとう」
「また師姉さんのスープが飲めるなんて、ハハ嬉しすぎるよ」
「魏嬰、あらためて誕生日おめでとう
君がこの世に生を受けて私と出逢ってくれてありがとう。私に光を見せてくれてありがとう魏嬰。魏嬰私は君を愛してる」
「藍湛、藍哥哥ちゃん俺もお前と出逢えて良かったよ、今日もこれからも宜しくな藍湛」
「おい、そこで接吻するな」
「ハハッ」
「別にいいだろ江澄、俺達は夫夫なんだ!お前もいい伴侶見つけろよ」
「お前一応、江氏の大師兄だったんだぞ!この恥知らずが」
ーENDー