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    くもり

    @overcast_TOA

    当アカウント発信内容のおよそ八割は幻覚(フィクション)です。残りの二割は幻覚の煮凝り。

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    副題:連ツイをしたが可読性が死んだのでまとめた

    #フェルテレ
    ferterae
    ##ガロクイ

    ガロクイの話 皆様ご存知ご覧の通りクイは全人類(動物)皆玩具精神のワールドイズマイン世界で一番おひめさまの精神性をお持ちの引くほど肝の太い女なんですけど、当然のように最初はザロくんもおもちゃのうちのひとつだったんですよ。
     ちなみにこれについてはサクから二桁回数コラッってされました(余談)

     各方面には毎度ご迷惑をおかけしておりますがサクがその分苦労しているので大目に見て頂きまして、クイにとっては一番愉快なおもちゃなんですよ。つつけばつつくほど良い反応をするたのしいおもちゃ。サクからはめいっぱい叱られるけど程よく無茶振りも悪戯も引っかかってくれて遊びやすい相手が彼。
     お友達になってからはクイからも夜が来る度に顔を出すようになるんですけど、たまたま暇潰しに唄ったうたをガロくんが気に入ったようだったから人からのアンコールで唄うのは好きでもないくせに唄うようになるし、後ろをついてまわる無自覚の悪癖も彼には出すようになるんですよ。ここまで前書き!

     でここから本題なんですけどその前に話しとく事があって、というか話してなかったので今話すんですけどクイって喜怒哀楽の喜楽以外については基本ノータッチなんですよ。んで好意に対して無自覚なのはサクと揃いなんですけどお気に入りという概念はあるんですよ。花笑みの会とかフィロメラちゃんとか。
     そのお気に入りのひとびとの中でも一等気に入りだったのがガロくんで、私が毎回毎回何このクソ女って言ってる原因がこの時点では恋愛感情がミリも存在してない事だよ。博愛入ってるサクでももっとマシな挙動するぞ知らんけど。だって今恋仲居ないし……でもサクの方が多分恋愛関係の挙動はマシだよ多分。

     そも特に気に入った相手じゃないと後ろは歩かないし遊びたいからって気も惹かないし、ほぼ毎日遊びに行ったりしないしニコニコ黙って話しかけられるの待ったりしないし探してくれるからってかくれんぼもしない、なんでってこいつが秋の空どころか山の天気さえもドン引きのハイパー気分屋だからだよ。

     ここから私の偏見と幻覚が混ざって来るので注意書きしときます、しました。
    ガロクイ、恐らくたぶんガロくんが先に恋を自覚するんですよ。クイは人付き合いにおける感情の機微に無頓着なので他のお友達とさして変わりないという認識をしているが実際は微妙に違うのでクイの認識は別に正確ではない。

     曇の中のガロくん像を出力する為に幻覚の話から先にするんですけどガロくんは人を良く見てるタイプのコミュ障だと思うんですよ。相手に自分がどう見えてるかを良く理解して正確に捉える事が出来る。悪意というものがどれだけ鋭利で、好意というものがどれだけやさしいかを知っている。
     自分から近付かない選択肢が取れる時点で十分優しいんですよ。勝手に怖がられて自棄になっちゃってもよかったんですからね、根がとっても善人。えらくていいこ。そんな子が親友を得るに至ったのはたいへん尊いですね。話が気軽にそれるけどゆるしてくれ。とにかく彼は彼本人が思ってる以上に優しい。

     優しいしどちらかと言えば感情の機微に敏感そうなんですよね。自分が相手に持ってる感情もそうだし、相手が自分に持ってる感情にもかなり肌感覚としては敏感な方だと曇は思ってるんですが曇の幻覚の可能性が十割なので一応話半分で聞いてください。素直じゃないムーブを取るのは怖いからだと思う。
     素直に受け取るのが怖いからわざとツンデレ言動してるんじゃないかなって曇が思ってるっていう話です。んでこの話なんでしたかって言えばガロくんが片想い時期にクイから一旦離れるんですよね。まあクイは仮にも被食者ですからね、ガロくんより小さくて細くて弱いいのちなので。

     自分の恋心に自覚的で、心根が善人で優しいならまず自分の感情が向いている相手の事を考えるし、ガロくんはまずクイの事を第一に考えてくれたんですよね、優しいね。クイはそんな事一切考えてないんですけど……この時点では……この時点ではなので後々はどうにかこうにかなります。なるよ。
     クイはクイでいつも遊びに来てくれるのに全然来てくれなくて、幾夜待っても来なくて、姿が見えない事に対して普段見ないようにしている自分の感情の輪郭がありありと分かってしまうのが嫌で月が見えるはずの窓の前でガロくんが気に入ってるうたを唄うんですよ。名前のない感情に名前を付けないまま……
     まあ普段感情見ないようにしてるし自分の感情の機微にさえ無頓着(で居るようにしているから気分が人一倍良く変わる)だから寂しいって感情を言語化したくないし、言語化しないから唄うトーンが日を追う毎に囀りに近くなっていってることにも気付かない。でも後々でサクから指摘はされる。
     で、クイはガロくんの目の事を月のようだと思ってるんですけど、月を相手にガロくんを待つためにガロくんの為に囀るように唄うのはもう答え合わせ終わってるようなもんなんですよ、お互いの答え合わせはまだだけど……クイ側は完全に無自覚に好きになって無自覚に進行していく恋です。自覚をしてくれ。

     ちょっとだけ話を戻してガロくんの幻覚共有させてほしいんですが、ガロくんがクイを意識したきっかけって初めてうたってみせた時だと思うんですよね、唄ってる時だけ普段とまるっきり雰囲気が違うので親友とは違う意味で距離感の近い女の子の誰も知らないような顔を知れたような気がしたのかなあって……
     その内にもっと知りたいとか自分だけに見せて欲しいとか思う事がすこしずつ増えていって、執着だとか独占欲だとかの名前は今分からなくても、それを正しく恋だと形容できなくても、クイに確かに抱いたその感情が確かに特別なものだとはきちんと認識して大切に抱えてくれたんだと、思うんですよ……

     ここから続きの話はいま執筆中のテキストに含まれるので全ては執筆担当の私に任せるんですが、クイ自身はガロくんの事ちゃんと好きだし、ガロくんが自分を特別好きなのも嬉しい事だと正しく認識しているし、でも感情に名前を付ける事がまだ出来ていないので何も変わらないだけです。
     いずれ追々ガロくんはしっかり目を見て話せるようになるそうなのでその頃にはクイも恋を自覚して認めて自分の感情もきちんと言語化できるようになってるといいね。なるんだよ。それはそれとして本当に恥ずかしい時は迂遠な言い回しををわざとしそうで嫌だな……誤魔化しが上手いのはデフォルトだし……
     あとガロくんは素直に前を直視できないそうなんですけど、クイは前を見るしかなくて前だけ見て歩くタイプの女なんですよね。そうでもないとどうにもならなかったとも言うけど。

     後ろ向いたら何かに捕まりそうという感覚が常にあるけど、これはサクと二人だけの秘密なのでたぶん言わない。
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