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    Lei

    @PkjLei

    妄想や幻覚を捏造たっぷりで書いてます

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    Lei

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    オフラインコラボの手の大きさの違いに萌え散らかした結果の産物。短い。
    👹🦊は実在していた・・・・

    彩り「ヴォックスってさ、意外と俺の手のこと好きだよね?」
    ディナーを終えて、まったりとした団欒の時間。ヴォックスはいそいそと俺のネイルケアにいそしんでいた。除光液を使い綺麗にネイルが落とされた俺の手。やすりを使って整えられた爪に、オイルを使って甘皮のケアまでされている。今はハンドマッサージの時間。指の長さで言えば俺の方が長いけど、手全体で言えばヴォックスの方が大きい。男らしい無骨な手から施されるマッサージは、存外優しく心地よい。ソファに身を投げ出しながら眠りにつきそうになってしまうほどだ。彼が好んで使うハンドクリームのしつこくはないが、甘く優しい匂いも眠りを誘う要因の1つだろう。マッサージが終われば、恐らく俺が塗るよりもとても綺麗に黒のネイルポリッシュが俺の爪に彩られる。週に1回のこの時間を、俺は気に入っていて寝てしまうのをもったいなく感じる。
    「どうしてそう思った?」
    「だって、自分のを塗る時より丁寧にやってくれるじゃん?」
    「ああ確かにな」
    一度ヴォックスが自分の指を彩っているのを見たことがある。必要最低限のケアはしていたが、ここまで丁寧にはやっていなかったように見える。もったいないなとは思った。ヴォックスの男らしい手、俺は好きなのに。かと言って自分がヴォックスがしてくれるように、彼にケアをしてあげることは難しいのだが。そう思うとヴォックスの手は魔法のようだ。彼の手から作り出される料理は大変美味だし、彼に頭を撫でられれば疲れが驚くほど取れたような気がする。外出中にたまに手を結べば、嬉しさで口角が上がるのを抑えられない。
    「俺はヴォックスの手好きだから、ちゃんとやってよ」
    「おや、嬉しいことを言ってくれるじゃないか」
    ハンドマッサージを終えて、少し休憩の時間。俺の隣に移ったヴォックスが、俺の手を取り所謂“恋人繋ぎ”をする。
    「1つ言うが、俺がミスタの手のケアをするのはミスタの“手”が好きだからじゃないぞ」
    「・・・?どういうことさ」
    俺の疑問に呆れたような顔をするヴォックス。だってそうだろ?俺の手が好きだから、こうも甲斐甲斐しく世話をしてくれてると思ったのに。俺が全く発言の意図を理解していないのが分かったのか、ヴォックスは俺の耳元に唇を寄せ囁いた。
    「俺は“お前”自身が好きなのさ。好きなやつに尽くしたいのは、おかしくないだろう?」
    とろけるような低音から繰り出された言葉に、俺は顔を真っ赤にさせる。
    「何!恥ずかしいことを!ためらいもなく言ってるんだよ!」
    恥ずかしさを怒りに変え、近くにあったクッションをヴォックスの顔に押し付ける。そんな俺の様子に笑いが込み上げてきたのか、ヴォックスは肩を揺らしながら俺の手をとりひざまずく。
    「ご機嫌斜めのところ申し訳ありませんが、その麗しき爪に彩りを加えるのを許していただけますか、ハニー?」
    ああ、この男はなんてキザで、俺の心をときめかせるのが上手いのだろう。でもそれを口に出すのは癪で、俺は顔を背けてこういった!
    「お好きにどうぞ、ダーリン!」
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    Replies from the creator

    Lei

    DOODLE🦊の方が一枚上手な🦁🦊
    傾国ミスタ・リアスという男は自己評価が低い。様々な才能に溢れているのに、仲間たちやリスナーからの褒め言葉をちっとも受け取ろうとしないそんな男だ。しかし厄介なことにミスタは、ミスタ・リアスという外見が性的な意味で惹きつけるということだけは理解しているのであった。
    天使の輪が光つややかなミルクティーブロンドの髪に、白く真珠のように透き通った肌、空をそのまま落とし込んだような瞳、つんとした綺麗な形の唇は艶々と魅惑的である。彼はこの外見が人々を魅了することは理解している。それを活用することが特にうまい。それが本当に厄介なのだ。今自分が置かれている状況がいい例だ。
    「ねぇ、ルカ?俺と良いことしようよ」
    どこでミスタのスイッチが入ったのかは分からないが、今自分はミスタに誘惑されていた。ツーっとミスタの細く長い指が怪しく俺の太ももをなぞる。こそばゆい感触に背筋がぞくぞくするが、顔に出ないように必死に堪える。何をするんだと非難を込めて睨んでも、ミスタはただ微笑むだけだ。そして今の彼のほほえみはそれだけで、男をうんと頷かせてしまうくらいの力があった。だがしかし、ここで頷けばマフィアのボスとして、1人の男としての沽券に関わる。嫌だと首を振れば、駄々をこねる子供をなだめすかすような目で見られた。
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    Lei

    DOODLE🖊が死んだ後の👹の話(👹🖊)
    またいつか出会うまでアイクが死んでから何もする気が起きなかった。2人で暮らしていた家は、片づけもせずそのままの状態だった。アイクはいないのに、アイクのいた痕跡だけが残る家は寂しくて静かだった。そんな2人が暮らした家で、1人で何もせずに過ごす。リビングのソファーでただ座って1日過ごす。埃がつもりはじめているのは分かっていたけれど指一本動かす気にはなれなかった。このままではいけないことくらい、400年以上も生きた自分には分かっていた。しかし愛するものを失った衝撃は、自分を惰性でしか生きられなくした。

    そんな消えない喪失感を抱えたまま過ごしていたある日のこと、死んだはずのアイクから手紙が届いた。ピンポーンと呼び鈴が鳴り、アイク・イーヴランド様からのお手紙ですという配達員の声にソファから慌てて立ち上がった。そうやって受け取った封筒の中には綺麗だけど少し癖のあるアイクの字で“ちゃんとご飯を食べなさい”と書いてある一筆箋が入っていた。最初は意味が分からなかった。だけどアイクが言うならしょうがないなと思って、久しぶりに料理をした。食材を買いに、近くのスーパーに買い物に行った。そうして作ったのはアイクが好きだったハンバーガー。パンは出来合いの物だが、パティはちゃんと作った。アイクが死んでから、人外であることをいいことに食事を取っていなかった。久しぶりの食事は美味しかったが、それでも一緒に食べる相手がいないことに胸が痛んだ。
    1996

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