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    Lei

    @PkjLei

    妄想や幻覚を捏造たっぷりで書いてます

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    Lei

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    朝起きたら裸で同衾してた👹🦊の話

    秘め事ズキズキと痛む頭によって目を覚ました。目覚めとしては最悪で、二日酔い独特の気持ち悪さを感じる。オエっと吐きそうになりながらのろのろと体を起こす。見慣れない天井だったのでここはどこだろうと周りを見れば、そこは見知らぬホテルの一室であった。酔って暑くなって脱いだのか洋服が床に脱ぎ散らかしてある。パンツなんて裏返しになって丸まっている。酔ってホテルに入ったかぁと思って、とりあえず水でも飲もうかと思った時横からお寝息が聞こえてくるのに気が付いた。女でも買ってしまっただろうかと恐る恐る横を見た瞬間、時が止まった。なぜなら裸の自分の横で裸のヴォックスがスースーと寝息を立てていたのだ。
    「はぁ~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!????????」
    とんでもなく大きな声が出た。その自分の声で頭痛が更に酷くなったが、今はそれどころではない。とりあえずユサユサとヴォックスを揺すり起こす。
    「おい、ヴォックス、起きろって!」
    「んん、うるさいぞミスタ…」
    眠たげに目をこすりながら、2度寝につこうとするヴォックス。それは困るのだとぺちぺちと頬を叩いた。
    「ちょっと!起きてってば!」
    めいっぱい体を揺すれば流石に起きた。ベッドから体を起こしたヴォックスは、自分の状態と俺の状態、そして部屋の散乱具合を確認すると、とんでもなく真剣な顔でミスタに詰め寄った。
    「腰は大丈夫かい?残念ながら記憶はないんだが、ミスタは覚えているかい?」
    「なんで俺がbottomって決め付けてるわけ?俺が抱いたかもしれないだろ!腰は痛くないよ!」
    「お前が俺を抱けるわけがないだろう。そうか、腰は痛くないか…」
    ヴォックスが考え込んだせいで、シーンとした静寂が室内を満たす。一体全体昨日の夜に何があったというのだ。

    昨日はヴォックスと楽しくバーで飲んでいたはずだ。たわいもない日常の話から、配信での困ったことについてなど本当に色んなことを話したのを覚えている。そこまではいいんだ。健全だし、裸になるような事態になるなんて全く想像が出来ないから。問題はなぜバーからホテルに移動したのか、そして裸なのかということである。腰が痛いとかそういうことがあれば、逆に揺るぎない事実なので受け入れるしかない。しかし腰は痛くはないが両者揃って裸である場合、どうしたらいいのだろう。気まずい静寂だけがこの小さいホテルの一室に存在していた。
    「あ~、ミスタ。昨日と今日の事は忘れよう。何もなかった。いいね?」
    美人の真顔は怖いというのは本当らしい。まじまじとこちらを見つめるヴォックスの圧迫感に、俺は頷くしかなかった。この謎はもう墓まで持っていこう。そう決めた2人は黙って服を着て、ホテルを後にした。
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    Lei

    DOODLE🦊の方が一枚上手な🦁🦊
    傾国ミスタ・リアスという男は自己評価が低い。様々な才能に溢れているのに、仲間たちやリスナーからの褒め言葉をちっとも受け取ろうとしないそんな男だ。しかし厄介なことにミスタは、ミスタ・リアスという外見が性的な意味で惹きつけるということだけは理解しているのであった。
    天使の輪が光つややかなミルクティーブロンドの髪に、白く真珠のように透き通った肌、空をそのまま落とし込んだような瞳、つんとした綺麗な形の唇は艶々と魅惑的である。彼はこの外見が人々を魅了することは理解している。それを活用することが特にうまい。それが本当に厄介なのだ。今自分が置かれている状況がいい例だ。
    「ねぇ、ルカ?俺と良いことしようよ」
    どこでミスタのスイッチが入ったのかは分からないが、今自分はミスタに誘惑されていた。ツーっとミスタの細く長い指が怪しく俺の太ももをなぞる。こそばゆい感触に背筋がぞくぞくするが、顔に出ないように必死に堪える。何をするんだと非難を込めて睨んでも、ミスタはただ微笑むだけだ。そして今の彼のほほえみはそれだけで、男をうんと頷かせてしまうくらいの力があった。だがしかし、ここで頷けばマフィアのボスとして、1人の男としての沽券に関わる。嫌だと首を振れば、駄々をこねる子供をなだめすかすような目で見られた。
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    Lei

    DOODLE🖊が死んだ後の👹の話(👹🖊)
    またいつか出会うまでアイクが死んでから何もする気が起きなかった。2人で暮らしていた家は、片づけもせずそのままの状態だった。アイクはいないのに、アイクのいた痕跡だけが残る家は寂しくて静かだった。そんな2人が暮らした家で、1人で何もせずに過ごす。リビングのソファーでただ座って1日過ごす。埃がつもりはじめているのは分かっていたけれど指一本動かす気にはなれなかった。このままではいけないことくらい、400年以上も生きた自分には分かっていた。しかし愛するものを失った衝撃は、自分を惰性でしか生きられなくした。

    そんな消えない喪失感を抱えたまま過ごしていたある日のこと、死んだはずのアイクから手紙が届いた。ピンポーンと呼び鈴が鳴り、アイク・イーヴランド様からのお手紙ですという配達員の声にソファから慌てて立ち上がった。そうやって受け取った封筒の中には綺麗だけど少し癖のあるアイクの字で“ちゃんとご飯を食べなさい”と書いてある一筆箋が入っていた。最初は意味が分からなかった。だけどアイクが言うならしょうがないなと思って、久しぶりに料理をした。食材を買いに、近くのスーパーに買い物に行った。そうして作ったのはアイクが好きだったハンバーガー。パンは出来合いの物だが、パティはちゃんと作った。アイクが死んでから、人外であることをいいことに食事を取っていなかった。久しぶりの食事は美味しかったが、それでも一緒に食べる相手がいないことに胸が痛んだ。
    1996