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    Lei

    @PkjLei

    妄想や幻覚を捏造たっぷりで書いてます

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    Lei

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    朝起きたら体が縮んでしまっていた🦊の話
    (🦊愛され)

    ミスタ・リアスはとても困っていた。人生で1番と言っていいほどに困っていた。何故かというと、目が覚めたらなぜか体が縮んでしまっていたのだ。可愛らしいふくふくとした紅葉のような手に、驚いて叫んでしまった。慌ててこれまた短くなってしまった足を必死に動かして鏡の前に立てば、恐らく4歳くらいの男の子が立っていた。
    「なんでなんだ‥‥」
    訳が分からな過ぎて頭を抱えていたら、ドタドタと複数の足音が聞こえてきた。
    「ミスタ!?さっきの叫び声はなに?」
    慌てた様子で部屋に飛び込んできたアイクは、俺を見てピタリと止まってしまった。入口で止まったせいで後ろからきていた2人が入れず、アイクの肩口から中の様子を見ようとする。そして2人もアイクと同じように、動きが止まってしまった。
    「あ、あいく?しゅう?るか?う“ぉっくす?」
    回らない口を必死に動かして名前を呼べば、4人はハッとしたように動き始めた。
    「ミスタ?ミスタだよね?なんで小さく?」
    「呪いの痕跡は見当たらないんだけど‥‥」
    「特に怪しい力も感じないな」
    ペタペタと心配そうに、体のあちこちを触って無事を確認される。体小さくなってしまったこと以外は、いつもと何も変わらないのだ。
    「おれはだいじょうぶだよ。なかみはおとなのまま」
    そう言っても心配そうな表情はぬぐえなかった。

    大人の時のパジャマは今の俺には大きすぎて、ずるっと肩から滑り落ちてしまう。必死に元に戻そうとしたら、ルカが俺の事を抱き上げてきた。ぶかぶかのズボンは地面に落ち、シャツだけがでかいワンピースのようになっている。ルカがずれを直してくれて、知っている体温と匂いに包まれればドキドキした気持ちが落ち着いていく。
    「とりあえず服を買わないとだね!どうやってミスタを元に戻すのかも分からないし」
    ルカの言葉に、3人がそうだねとその場でスマホをいじり始める。
    「こんなのはどうだ?」
    そう言って見せてきたのは、可愛らしいオレンジ色のワンピースだった。
    「おんなのこのやつじゃん!」
    何てものを着させようとしてるんだこの悪魔は。うげぇと顔をしかめれば、ダメかとシュンとしてしまう。それはそれでなんだか悪いことをしたようで申し訳なくなる。謝ろうと口を開こうとしたら、アイクが目でそれを制してきた。
    「今のはヴォックスが悪いからね。これとかどう?」
    そう言って見せてきたのは、いいとこのお坊ちゃんのようなジャケットに半ズボンスタイルの服だった。ヴォックスのより100倍マシだが、こんないいもの俺に似合うだろうか?
    「それもいいけど、これは?」
    シュウが出してきたのは、着物のようなものだった。聞けば甚平というものらしい。動きやすそうでいいけど、これも俺に似合うかな?
    「これは?」
    ルカがいつの間にか調べていたらしい洋服は、大きめのパーカーにズボンという、普段の俺の格好似たものだった。
    「これがいい!」
    「良かった。もう部下に頼んであるんだ」
    俺の言葉ににっこりと笑うルカに、いい案だと思ったんだけどなぁと肩を落とす3人。元に戻れなかったら、シュウとアイクのやつは着てもいいよって言えば約束だよと頭を撫でられた。

    「うわ~ミスタ可愛いよ~」
    ルカの部下の人が持ってきてくれた服は、多分そうとう良いやつで、大人の時の俺が着ているのよりもしかしたら高いんじゃないかってくらい触り心地が良かった。パシャパシャと写真を撮るシュウとアイクに、次はこれはどうだと真剣な顔で相談するルカとヴォックス。起きた時はフアンだったはずなのに、気づけばこの訳が分からない現状ですら楽しんでしまっている。でも俺の背が縮んでしまったせいで、普段より皆の顔が見れない。それがなんだかとっても寂しくて、寂しいことに気づいてしまったら涙がぽろぽろと落ちてきた。子供の体は涙腺が緩くなっているみたいだ。
    「どうしたの!?」
    シュウが慌てて抱きしめてくれれば、近くなった顔にホッとする。ぎゅーっとシュウの首元に抱きついて、皆が遠くて寂しいと普段だったら絶対口にしないような本音をこぼす。
    「大丈夫だよ。僕たち皆、ミスタのそばにいるから」
    そう言ってアイクが頭を撫でてくれて、ルカがチュッと頬にキスをくれる。ヴォックスもシュウごと俺を抱きしめてくれる。
    「えへへへへ」
    皆に愛されているようで、嬉しくて頬が緩んでしまう。お返しにチュッと俺も頬にキスを送れば、顔をでろでろに溶かした皆が崩れ落ちた。
    ((((可愛すぎる))))
    ミスタの体を元に戻す方法は今だ分からない。小さいミスタと4人の共同生活は、まだ始まったばかりである。
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    Lei

    DOODLE🦊の方が一枚上手な🦁🦊
    傾国ミスタ・リアスという男は自己評価が低い。様々な才能に溢れているのに、仲間たちやリスナーからの褒め言葉をちっとも受け取ろうとしないそんな男だ。しかし厄介なことにミスタは、ミスタ・リアスという外見が性的な意味で惹きつけるということだけは理解しているのであった。
    天使の輪が光つややかなミルクティーブロンドの髪に、白く真珠のように透き通った肌、空をそのまま落とし込んだような瞳、つんとした綺麗な形の唇は艶々と魅惑的である。彼はこの外見が人々を魅了することは理解している。それを活用することが特にうまい。それが本当に厄介なのだ。今自分が置かれている状況がいい例だ。
    「ねぇ、ルカ?俺と良いことしようよ」
    どこでミスタのスイッチが入ったのかは分からないが、今自分はミスタに誘惑されていた。ツーっとミスタの細く長い指が怪しく俺の太ももをなぞる。こそばゆい感触に背筋がぞくぞくするが、顔に出ないように必死に堪える。何をするんだと非難を込めて睨んでも、ミスタはただ微笑むだけだ。そして今の彼のほほえみはそれだけで、男をうんと頷かせてしまうくらいの力があった。だがしかし、ここで頷けばマフィアのボスとして、1人の男としての沽券に関わる。嫌だと首を振れば、駄々をこねる子供をなだめすかすような目で見られた。
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    Lei

    DOODLE🖊が死んだ後の👹の話(👹🖊)
    またいつか出会うまでアイクが死んでから何もする気が起きなかった。2人で暮らしていた家は、片づけもせずそのままの状態だった。アイクはいないのに、アイクのいた痕跡だけが残る家は寂しくて静かだった。そんな2人が暮らした家で、1人で何もせずに過ごす。リビングのソファーでただ座って1日過ごす。埃がつもりはじめているのは分かっていたけれど指一本動かす気にはなれなかった。このままではいけないことくらい、400年以上も生きた自分には分かっていた。しかし愛するものを失った衝撃は、自分を惰性でしか生きられなくした。

    そんな消えない喪失感を抱えたまま過ごしていたある日のこと、死んだはずのアイクから手紙が届いた。ピンポーンと呼び鈴が鳴り、アイク・イーヴランド様からのお手紙ですという配達員の声にソファから慌てて立ち上がった。そうやって受け取った封筒の中には綺麗だけど少し癖のあるアイクの字で“ちゃんとご飯を食べなさい”と書いてある一筆箋が入っていた。最初は意味が分からなかった。だけどアイクが言うならしょうがないなと思って、久しぶりに料理をした。食材を買いに、近くのスーパーに買い物に行った。そうして作ったのはアイクが好きだったハンバーガー。パンは出来合いの物だが、パティはちゃんと作った。アイクが死んでから、人外であることをいいことに食事を取っていなかった。久しぶりの食事は美味しかったが、それでも一緒に食べる相手がいないことに胸が痛んだ。
    1996

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