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    Lei

    @PkjLei

    妄想や幻覚を捏造たっぷりで書いてます

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    Lei

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    👟🦊の学パロ×女体化×生理ネタ

    君だから放課後、ミスタに一緒に遊びに行かないかと彼女の教室に行く。そしてミスタを一目見た時にああ“アレ”なんだなって分かった。姉と妹という“女性”が身近にいるからか、女性が定期的に苦しめられるそれは他の男性よりも身近なものだった。腹痛に苦しむ姉には湯たんぽと白湯を持っていき、イライラが酷くなる妹に対しては適当に相槌を打ちつつ話に付き合う。慣れていなかったころは2人にどうやって接すればいいのか分からなくてキレられたりもした。でもそのおかげで、今こうやって大事な人を目の前にしてビビらないでいられる。
    「ミスタ、大丈夫?」
    大丈夫じゃないのは分かっているけれど、ひとまず声をかける。色白の肌は血の気を失って真っ青になっている。ぎゅうとお腹の辺りを抑えてうずくまっているミスタは、僕の声にゆっくりと首を横に振った。姉妹たちよりも恐らく症状が重いのだろう。ここまで苦しんでいるのを見るのは初めてだった。
    「ごめんね。あとで文句は聞くから」
    とりあえず保健室に行こうと、ミスタを横抱きにする。僕よりも身長が20㎝ほど小さいミスタは羽のように軽かった。
    「シュウ、私歩ける…」
    「僕が運んだ方が早いから。それに立てないくらいお腹痛いんでしょ。無理しないで」
    そう言えば反抗するのは諦めたのか、僕の首元に回った手の力が強くなった。

    あいにく保健室の先生がいなかったので、とりあえずミスタをベッドに寝かせて勝手に戸棚を物色する。レンジでチンするタイプの湯たんぽが見つかったのでそれを温める。
    「ミスタ、薬は飲んだの?」
    「うん、でもあんまり効かないんだ…」
    痛みに呻きながら帰ってきた返事に、眉をしかめる。薬を飲んでいるのにあそこまで苦しむなんて。経験することは出来ないから、僕もきちんと理解しているわけじゃない。でも好きな人というのを抜きにしても、目の前で苦しんでいる大事な友人に何かできないのかと悔しさを覚えた。
    「はい、これ湯たんぽだよ」
    湯たんぽを差し出せば、いそいそと腹部に当てるミスタ。腹部が温まったことで痛みが和らいだのか、眉間のしわはすこしほころんだ。
    「他に僕に出来ることはある?」
    「大丈夫。ごめんねシュウ」
    「謝らないで。大事な友達が苦しんでるのに放ってはおけないよ」
    「シュウは優しいね」
    「ミスタだからだよ」
    「え?」
    確かに目の前で苦しんでいる人がいたら、僕は手を差し伸べるだろう。でも保健室に運ぶのに横抱きしないし、何か出来ることはないかって焦ることもないだろう。
    「私だから?」
    「うん。ミスタだから」
    「そうかぁ。私だからかぁ」
    何故だか急にえへへと笑い始めたミスタは、布団に顔を隠してしまった。
    「ミスタ?どうかしたの?」
    「なんでもな~い!それよりシュウは授業終わってるんだから帰りなよ」
    「こんな様子のミスタを返すのは心配だから、一緒に帰るよ。だから少し寝な。顔まだ真っ青だよ」
    僕を帰らそうとするミスタを押しとどめる。気まずそうな顔をするので、持ってきていた鞄から本を取り出して居座る姿勢を見せればミスタは諦めたように目を閉じた。数分もすればスースーと穏やかな寝息が聞こえてくる。本から目を上げて眠るミスタを見れば、顔色が酷い時よりはましになっていた。早くミスタが元気になりますようにと、誰にも知られないように、ひっそりと彼女の額にキスをした。
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    Lei

    DOODLE🦊の方が一枚上手な🦁🦊
    傾国ミスタ・リアスという男は自己評価が低い。様々な才能に溢れているのに、仲間たちやリスナーからの褒め言葉をちっとも受け取ろうとしないそんな男だ。しかし厄介なことにミスタは、ミスタ・リアスという外見が性的な意味で惹きつけるということだけは理解しているのであった。
    天使の輪が光つややかなミルクティーブロンドの髪に、白く真珠のように透き通った肌、空をそのまま落とし込んだような瞳、つんとした綺麗な形の唇は艶々と魅惑的である。彼はこの外見が人々を魅了することは理解している。それを活用することが特にうまい。それが本当に厄介なのだ。今自分が置かれている状況がいい例だ。
    「ねぇ、ルカ?俺と良いことしようよ」
    どこでミスタのスイッチが入ったのかは分からないが、今自分はミスタに誘惑されていた。ツーっとミスタの細く長い指が怪しく俺の太ももをなぞる。こそばゆい感触に背筋がぞくぞくするが、顔に出ないように必死に堪える。何をするんだと非難を込めて睨んでも、ミスタはただ微笑むだけだ。そして今の彼のほほえみはそれだけで、男をうんと頷かせてしまうくらいの力があった。だがしかし、ここで頷けばマフィアのボスとして、1人の男としての沽券に関わる。嫌だと首を振れば、駄々をこねる子供をなだめすかすような目で見られた。
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    Lei

    DOODLE🖊が死んだ後の👹の話(👹🖊)
    またいつか出会うまでアイクが死んでから何もする気が起きなかった。2人で暮らしていた家は、片づけもせずそのままの状態だった。アイクはいないのに、アイクのいた痕跡だけが残る家は寂しくて静かだった。そんな2人が暮らした家で、1人で何もせずに過ごす。リビングのソファーでただ座って1日過ごす。埃がつもりはじめているのは分かっていたけれど指一本動かす気にはなれなかった。このままではいけないことくらい、400年以上も生きた自分には分かっていた。しかし愛するものを失った衝撃は、自分を惰性でしか生きられなくした。

    そんな消えない喪失感を抱えたまま過ごしていたある日のこと、死んだはずのアイクから手紙が届いた。ピンポーンと呼び鈴が鳴り、アイク・イーヴランド様からのお手紙ですという配達員の声にソファから慌てて立ち上がった。そうやって受け取った封筒の中には綺麗だけど少し癖のあるアイクの字で“ちゃんとご飯を食べなさい”と書いてある一筆箋が入っていた。最初は意味が分からなかった。だけどアイクが言うならしょうがないなと思って、久しぶりに料理をした。食材を買いに、近くのスーパーに買い物に行った。そうして作ったのはアイクが好きだったハンバーガー。パンは出来合いの物だが、パティはちゃんと作った。アイクが死んでから、人外であることをいいことに食事を取っていなかった。久しぶりの食事は美味しかったが、それでも一緒に食べる相手がいないことに胸が痛んだ。
    1996