フロストちゃんのレイヴン試験ACに搭乗する前、私に話しかけてきた人がいる。名前は聞いていなかったけど同じ試験を受け、僚機として戦ってくれるようだ。
「お互い、厳しい試験を通過した身です。必ず生き残りましょう!」
「うん!よろしくね。」
自分のACに乗り込みこれまでのことを思い出す。セクション内で孤児として生きていた私は孤児院で生活してみんなの前でなるべく明るく振舞った。まぁ、気分の時もあったけど・・・成り行きでグローバルコーテックスと接触してレイヴンとしての試験を受けることになってしまった・・・人生って何が起こるかわかったもんじゃないねぇ・・・
「そろそろ目標地点に到達する、改めて試験の内容を確認する」
試験管の声が聞こえ、私も改めて端末の前で身構える。
「目標は、市街地を制圧している部隊の撃破」
この部隊のロボットたちも、中に人が乗っているのかな・・・
「この任務を達成したのちに、君たちはレイヴンとして登録される」