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    Crazy_Osaki

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    Crazy_Osaki

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    勢いで書いた企画っ子の過去話
    眼球欠損パートで結構痛そうな表現があるので気をつけてほしい

    補足
    ・主人公くん→大1 高校で生徒会長やってたし後輩と生徒会室を居酒屋化させてた
    ・瑠夏ちゃん→主人公くんの双子の妹 なかよし

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    Crazy_Osaki

    TRAINING深夜のSS練①
    とある昼下がりのネルケ嬢の考えごと
    それは本当にふとした瞬間。
    捲った本のページの端が指の腹を掠めて、その小さな傷から零れ出す赤い血を見たとき。

    そういえば、私は人間なのだろうか、と思った。

    何故そんなことを考えたのか分からない。しかし今思えば、むしろそれまで考えなかったことの方が不自然なようである。なにしろ、物心ついた頃には___どういった経緯で伝えられたかは覚えていないが___私は自らがお母様によって「つくられた」存在であることを知っていたのだから。ただ、それでも私はその瞬間まで当然のように思っていたのだ。私は、ネルケ・エバーハートは、アイリス・エバーハートとアイゼンフート・エバーハートの血をひく「人間」であると。

    「人間」の定義とはなんだろうか。生物学的にヒトであると認められるものが人間か?例えそう仮定したとしても、やはり私は私が人間であると肯定できない。私はれっきとしたヒトのDNAを持っているが、成長速度で言えば恐らくヒトの範疇をいくらか凌駕しているだろう。そもそも、「つくられたもの」は生物と呼べるのか?そうでないとしたら、私は生きていながら生物でない何かだということになってしまう。
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