Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    lssn_m

    @lssn_m

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 5

    lssn_m

    ☆quiet follow

    @isolation_CT
    わたしが読みたいだけだけのやつだけど、途中から無理だわーってなったので誰か続き書いてくれ〜

    わたしが読みたいだけメイドカフェ「カフェイベント?」
    「はい! たまには何か催物をしてみようかな〜って思いまして。でも、なかなかいいアイデアがないんですよね……」
    「それならいい案がありますわよ」
    「えっ、なんですか!?」
    「……かくかくしかじかごにょごにょ……」
    「え〜!?!?! そんなことができるんですか〜!?」

    ◆◆◆

     今日も胡蝶茶楼に立ち寄ると人だかりができていた。よく見れば殆どが男。何事かと眺めていたら、店の中から劉が出てきて、男たちを並ばせついでに最後尾のプレートを持たせた。
    「ん? よお」
    「息災か。なんだこの列は」
    「あー……これなぁ……。まあ、中に入りゃわかるよ。テメーの席はもう取ってあっから、入れや」
     リン、といういつも通りの鈴の音を鳴らす扉をくぐると、普段とは違って西洋風に飾り付けられた空間が広がっていた。更には、なんと言ったか、そう、メイド服を着た知り合い達が提供していて、間違えて違う店に来てしまったのかと思った。そういえば劉もいつもの格好ではなく燕尾服だ。
    「その格好は、なんなんだ」
    「おぉ? やっと気づいたか。人の変化に気づけねぇ朴念仁はモテねぇぜ。これはアレだ、イベント。催物ってやつで、一日メイドカフェすんだと」
     席に通され渡されたメニューも特別なようで、紅茶とそれに合う菓子類が目立つように書かれている。
    「えっと、あの、おカマのあやかし?」
    「静だ」
    「ジンねジン。あの人発案だってよ。ほら見てみろよおい、めちゃくちゃ笑顔で接客してるぜ」
     指差したところに静がいた。丈の長いメイド服を着て、紅茶を注いでいる。あ、声聞いて客がひっくりかえ……ギャップ萌えと叫んでいる。
    「……私には少々騒がしくて合わないようだ。今日はこれで」
    「まあまあ待て待て。せっかく来たんだから何か注文してけって。夜鈴も喜ぶし」
     メニューに目を落とし、結局いつもの日替わりセットを注文した。
    「日替わりセットね。今日のは紅茶と紅茶シフォンケーキなんだけど、ミルクと砂糖は?」
    「頂こう」
    「アイヨ。いやしっかしスゲーよな。催物のために結構予算組んだのにもう回収しちまってる」
     今日の飯は寿司だな寿司。と呟きながら劉がテーブルを離れた。
     しかし今日は本当に騒がしい。今も「あー! 比岸ちゃん! キスはダメだよ比岸ちゃん! おしご……おっお客様ー! ここはキャバクラじゃないんですー!」という声が聞こえる。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works