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    みずひ梠

    @mizu240

    主に妖怪松版ワンウィークチャレンジ参加作品となるSSを投げています
    よろしくお願いします

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    みずひ梠

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    【へそウォ妖怪松】+α【ほぼセリフのみ】
    妖怪達の集会所の番人を務める六人兄弟の四男と五男中心の会話

    カカオ「散歩!散歩!わんわんわん」
    巡回さんぽ日和だね」
    「わんっ」
    「あっ!一松兄さんここほれわんわん」
    「んー?」
    ガサッ
    「よっと…何かあったの」
    「いや一松兄さんの頭上に高速飛来物体が接近してる時のにおいがした気がしたから呼んだだけ!」
    「え」
    ボッ
    ヒュッ
    ドゴォッ!!!!!!
    「──────ッッ」
    「あはっやっぱり!」
    「一松兄さん大丈夫?」
    「…お前のおかげでどうにか」あーびっくりした
    「教えてくれてありがと」
    「どういたしましてー」
    「ひひ、九死に一生を得たってやつ?」こっわぁ
    「九尾だけに??」
    「九尾だけにw」

    「…ところで…何だこれ?」
    「何かの実?みたいな…」
    「うーん…」クンクン
    「分かんない!」
    「え、お前でも?」
    「うん!」
    「この時代のものじゃないみたい!」
    「なんか未来のにおいがするー!」
    「…あー…時空の歪みか…」
    「とりあえず閻魔様上司に報告…」
    ごそっ
    「…ん?」
    「どーしたの一松兄さん」
    「…連絡来てる」いつのまに
    「えっ閻魔様なんて」
    「えっと…『今日はなまはげの変異種“チョコはげ”の怨念が込められて時空ぶち抜いた”カカオ“が飛来してくる日だから頭上注意集会所周辺にくるように弄っといたから回収ヨロシク』って」
    「…朝確認した時は連絡なかったはずなんだけど…?」
    「流石閻魔様超適当」
    「どっかの長男そっくりだよね…」
    キンッ
    「あ、また連絡来た」
    「『“カカオ”はこの時代のこの国にはまだ無いものだからホントは色々手続きして処分しなくちゃいけないんだけどめんどくさいから食べちゃって』」
    「は…?」
    「うわ、調理手順がびっしり書いてある…」
    「やっばいね」
    「え、作れって事…?」
    「頑張れ兄さん任務任務」
    「ええ…できる気がしない…」
    「じゃあトド松にも手伝ってもらおうよ!」
    「あー確かに」なら大丈夫かな
    「じゃ…えーっと…『先ずはカカオを割る』あ、中身だけ使う感じ…?」
    「ん」
    「『皮を剥がし、果肉(白い物体)を木箱に入れ七日程放置する』…え…何で…?」
    「美味しくなるんじゃないかな」
    「成程…じゃあまあ帰ったら」
    バビュン
    ドゴォ
    「まだ来んの」
    「あはっやっばいねぇ」
    「やっばいなあ…どうしよ」
    「ぼく走るよ乗る」
    「んー…全速力はやめといてくれるなら乗る」
    「分かったー」
    「ありがと」
    「失礼しまーす」よっと
    「あいあい」
    「じゃ、七割ぐらいで走るね」
    「いやそれでもまだ早」
    「いっーくよーっ!!!!!!」
    ぐぐぐっ…
    「ちょっ十四まっ」
    ドンッ!!
    「あはははははっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
    「おわああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


    「とうちゃーく」
    「はあっ…はあっ…やっ…ばい…」
    「あれっ一松兄さん大丈夫敵襲」
    「し…死ぬ…」ガクッ
    「にぃーさーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
    「もー、こんなとこで何やってるの?兄さん達」
    「トド松」
    「迫り来る“カカオ”から逃れて来たとこで…っ、一松兄さんがぁっ…」
    「色々気になる所あるけどそっかー、一松兄さん死んじゃったか」
    「数珠貸してあげるからとりあえず祈っとこ十四松兄さん」
    「あい…!」
    「あの…しがみつき疲れてただけなんだけど…」
    「わっ生きてたにぃーさーん」
    ぎゅっ
    「やめろ十四松苦しっ」
    「じゃあしっぽにするね」
    「えっ?」ぎゅっ
    「わあっもふもふっ」
    「お前だってそうでしょ…」
    「じゃあ触りあいっこする」
    「今はしないよ」
    「分かったー!」もふっもふっ
    「え、続行すんの」
    「ちょっとー玄関口で騒いでるとチョロ松兄さんに怒られちゃうよ一松兄さん」
    「なんでおれ…?」
    「十四松兄さんの監督責任者は一松兄さんでしょ?」
    「お前な…」
    「あ、そうだトド松」
    「何ー?」
    ごそっ
    「任務でコレ作るんだけど」
    「連絡水晶?なんでまた…あー…成程、あの上司ならやりかねないねー」
    「頑張ってね一松兄さん」
    「いや手伝ってくれない?」
    「えー?どうしよっかなー」
    「お願いトド松!」もふっ!
    「うーん」
    「おれと十四松だけで料理なんてしたら…どうなるか分かんないよ…」
    あとそろそろ離して十四松
    「トド松料理得意でしょお願いしまっする」あいっ!
    「もーしょうがないなー手伝ってあげるよ」
    「やったぁーあははっ」
    「やりたくない所はやらないからねー」
    「それでも助かる…ありがとトド松」
    「早速やろうよ一松兄さん」
    「うん」
    「最初は…なんだっけ…」
    「『カカオを割ります』」
    「あ、そうそう」
    「やだ力仕事じゃん」
    「頑張れ一松兄さん」
    「まじかー…」
    「ぼくやるよ」
    「ありがと十四松」
    「あ、そうだ!上二人に応援頼んだらどう?」
    「こういう時ぐらいしか使えないじゃん?」
    「悪くない案だけど…まだ追儺せつぶん損傷(ダメージ)回復しきってないでしょ、戦力外だよ」
    「神力込めた豆全力でぶつけてたもんね」
    「へーまだ回復してなかったんだ」
    「ん、流石にやりすぎたかな…まあクソ松には来年もやるけど」呪
    「チョロ松兄さんも当然おそ松兄さん用に神力詰めるだろうから…あー残念、来年も任務あったとしても使えないか」
    「残念無念また来年」
    「どっせい」
    バキッ
    「ここでやるの十四松」
    「素手でやるの十四松兄さん」
    「だめだったー」
    「やっぱ色々方針考えてからに」
    バビュン
    ドゴッ
    「ちょっと何」
    「…」
    「あはっまた来たね」
    「おれが喋るから来るのかな…」
    「たしかに走ってる時来なかったもんね」
    「…」
    「待って、ついていけないんだけど何あれ」
    「“カカオ”だよ!」
    「あれが」
    「ここで喋ってたら非力で可愛いボクが危ないじゃん!早く中入ろ!」
    「へーい」
    「あいあい」

    ──続く?

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