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    kg4awt108

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    kg4awt108

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    マシュマロのリクで頂いた、暁人くんを取り合う、絵梨佳ちゃんと麻里ちゃんとKKのお話です。が、すみません…ギャグは勉強不足できちんと書けませんでした…また機会があれば再チャレンジさせてください。本当にすみません…

    「私のお兄ちゃんだもん!」
    「1日だけ貸して!」
    「ヤダ!!」
    さっきまで仲良くしていたはずだった、麻里と絵梨佳ちゃんは気づけば、何故か僕を挟み、両腕を掴みながら喧嘩していた。

    「暁人さん自慢して歩きたい!」
    「それは私の特権なの!」
    「KKさん貸すから!」
    「KKさんはお父さんになっちゃう!」

    KKだとお父さんになるのかと笑うと、何笑ってるんだと睨まれ、すみませんと謝る。いや、なんで僕が謝るんだ。
    また、喧嘩が白熱する中、とりあえず腕が痛いから離して欲しいなと思っていると、玄関が開く音がした。

    「ただいま。絵梨佳も麻里も何喧嘩してるんだ?」

    廊下まで響くぞ、そう言って入ってきたのはKK。絵梨佳ちゃんと麻里は僕の腕を離し、
    事の経緯を説明する。すると、

    「まぁ、兄の取り合いは頑張ってするんだな。その間に、俺が暁人を掻っ攫ってくから」

    なぁ、相棒?ニヤリと笑って、僕は腰を掴まれKKの方に引き寄せられる。
    その行動に、麻里と絵梨佳ちゃんはぎゃー!と悲鳴を上げ、僕の腕を引っ張り、KKに対抗しようとする。その結果、あちこち引っ張られて痛い。痛いと抗議するが、聞く耳は持って貰えず。

    「お兄ちゃんは私のだからっ!」
    「暁人さん!私と出かけてくれますよね!?」
    「相棒置いて出かけるとかねえよな?」

    3人のギラギラと光る双眸が僕を見据える。
    それにひっと悲鳴が出た。普通に怖い。
    とりあえず1人ずつお願いかなえるから離して!と叫ぶが、願いは叶わず。

    結局この三つ巴は、凛子さんが帰ってくるまで繰り広げられた。
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    takeke_919

    DONE #毎月25日はK暁デー
    素敵タグにギリギリ間に合いました💦
    お題は「おはよう」
    Kは成仏したのではなく、暁の中で眠りに付いたという説を添えて。
    毛色の違う話が書きたいなぁと思い至ったまでは良いものの、毎度のことながらお題に添えているかは迷走してます🤣
    目醒めの言の葉 東京の街を覆っていた濃く暗い霧は晴れ、東の空からは眩い光を放つ日輪が顔を覗かせている。

     幾重にも連立する朱鳥居を潜り、石燈籠の淡く揺らめく灯りに照らされた石階段を登る暁人の胸中には全てを終わらせた事による達成感と、追い求めた者を失ってしまった喪失感。そして、自身の中に宿る男への寂寥感が入り混じっていた。男の悲願は達成され、その魂が刻一刻と眠りに就こうとしているのを肌身に感じる。

     本当に独りぼっちになってしまう。

     そうは思うものの、妹に、両親に誓った。泣いても、みっともなくても生きていくのだと。次に会うのは、最後の最後まで生き抜いた、その後なのだと。

     一歩一歩、階段を登る最中にKKから彼の妻子に向けての言伝を預かった。『最後まで、あきらめずに生き抜いた』と、そう語られた言葉は、彼の想いが沢山、たくさん詰まった大切なモノだ。何があっても絶対に伝えなくてはと、しかと心に刻み込んだ。
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