Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    kg4awt108

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 16

    kg4awt108

    ☆quiet follow

    マシュマロのリクで頂いた、暁人くんを取り合う、絵梨佳ちゃんと麻里ちゃんとKKのお話です。が、すみません…ギャグは勉強不足できちんと書けませんでした…また機会があれば再チャレンジさせてください。本当にすみません…

    「私のお兄ちゃんだもん!」
    「1日だけ貸して!」
    「ヤダ!!」
    さっきまで仲良くしていたはずだった、麻里と絵梨佳ちゃんは気づけば、何故か僕を挟み、両腕を掴みながら喧嘩していた。

    「暁人さん自慢して歩きたい!」
    「それは私の特権なの!」
    「KKさん貸すから!」
    「KKさんはお父さんになっちゃう!」

    KKだとお父さんになるのかと笑うと、何笑ってるんだと睨まれ、すみませんと謝る。いや、なんで僕が謝るんだ。
    また、喧嘩が白熱する中、とりあえず腕が痛いから離して欲しいなと思っていると、玄関が開く音がした。

    「ただいま。絵梨佳も麻里も何喧嘩してるんだ?」

    廊下まで響くぞ、そう言って入ってきたのはKK。絵梨佳ちゃんと麻里は僕の腕を離し、
    事の経緯を説明する。すると、

    「まぁ、兄の取り合いは頑張ってするんだな。その間に、俺が暁人を掻っ攫ってくから」

    なぁ、相棒?ニヤリと笑って、僕は腰を掴まれKKの方に引き寄せられる。
    その行動に、麻里と絵梨佳ちゃんはぎゃー!と悲鳴を上げ、僕の腕を引っ張り、KKに対抗しようとする。その結果、あちこち引っ張られて痛い。痛いと抗議するが、聞く耳は持って貰えず。

    「お兄ちゃんは私のだからっ!」
    「暁人さん!私と出かけてくれますよね!?」
    「相棒置いて出かけるとかねえよな?」

    3人のギラギラと光る双眸が僕を見据える。
    それにひっと悲鳴が出た。普通に怖い。
    とりあえず1人ずつお願いかなえるから離して!と叫ぶが、願いは叶わず。

    結局この三つ巴は、凛子さんが帰ってくるまで繰り広げられた。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ☺💖💖☺☺👍👍👏👏💖💖💘💘❤💖☺🙏❤😊👍❤❤❤
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    na2me84

    DOODLE #毎月25日はK暁デー 
    お題【初デート】
    参加させて頂きました。宜しくお願いします。お題が可愛すぎて悩みました…
     渋谷駅前、かの有名な交差点は深夜になっても人も車も途切れることはない。煌々と輝くモニター画面には雑多な情報が流され続け、色鮮やかなLEDに彩られた看板は星の光をかき消すように輝いている。夜の闇さえ寄せ付けない光の奔流は、月の存在までも薄く儚いものに変えてしまったようだ。
     信号が青に変わると一斉に人の流れが動き始め、それぞれの進行方向へと、人々が双方向に入り交じりながら滔々と流れていく。その人混みから少し離れて道路を眺めていた青年が、隣に立つ男に話しかけた。
    「ここだったよね、KK」
    「ああ、そうだったな」
    あの夜、二人が『運命的』に出会った場所がここだった。

     
    「ねぇ、夜の散歩に行かない?」
    暁人がそう声をかけてきた。正直なところ面倒だな、とKKは思った。もう飯も食って風呂もはいって、後は寝るだけ、という状態だ。出来ることならこのまま暁人を寝室まで引っ張って行って、さっさと押し倒したいところだが。まるで飼い主に散歩をねだる犬のような目で見つめられては、異を唱えることなど出来ようはずがない。甘いな、俺も。そう思いながら答える。
    2638