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    conny_cromwell

    @conny_cromwell

    ネロ晶︎︎ ♀置き場

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    conny_cromwell

    MAIKING深く考えずに書き始めたネロ晶ちゃんの小説。
    不定期更新、全10話の予定だけどプロットも何も無いので終わるかどうかも謎です。
    1. ただいま、おかえりついにこの日が来てしまった。厄災の到来。
    本当に酷かった。前の仲間たちが半分持っていかれたのも分からなくはない。しかしここでくたばる訳には行かないのだ。

    皆ボロボロながらも何とか生きている。最後の一撃だと言わんばかりに、オズが賢者さんの手を引いて振りかざした光。雷鳴と共に荒れ狂う空。雨と雪が混ざりながら月に向かい渦を描き舞い上がっていく様を俺たちは血の海に横たわりながら薄れゆく意識の中で眺めていた。

    「……」
    「ネロ、気が付いたかい?」
    「フィガロ……あんた身体は……っ」
    「若い魔法使い達のおかげでなんとか持ちこたえたみたいでね。皮肉なもので簡単には逝かせて貰えなさそうだ」

    フィガロの背中を最後に目前で見た時、ああもう駄目かもと正直思った。あんなにも複雑な思いを互いに抱えたまま、俺たちはこんな風に静かに消えた方がいいのだと二人で笑った瞬間だった。だからあんな形で守られて、自分だけ生きてるなんて烏滸がましいにも程があるのだ。そういう意味で、フィガロが生きていてくれたのは本当に心底ホッとした。
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