何処で何してるんだか「わあ」
「ぎゃああ」
背後からの突然の大声に心臓が口から出そうになるほどに驚いてしまった。
こんな馬鹿なことしでかすのなんて限られてる。
「――っれおくんでしょお」
ぐるん、と勢いよく振り返ってやればほら、俺の思った通り。
そこには『ドッキリ大成功♪』だなんてしたり顔で嬉しそうにニヤけるあいつ……、れおくんがそこにいた。
「わははっ! さっすがセナ、驚かせ甲斐がある♪」
「あんたいい加減そういう子供っぽいことするの止めなよねえ!」
「あーあー、いつまでも子供心は忘れるなって宇宙人が言ってたぞ~? それに驚きが霊感を生み出すこともあるんだからな!」
「あんたの霊感に俺は関係ないんだけど! まったく……」
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