汚れ「セナ、ねえセナ、いれていい…?」
レオの我慢はもう限界のようで、いつの間に取り出したのか自身を泉の後孔へと擦り付けてくる。
はあはあと乱した息が鼓膜をくすぐる瞬間に、ゾクゾクと体を甘い痺れが駆け抜ける感覚がして泉はレオから逃げるように顔を背けた。
明日はレオはオフかもしれないが、泉は仕事。
もちろん仕事に支障が出るほどに体を酷使するセックスはどうしても避けたいものだった。
……それに、今日はしないものだと思って寝る体勢に入っていただけに、泉は前準備を行っていない。
徹夜明けのレオがこうなることは想像に容易いのだが、今日ばかりはなんとしてでも流れに飲み込まれる訳にはいかなかった。
「なあセナぁ……お願い……っ」
「……だめだってば。俺明日仕事だって言ったでしょぉ?」
息を荒らげて覆いかぶさってくるレオに負けじと努めて冷静にレオを宥めようとする泉。
シャツに入ってこようとする手をなんとか止めながら、泉はレオへこう告げた。
「それに俺……、今日は支度してないからぁ。……れおくんのおちんちんに汚いのついちゃう」
こう言えば諦めると思った。
それなのに、
「ちょっ……! ねえ話聞いてた?! なんで擦り付けてくんの?!」
「じゃあいれないから!! セナぁ、お尻だけ貸して!!」
「っはあああ?!」
諦めるどころか泉の下着をずるんと引きずり下ろして引き締まった尻に自分の欲を擦り付けるレオは、もはや本能丸出しの獣のようだった。