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    常夏🐠

    @summmmmmerdayo

    とこなつです┊卍とらふゆ中心に色々と┊R18はワンクッションだったりフォロワー限定だったりします

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    常夏🐠

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    ペトショ軸とらふゆ┊ワンドロお題「お互い素直になれない/喧嘩」の続き

    #とらふゆ

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    常夏🐠

    DONEPSYCHO-PASSパロの執行官とら×監視官ふゆパロ┊原作程度のグロ描写があります┊原作見てないと設定解らんと思う
    全部混ぜて黒になるなら(とらふゆ)『エリアストレスの急上昇を確認。当直の監視官は直ちに執行官を連れ、現場へ向かってください』
    「……オレのペヤング」
     チッと舌打ちをして、男――公安局刑事課に所属する監視官・松野千冬は仕方なしに立ち上がった。給湯器の下まで持っていったペヤングをビニール袋に放り込んで机の上に置くと、ジャケットを羽織って小走りに廊下を抜けていく。
     千冬は公安局に勤める監視官だ。シビュラシステムという全知全能と言っていいほど優れたAIによって住民の精神衛生が保たれているこの世界だが、時折精神が不安定となり周囲の人間に害を与える者や、システムに反抗して犯罪を起こす者が現れる。そんな事態が起きた際に現場に急行し、鎮圧をするのが公安局の仕事だった。千冬の属する一係には何人かの同僚がいるが、交代で休みを取っていることもあって今日は二人しか出勤していない。そもそも今日は内勤だけで外勤は三係の持ち回りのはずなのだが、聞けば三係は一時間ほど前に湾岸の方で起きた事件の対処に当たっていて不在とのことだった。
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    常夏🐠

    DONEペトショ軸とらふゆ┊とらふゆワンドロライお題「夏の終わりに」「泣き虫」「ファーストキス」┊一虎への恋心を自覚する千冬の話┊※モブ女が出る
    蝉に勝った(ペトショ軸とらふゆ) 一虎君に女ができた。
     それを知ったのは蝉の大合唱がうるさいくらいに聞こえる真夏の日。肌を焦がすような陽射しに照らされながら歩いていたオレは、見知らぬ派手な女と並んで歩く一虎君の姿を街で見かけてしまったのだ。一虎君は暑いからか適当に髪を縛っていて、店にいるときと違って首に飼っているデカい虎を惜しげもなく見せびらかしていた。女はその虎を怖がるでもなく、一虎君と楽しそうに談笑している。
     女の背は160センチくらいで、髪の毛は明るい色をしていた。中坊の頃のオレみたいに金髪というわけではなく、ベージュ色の髪に赤いメッシュが入っているのだ。派手な色をした髪を綺麗に巻いて、腰より少し上まで伸ばしたその女に見覚えはない。XJランドに来店した客、ということは多分ないと思う。そりゃあ一回か二回しか来ていない客であれば顔なんて覚えているわけもないが、とは言えあんなに派手な人が店内にいたら忘れはしないだろう。肩だけでなくヘソまで見えそうな服を着て、サンダルの底はだいぶ分厚い……ってことは、本人の身長は150くらいかもしれなかった。ギャル……とは、ちょっと違うような気がする。ギャルが成長して、ちょっと大人びた感じ? オレの大学の友達にはいなかったタイプ。どっちかって言うと原宿や新宿辺りにいそうなタイプで――すごく、一虎君とお似合いだった。
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    DONE七夕の時にあげた丹穹。

    星核の力を使い果たし機能を停止(眠りについた)した穹。そんな穹を救うために丹恒は数多の星に足を運び彼を救う方法を探した。
    しかしどれだけ経っても救う手立ては見つからない。時間の流れは残酷で、丹恒の記憶の中から少しづつ穹の声がこぼれ落ちていく。
    遂に穹の声が思い出せなくなった頃、ある星で条件が整った特別な日に願い事をすると願いが叶うという伝承を聞いた丹恒は、その星の人々から笹を譲り受け目覚めぬ穹の傍に飾ることにした。その日が来るまで短冊に願いを込めていく丹恒。
    そしてその日は来た。流星群とその星では百年ぶりの晴天の七夕。星々の逢瀬が叶う日。

    ───声が聞きたい。名前を呼んで欲しい。目覚めて欲しい。……叶うなら、また一緒に旅をしたい。

    ささやかな祈りのような願いを胸に秘めた丹恒の瞳から涙がこぼれ、穹の頬の落ちる。
    その時、穹の瞼が震えゆっくりと開かれていくのを丹恒は見た。
    一番星のように煌めく金色が丹恒を見つめると、丹恒の瞳から涙が溢れる。
    それは悲しみからではなく大切な人に再び逢えたことへの喜びの涙だった。
    「丹恒」と名前を呼ぶ声が心に染み込んでいく。温かく、懐かしく、愛おしい声…。


    ずっと聞こえなかった記憶の中の声も、今は鮮明に聴こえる。
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