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    一生休日

    @kccakg

    最近はえぺの💻💉が栄養。基本文字のみ、絵は描けません。発作的に字を描きます。

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    一生休日

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    バナーネタ。喧嘩する間も無くイチャイチャ。序盤は喧嘩Verと一緒

    #プトオク
    ptochu

    やっぱり君がいちばん-即イチャVer-※新城さんの例のバナーネタ その2(序盤は一緒)
    ----------


    「いやーお姫様抱っことか初体験だったぜJaja!!」
    新レジェンド・ニューキャッスル。彼を囲んでワイワイとしている最中、離れてその様子を眺めていた。無論、俺以外にも距離を置いて静観しているものはいるが、だからと言って静観者同士で話すこともなく、各々が時間を潰している。
    騒ぐ輪の中から聞こえてきたのは恋人の声。

    (初体験……)
    そのワードに少しだけ心がザラつく。みっともない嫉妬心が首をもたげてしまいそうになって、深呼吸して無理矢理心を落ち着けようとしても、大して意味を成さない。
    こちらの葛藤も露知らず、オクタンは件のバナーを撮影した時の話をしている。そのうち誰が言い出したか、オクタンを姫抱きできるかどうかで言い合いになり、試した方が手っ取り早いとオクタンお姫様抱っこチャレンジが始まってしまっていた。

    (俺だって)
    できるものならしたい。ゲームに参加し始めてかなり筋肉はついたし、小柄な女性レジェンドなら運べるだろうが、そもそもオクタンと大して身長差もなければそこまでの体格差はない。
    何とか抱っこできたとしてもその後で無様な姿を晒すのは明白だった。
    軽々とオクタンをお姫様抱っこしていく他の男性レジェンドと、何故か拒否もせず大人しく他の男の腕に抱かれている恋人を見ていられなくて視線を落とす。
    (ダメだ……。ハックの調整でもするか)
    ここを離れようと立ちあがろうとした瞬間、視界に影が落ちた。
    「クリプト〜!とりゃっっ!!」
    「おわっ!?!う゛っ」
    思いっきり“何か”が飛び込んできて、立ち上がれず座ったままで“何か”をとりあえず抱き抱える。
    「へへっ俺様着地〜」
    「急に危ないだろシルバ!」
    「ー。こう言う時は“どうしたんだ?オクタビオ♡”だろー」
    俺に飛び込んできた“何か”なんてもちろんオクタンだ。何が嬉しいのか額をぐりぐりと俺の肩口に押し付けている。“オクタビオ”は二人きりの時だけって約束だろ…。
    「馬鹿なこと言ってないで…」
    「ふふーん♪やっぱりここが一番落ち着くぜ」
    「おーおーイチャイチャは他所でやれよ〜」
    「別に俺は」
    「見せ物じゃねぇぞミラージュ〜」
    足をバタつかせて人の上できゃっきゃっと騒ぐ恋人に頭を抱えていれば、ウィットに冷やかされ。否定しようとすればそれを遮ってオクタンが茶化した上で、ウィットに向けて中指を立てている。
    「見せつけてんのはどっちだっての…」
    「独り身はカワイソーだな!Jaja!!クリプト、お前のブース行こーぜ」
    「ぉわっ、引っ張るな!」

    今にもジャンプパッドを出して飛び出しそうなぐらい機嫌の良いオクタビオは、俺のブースに着いた途端、両手を広げてこちらを向いた。
    「ん!」
    「は?」
    「抱っこ!」
    まるで親にせがむ子どものように無邪気な笑顔で言い放つオクタビオ。何を馬鹿な…、血迷っているのか。
    「馬鹿言うな、無理だ」
    「ー!抱っこ!!」
    「あぶっ!!っもぃ…」
    素気無く断れば、勝手に飛びついてくる。慌てて腕を回して支えるが一瞬でも気を抜けば後ろに倒れそうだ。
    「Jaja!!無理じゃねぇじゃん」
    「危うくお前を落とすところだった」
    「落とさなかったな。いいこ、いいこ」
    情けなくも、よたよたしつつなんとか備え付けの簡易ベッドに座れば、カラカラと笑うオクタビオ。落として怪我をさせるなんてことがなくてよかったとほっとしていれば、当の本人は満足そうに俺の頭を撫でている。
    「よっ…。やっぱあんたが一番」
    向かい合っていた姿勢から、俺に対して横向きに座り直すオクタビオ。体の側面を俺の胸にくっつけるようにして、しばらく位置を探った後、いいポジションに落ち着いたのか、ふぅ、と満足げに息を吐いた。
    「あんたの匂いと、体温と、あと心臓の音」
    「うん?」

    「安心する」

    ーやっぱり君の腕の中がいちばん好きー


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    満足した
    2022−06−11 一生休日

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    ベッターから移行
    2022-08-31 一生休日
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    _BeHa_

    DONE雇プト×オク
    裏ではテロリスト組織のシルバ製薬妄想。悪いオクタビオのアースです。
    面接に行った雇われの話の続きです。

    エロ無しキス有り
    ※何でも許せる方向け
    「ここがアンタの住処か。悪くねえな」


     廃車のスクラップ工場付近にポツンとあるトレーラーハウスが俺の現在の家だ。普通の住宅に比べれば小さいが、中に入れば一般的な住居とほぼ変わらない。勿論、外観は洒落た綺麗なものではなく内装にも拘っていないせいで無骨だが、誰かを招く予定もリフォームする気も一切無かった。
     キッチンにトイレにバスルーム。空調も完備していて不便もない。冷蔵庫やレンジなど家電製品も充実し、通常の生活を送るのに全く問題は無く、狭ささえ目を瞑れば快適と言える。ベッドもソファーもあり贅沢なくらいだ。

     彼の言葉が皮肉なのかお世辞なのかは分からないが、オクタビオは朝早くから金持ちにとってはスクラップ紛いに見えそうな俺の住居にやって来た。
     早朝からの来客に眠気まなこを擦りモニターを確認すると、そこに映り込んだ鮮やかなライムグリーンに急速に目が冴え脳が起動した。サングラスにマスク姿の雇い主に驚き携帯端末で予定を確認するが、今日までは完全にオフで間違いはない。
     今日まで、と言うのは、あのイカレた面接に合格した日。流れと勢いに身を任せて、雇い主と高級レストランのテーブルの上でセック 3196