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    憎い男(フルロク それなりに長さのある舌が口内を蹂躙する、その苦しさにロックは眉をしかめた。顎を掴まれて無理やり上を向かされているせいで振りほどくことも出来ずされるがままだ。好き勝手動く舌に噛み付いてやろうかと思うがその後を考えると反抗心すら起きなかった。確か洗脳の手段に似たようなものがあったな。そんなことをぼんやり思う。痛みや苦しみは反抗心を損なわせるのだ、一度砕かれた自尊心はそう簡単に再生されはしない。
     もっともロックに与えられたのは単純な拷問による苦痛ではなく気が狂うほどの快楽だったのだが。過ぎた快楽は地獄のような苦しみでロックの理性を奪い去り自尊心を粉々に砕いた。それも、男が起こした気まぐれだけで。
     気が散っているのを気取られたのか、傍若無人な舌は横暴さを増していく。自身の特徴的な割れた舌の又をくすぐられて声がこぼれたがその全てが男の口内へ消えていった。歯列、上顎、喉の奥まで侵入してきて吐き気が湧き上がるが、それでもロックは逃れることが出来ない。背後から覆い被さるようにして男がロックの身体の自由を奪っていた。
     溜まった唾液が口の端から溢れて首を垂れていく。二人分のそれに溺れそうになって嚥下すれば自身を蹂躙する男が楽しそうに瞳を歪めたのが腹立たしい。喉の奥まで犯されてもすでにそこを開発されているロックは苦しさの中に快感を覚えていた。
     膝が震えて力が入らずに崩れ落ちそうになるのをロックの脚の間に差し込まれた男の脚が防いでいるせいで体勢を崩して逃れる術すら奪われている。壁に縋り付くようにしてようよう立っているロックは身動きの取れないまま男の気の済むまでただ口内を犯され続けていた。
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