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    𝓪𝓶𝓾

    @Dream1uv

    成人済++ nijiEN Noctyx🤍Luxiem🤍全員推せる 雑食腐
    ツイターで上げた小説のエチな部分だけ載せたりするかもしれません。
    何を乗せるかは考え中…😔

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    Olea
    5月5日にじそで出す短編小説のサンプルです
    良ければどぞーーー

    #PsyBorg
    #にじそ

    Olea幸いにも自分の時代で運用していた仮想通貨はこの時代も運良く使われていることがわかり、この時代の通貨を手に入れることができそうだった。
    いくらかを現金に換えてポケットに突っ込んだ後に、漸くといった感じで、落ち着いて周囲を見渡して安全確認をする。
    この時代の人間たちは生身で生活できているところを見ると、汚染レベルの低い環境であるということは容易に確認できた。
    俺が今まで飽きるほど毎日見ていた今にも崩れそうなビルも、そこかしこで聞こえていた喧噪も、日常的に敵対している勢力なんかもない。
    あまりにも今の状況に現実味がなくて、夢の世界に迷い込んだ様に錯覚しそうだ。

    眼に馴染まない美しい街並みと、穏やかな時間を生身で生きる人間たち。
    この世界においての少数派は確実にこちらの方で、すれ違って通り過ぎていく人々は俺の赤い鈍く光る両腕を、何度も振り返るようにして確認していく。

    吐いた息が溶けていった空はいつの間にか鈍く澱んでいて、重たそうな雲から今にも雨粒が降ってきそうだった。
    傘も持っていない俺は、少し歩みを早めながら店の軒下を縫うように歩いていく。ポトリと頬に水滴を感じ、地面に小さな丸いシミができ始めた、と思ったらザァーっと勢いよく雨が降り始めてしまった。


    絞れそうなほどの濡れ鼠で入ったホテルは、フロントが嫌そうな顔を隠そうともせず、今日は予約でいっぱいです、と断られ、また他のホテルは何泊もするには高価すぎた。
    車もない、土地勘もない。
    金以外の何も持たない。
    急に降り出した雨のせいで人気の少なくなった町の中、ホームレスがしゃがんで雨宿りをしている屋根のある路地裏で、誰にも気付かれないようにそっとため息をついた。
    「はぁ、」
    上手くいかない。
    ここは俺が全てを捨ててでも来るべき場所だったのだろうか?軒下から覗き見る空は未だどんよりとしていて、勢いの衰えない雨はまだまだ止みそうにない。


    ぼんやりと雨粒の止まない暗い空を眺めていると、横から遠慮のない視線を感じて、その方向に目を向ける。2~3メートル先に見える、先程まで俯いて座っていたはずのホームレスは、じぃ、っと無遠慮にこちらを見て歯の欠けた口でにこりと笑い、路地の奥を指さした。
    「きみは実に運がいい」
    しゃがれた声でそう言って、彼が指を指した先、路地の奥側、小さなランプが点っているのが見える。ここから見てもあれが何なのかはわからない。
    でももうホテルの当てもない。次の術を持たない俺はこの言葉に縋るしかなかった。しわくちゃで黒ずんだ指が指す先に何があるのかはわからないが、笑顔のホームレスに謝礼とばかりに何枚かの紙幣を渡し、灯りに向かって走っていった。


    ふーちゃがこっちのタイムラインに来てからのお話です🍆




    エロ導入部分🍆💦

    暖かな陽光が差し込むサンルームでのんびりしていると、チャイムが鳴って、デリバリーが届いたようだった。
    俺にとってはいつもの変わらない味だったけれど、浮奇はおいしいね、と言ってくれていたのに安心する。

    夜がだんだん近づいてくる。
    時間をずらして別々にシャワーを浴びて、熱い体を冷やす様に少しだけ窓を開けて外気を取り入れる。入ってくる風でフワフワと波の様に揺れるカーテンを見ていると、いつの間にか浮奇がバスルームから出て俺の前を通り過ぎ、サンルームのソファにストンと腰を下ろした。

    辺りが闇に包まれる頃、急によそよそしくなってきた浮奇は俺と目を合わせると、フイと顔を真っ赤にして逸らしてしまう。最初は気にならなかったのに、何度も繰り返されるうちにその行動に俺もだんだん意識してしまって、なんだかお互いにティーンエイジャーのようだった。
    浮奇のお気に入りになったサンルームのソファの上で、膝を抱えて前後に揺れているのがこちらからもよく見える。もう寒くなってきただろうと浮奇を迎えにサンルームに入っていく。
    「浮奇、夜は冷えるからリビングに入らないか?」
    「ん、」
    「ほら」
    そういって手を差し出すと、浮奇はその手を取って、自分の頬を摺り寄せてくる。
    ソファに座った浮奇が立っている自分を見上げるようにみていた。
    「どうした?」
    ソファの手すりに腰かけて、薄く染まった頬をすりすりと撫でてやる。俺を見つめてくる潤んだ瞳に誘われるように額にキスをすると、俺の首にぎゅう、としがみついてきた。
    「おれ、きんちょーしてる。ふーふーちゃんのこと見るとドキドキして、心臓がやばいんだけど」
    「俺も緊張してるよ、大事にしたいから」
    「ねぇ、キスしたい。ダメ?」
    「ダメじゃない。俺もしたいと思ってた」
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