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    KAYASHIMA

    @KAYASHIMA0002

    🌈🕒ENのL所属💜右小説置き場。
    エアスケブは受け付けません。ご了承ください。

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    KAYASHIMA

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    ⚠️注意・必読
    名前のあるモブが登場人物します。
    マフィア×呪術師
    同期ルームシェア軸≠配信者
    呪術・過去についてご都合捏造あります。
    呪物を祓うシーンに少し強めの表現力が含まれます。
    苦手な方はご遠慮下さい。
    2023.5.5にじそうさく07にて頒布させて頂きました作品です。お手にとってくださった皆様、ありがとうございました。再販予定はありません。

    #mafiyami

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    KAYASHIMA

    DONE2024.7.7にじそうさく09にで配ってましたペーパーの小話です。謎軸のなつのおはなし。
    前日に夕飯を食べ、ホテルに戻り❤️の3Dお披露目を流しながら書きました。ネタは2023.9にわたしが吐いていたもの。
    【mafiyami】線香花火とかいて 背中がじっとりとしている。汗ばんだ肌に、少しだけ生地の洗い浴衣のほつれが襟首をちりちりと擽って、暑さに要らないアクセントも追加されて。日が落ちて、薄雲はあれど小さく星も覗く、蒸し暑い初夏の夜だった。梅雨明けを待つばかりの、はたまた合間の小休止なのか、今日の天気はどうやら解散するまで持ちそうらしい。とはいえ明日には直ぐに雨の予報が出ていて、しばらくは傘マークがちらちらと一週間居座っている。隣でしゃがむこの人は、見た目通り晴れ男らしい。太陽みたいな人だとは思っていたけど、まさか本当に化身なのでは? なんて冗談さえ笑えないかもしれない。彼の隣にいると、外気温がプラスされる。僕はそう感じている。実気温と体感温度の違いだっていわれるかもしれない。人間はいるだけで熱を発してるわけだし。だけど、そういう意味じゃない。ルカの隣は確実に気温が高いんだ。決して、僕の体温が勝手に上がってるわけじゃないんだ。
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    KAYASHIMA

    DONEIsアンソロに寄稿しましたお話です〜。
    第2弾もまたあるぞ!楽しみだ〜。
    【💛💜】衛星はホシに落ちた『衛星はホシに落ちた』







     僕は恋を知っている。
     僕は自覚も知っている。
    「恋を、自覚したから」、知っている。
     ルカという男に恋をしてから、僕は彼の周りをつかず離れられず周回する軌道衛星になった。決して自分から、形を保ったまま離れられないけれど、ルカの持って生まれた引力には逆らえずに接近してしまう、どうしようもない人工物。それが今の僕。近づきすぎたところで大きなルカには傷一つ付けられないで、きっと刹那的に瞬く塵になるソレ。そんなことは望んでいないし、そもそも自覚したところで、ルカという数多に愛される男を自分のモノにしたいなんて、勇気もない。それに、そうしたいとも思わなかった。百人のうち、きっと九十人がルカを愛するだろう。僕には自信があった。そのくらい、魅力に溢れている。だから、誰かのものになるのはもったいないと、本気で考えてしまったから。まあ、どう動けばいいのか分からなかった、ってのも、あるんだけれど。何を隠そう、右も左も分からない、僕の初恋だった。心地のいい存在。気負いしなくていいし、持ち上げなくてもいい。危なっかしいのに頼りになる。幾千の星に埋もれない。ルカは僕にとって一等星だった。
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    KAYASHIMA

    PROGRESS💛💜。マフィアボス💛×海の子💜の話。🧜‍♂️パロ。なんでも許して。かき終わらない。作業進捗です。随時更新予定。以前あげたものに加筆修正中。
    豪の海になりたい(大の字)
    最終更新 2022.08.10
    【Lucashu】アーティファクト・マーメイド

    入江が見える。
    ごつごつした岩場。ざざんと打ち寄せる波飛沫の合間に、人影が見えた。「それ」は、オレの視線に気づいたのか、そうじゃないのか。一瞬オレのほうを見たような気がして、胸がざわついた。見てはいけないものを目にしてしまった気がして、目蓋を擦った。次にそこを見たとき、もう人影はなかった。気のせいだったのか、ただ波間に飛び込むうつくしい薄紫の尾ヒレを、オレは見た気がした。
    「……マーメイド?」
    幻を見せられたように、俺は海辺のジョギングコースでしばらく入江を眺めたまま動けなかった。出来ることならもう一度この目で確認したかったのかも。だって、あまりにも、綺麗だったから。



    海は、ときどき帰りたくなる場所だ。広くて、何でも包んでくれるし何でも流してくれるし、波の音は耳に馴染む。嬉しいとき、悲しいとき、怒りたいときも。海は変わらないから。でも怖い場所でもある。飲み込まれたら、戻ってこられなくなりそうで。だから、子どものころにやっていたサーフィンも、やめてしまった。想像よりも、海の中は冷たくて暗くて寂しい場所だったから。溺れたとき、すぐに海は助けてくれなくて、それで泣いちゃったから。それ以来オレは海は見るだけにした。
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