Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    ONIWO_KETTOBASU

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 11

    ONIWO_KETTOBASU

    ☆quiet follow

    もう分けるの面倒になったので詰めます。
    何でも許せ。(強要)

    詳細 立場反転if。もし死んだのがケルトだったら。
    カルレア→タイムマスター
    ケルト→守護天使

    if❤️⏳💛🔥詰め【終わりは近く】

    1人しか居ない部屋。

    響くプロペラの音、あの子の羽の音。


    何度聞いただろう、
    いつまでここに居れば良いのだろう、
    何百、何千回、あの子の死に目を見ただろう、
    あの子は助からない、進めない

    グルグルと回る思考の末。


    …何かの糸が切れた気がした。


    「……いつまで、続ければ良いの、ねぇ。」

    「…何を言ってるの、カルレア…?」

    「ケルトはどうやっても助からないの!!!?」

    「…っ!」


    …まただ。

    またあの子がおかしくなった。

    急に叫んで、泣いて…

    私がこうなってる事が悲しいのは分かるけど…

    私達、そんなに仲が良かったの…?


    あの子が話すのはいつも知らない思い出。

    「あの時のケルトはこうした」とか、してもいない事ばかり。

    …もう、うんざりだよ。




    【繰り返し】

    「ごめんね、ケルト。…次は助けるから。」

    「…カルレア?何を言って…?!」

    そう言い切る前に懐中時計を硬く握り、あの子は空へ身を投げた。

    姿が見えなくなる。強く吹く風が 一瞬 逆に流れた気がした。


    置き去りになった守護天使が1人。

    「なんで…?助けるって…?」

    彼女が繰り返す度、助からない地縛霊が増えていく。




    【誰だっけ。】

    「カルレア〜、次の授業って何処だっけ〜?」

    「次は◯◯教室だよ、…ちゃんと用意してる?」

    「…あっ!忘れてた〜!カルレア、ちょっとだけ待ってて〜!」

    十何度目かの同じ忘れ物をしたあの子が走り去って行く。

    小さい欠伸をし、廊下を渡る生徒を眺めていた。


    ふと、花飾りを付けたローズの女の子が目に止まる。

    …あぁ、そういえば そんな子 居たな。

    (名前は確か…)

    「お待たせ〜、カルレア〜!」

    「…おかえり、ケルト!」

    (…もう終わった時間の事だから、考えなくてもいいかな。)
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works