ドラちゃんへの誕プレに迷うロナルドの話 ロナルドは頭を悩ませていた。
と、同時に自己嫌悪に陥っていた。
どうして俺は余裕を持って計画的に行動できないのか。いつも直前の時間ギリギリになって慌てるあわてんぼうのサンタクロース。急いで落っこち……あ、ごめんなさいサンタクロースさん飛んだ風評被害。貴方は世界の子供達の希望。俺なんかとは比較しようのない神。
連想ゲームのように頭に思い浮かんだ言葉から取り留めなくロナルドの思考は横滑りし、俺なんてという自己卑下にべしゃりと着地する。
脳内サンタは優しく微笑み、ホーホーホーとお約束の笑い声を残して夜空的な上空に消えた。ありがとうサンタクロース俺のところにも来てくれて。
ロナルドはまた来月に会おうと手を振った。
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