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    enyakoya

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    勇者と魔王なビマヨダ31〜40

    勇者と魔王なビマヨダまとめ4勇者と魔王なビマヨダ31
    激励の話
    ヨ「ではカルナ国境警備頼んだぞ」
    カ「任された。……ビーマ」
    ビ「なんだ?」
    カ「俺は口があまり回らない」
    ビ「よく分かる」
    カ「その俺をドゥリーヨダナは重用し、アシュヴァッターマンは友としてくれている」
    ビ「おぉ」
    カ「二人はお前に心を許し始めている」
    ビ「嫌そうにはされてないな」
    カ「だからこそ俺はドゥリーヨダナの背中を押すしお前の願いも叶ったらいいと思う」
    ビ「ありがとな」
    カ「……」
    ビ「……」
    カ「……」
    ビ「……悪いがもう少し言葉が欲しい」
    カ「分かった。……ドゥリーヨダナは国を維持しようし上手くいくだろう」
    ビ「そうか」
    カ「国境は俺が守るので侵略されることも無い。だからお前はお前の望むものの為に動けばいい。ドゥリーヨダナが本当に嫌がった場合に限り俺は動く」
    ビ「おぅ、応援してくれてありがとな」

    ヨ「アシュヴァッターマンそわそわしすぎだぞ。きちんと話せたようでは無いか」
    ア「あの、カルナが……!」


    勇者と魔王なビマヨダ32
    再確認の話
    ビ「なぁ」
    ヨ「んー?」
    ビ「お前とあの二人はそれほどまでに仲が良いのか?」
    ヨ「カルナとアシュヴァッターマンか。昔からの仲だ」
    ビ「へぇ、そんなにか」
    ヨ「あぁ、だがその縁で取り立てた訳では無いぞ。実力があったからこそだ」
    ビ「それは分かる」
    ヨ「そうだろうそうだろう」
    ビ「手合わせであの二人とは互角だったぞ俺は」
    ヨ「アシュヴァッターマンとは手合わせではなかったろう、互角だったのは認める」
    ビ「だろ?」
    ヨ「本気で打ち合えばどうなるかが見物だな」
    ビ「ちなみに昔とは、細かく何年前に会ったんだ?」
    ヨ「ん〜15年程前か」
    ビ「よし!」
    ヨ「え、何だそのガッツポーズ」
    ビ「別に、俺の話だ。……ドゥリーヨダナ」
    ヨ「なんだ」
    ビ「覚悟しろよ」
    ヨ「え、待てなんだその笑顔、何か言ってくれ頼む怖い」


    勇者と魔王なビマヨダ33
    食事中の話
    ビヨ「ただいま」
    ヨ「わし様風呂の準備してくる」
    ビ「俺は夕飯作りだな」
    ヨ「使用人は……干すまではしてくれたか」
    ビ「ん、美味い」
    ヨ「畳んだから自分の服はしまえよ」
    ビ「わかった。もうすぐ出来るぜ」
    ヨ「食器並べるか」
    ビヨ「いただきます」
    ビ「王様って割には家の事やるよな」
    ヨ「生まれながらの王族ではないからな」
    ビ「そうなのか?」
    ヨ「うむ、食事中故詳細は省くが父の代で王になってわし様が継いだ」
    ビ「なるほど」
    ヨ「わし様の才能のおかげで国が大きくなったな」
    ビ「勇者が乗り込んでくる位にな」
    ヨ「お前がそれを言うか」
    ビ「俺はドゥリーヨダナに会えて本当に良かったと思ってる」
    ヨ「……そうか」
    ビ「あぁ、大切にしたい」
    ヨ「ほ、ほぉ〜」
    ビ「でないと価値だ何だと言われる前に、縛って式を挙げて部屋に閉じ込めていた」
    ヨ「あれなんか急に怖い話になったぞ」


    勇者と魔王なビマヨダ34
    書簡の話
    モブ「王様隣国から返事が来ました」
    ヨ「よし、仕掛けられてないな?」
    モブ「調べさせた所ありません」
    ヨ「では読む」
    モブ「どうぞ」
    ヨ「……ふむ、まぁこんな所か。2時間後に会議をする、招集してくれ。……ビーマも頼む」
    モブ「分かりました」
    ヨ「と、言う訳で先日の勇者もといビーマがわし様を倒した出来事に関してだが隣国から書簡が来た。ここが国である事、わし様が王である事は認めるから交易についてのいくつかの条件を求めるもので最初に来た内容より余程良くなった。お前達が根回ししてくれたおかげだ。助かる」
    ア「それで終わらせるのですか?」
    ヨ「いいや、締結させる為にこちらへ来いと言うから行ってやる。その際もっといい条件を取り付ける予定だ。ここにいる何人か選んで伴わせるからそのつもりでな」
    アモブ「はい!」
    ヨ「ビーマは確定で連れて行く。準備せよ」
    ビ「わかった」


    勇者と魔王なビマヨダ35
    採寸の話
    ヨ「ビーマに礼服を用意する事にした」
    ビ「王に会うからか」
    ヨ「そういう事だ。隣に職人を呼んだから測ってもらえ」
    ビ「分かった」
    ヨ「もう少し早くにすれば良かった」
    ビ「俺は体格良いから時間掛かるもんな」
    ヨ「そこではないわ」
    ビ「ん?」
    ヨ「今回は体格が近いわし様のデザインを使うことになるから時間はかからん。だがわし様とビーマでは雰囲気が違うからな……」
    服「王様は勇者さんにあうデザインの服を用意したかったんですよ。また今度ですね」
    ビ「ドゥリーヨダナ……」
    ヨ「キラキラした目で見るな似合う似合わないの問題だ」
    服「あはは、でも王様のデザイン流用するなら似た雰囲気の服になるし婚約者感が出ていいじゃないですか」
    ヨ「あ」
    ビ「ドゥリーヨダナ」
    ヨ「体格が近いからそうするだけ、服屋はそんな笑い方をするな!ビーマは動くな!」
    服「まだ測ってますよ〜」
    ビ「終わったら行くからな」
    ヨ「仕事に戻る」


    勇者と魔王なビマヨダ36
    役職の話
    モブ「うーん、王様移動中の話なんですが」
    ヨ「なんだ」
    モブ「ビーマさんは勇者としてつれていくんですか?護衛として?」
    ヨ「そこか……あちらの国を必要以上に刺激するのもな。後出しだが城務めとして契約しているのもある」
    ビ「それって必要なのか?」
    モブ「うわ!びっくりした」
    ヨ「採寸終わったのか」
    ビ「おぅ、で、何が問題なんだ?」
    モブ「隊列を組む時の位置取りと城に入る順番、発言権が変わります」
    ヨ「こういうのは序列を求められる」
    ビ「ふーん、どれだ?」
    ヨ「どれだとは?」
    ビ「どれが一番お前の為になる?」
    ヨ「っ、……勇者だな」
    ビ「なら勇者として行く。どういう企てしてるかは後で教えろ」
    ヨ「分かった」
    モブ「ビーマさん今のはポイント高いですよ」
    ビ「本音だ。それに安心しろ、企てが上手くいかなかったら俺が城をぶっ壊して有耶無耶にする」
    ヨ「うーんお前ならやるな」
    モブ「やりますね」


    勇者と魔王なビマヨダ37
    妹の話
    モブ「ビーマさん王様から伝言です」
    ビ「おぅ、なんだ」
    モブ「昼食は2人分運んできて欲しい、なおこれはお前の分では無い、だそうです」
    ビ「……つまり3人分運べば俺も一緒に食っていいのか」
    モブ「ポジティブなのはいいことだと思います」
    ビ「まずは作るか」
    ビ「ドゥリーヨダナ?昼飯持って来た」
    ヨ「おぉ、来たか。……3人分?」
    ビ「俺もここで食べる」
    ヨ「いいか?」
    ?「勿論、私も話してみたかったもの」
    ヨ「だそうだ」
    ビ「んじゃ失礼するぜ。ビーマだ、よろしくな」
    ?「はじめましてドゥフシャラーよ。あに、兄さんがお世話になってます!」
    ビ「あの百人いて一人だけいる妹か」
    シャ「えぇ、その一人だけいる妹よ」
    ヨ「わし様が国を留守にする間の代理としてきてもらったのだ」
    シャ「よろしくお願いするわ」
    ビ「そうかそうか、ならまずは俺の料理で俺の事を知ってくれ」
    3人「いただきます」


    勇者と魔王なビマヨダ38
    選出の話
    ビ「ドゥフシャラーは政治に強いのか?」
    シャ「え?」
    ビ「代理任されるんだろ?」
    シャ「あぁ、違う違う逆なの」
    ヨ「弟達にも政治に強い者はいるし、ドゥフシャラーだって平均より強いし賢いが期待しているのはそこではない」
    ビ「ならどこを期待してるんだ?」
    ヨ「弟達のまとめ役、だ」
    シャ「兄さん達普段はいいけど勢い付いてくるとどんな風に動くか分からないの」
    ビ「なるほど」
    シャ「兄さんが勇者に倒れされたって聞いた時もすぐ城に行こうとしたけどそれじゃ侵略される可能性もあるし」
    ビ「来たら俺が倒してたな」
    シャ「だからそういう時に抑えるのが私の役目」
    ビ「なるほどな、適任だ」
    シャ「ありがと」
    ヨ「ビーマの発言で聞き捨てならないとこがあったのだが?」
    ビ「俺の邪魔しないなら倒さないから安心しろ」
    ヨ「一番安心できない発言来たな」
    シャ「あはは、私も抑えられないわ」


    勇者と魔王なビマヨダ39
    もしもの話
    ヨ「で、ビーマは本当に弟達が来たら戦っていたのか?」
    ビ「だな、もし負けたらお前を取られる」
    シャ「兄さんすごく気に入られてるわね」
    ヨ「うーんそこは否定できん」
    シャ「最短でお城を攻略したって聞いたけど兄さん目当て?」
    ヨ「そこまで聞くのか」
    ビ「いや、その時は魔王倒すなら早い方がいいと思ってたが、そうだな……」
    シャ「うん」
    ビ「もしドゥリーヨダナだと最初に知ってたらあんな風にしなかった」
    ヨ「ビーマ……」
    ビ「あんなに穴だらけにしたら逃げやすくなっちまう」
    ヨ「うん?」
    ビ「だから裏口か窓から侵入して攻めてたな」
    シャ「正面からじゃないのね」
    ビ「一人で行くのに正面じゃ時間かかって逃げられる、穴ぼこにしても逃げられそうだから潜入だろ。あ、壊すとこも少ないなら式も早くなってたな」
    ヨ「なんでお前正論と暴論の間を行ったり来たりするのだ?」


    勇者と魔王なビマヨダ40
    2人きりの話
    ビ「片付け手伝って貰って悪いな」
    シャ「城を回りたかったしいいのよ」
    ビ「……あんたの家を壊して悪かった」
    シャ「普段はいないから許してあげる。兄さんはビーマといっしょにいるって聞いたし」
    ビ「危ない目にはあわせてない」
    シャ「あわせてたらとっくの昔に私達で突撃してた」
    ビ「そうか……カルナとアシュヴァッターマンは見ててくれたが」
    シャ「あの2人が見てたしその後は悪い話は聞かなかったわね、伴侶だって言いふらしてるのは聞いた」
    ビ「それはまぁ……どこで寝るんだ?俺たちのとこ来るか?」
    シャ「行きません」
    ビ「おぅ」
    シャ「私が行ったら兄さんは休めないしビーマも気を遣うでしょ」
    ビ「なんでだ?あいつは嬉しいだろ」
    シャ「嬉しいのと休むのは違うのよ」
    ビ「そんなもんか?」
    シャ「そうなのでもご飯は食べに行くからよろしく」
    ビ「料理なら任せろ」
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