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    enyakoya

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    勇者と魔王なビマヨダ71〜80 終

    勇者と魔王なビマヨダ まとめ8勇者と魔王なビマヨダ71
    親近感の話
    モブ「あ、弟さんだ」
    ジュ「アルジュナと言います」
    モブ「よろしくー、これ入っていいお城の範囲ね」
    ジュ「こんなに奥まで、いいんですか?」
    モブ「王様が決めたしいいんだよ」
    ジュ「はぁ……」
    ビ「お、アルジュナ昼一緒に食べないか?」
    ジュ「どこで食べるの?」
    ビ「ドゥリーヨダナのとこだな」
    ジュ「え、執務室でいいの」
    ビ「人数分持っていけばいいんだよ」
    ジュ「兄ちゃん聞きたい所そこじゃない」
    ビ「入るぞー」
    ジュ「ぁぁあ」
    ア「ビーマ、そっちが例の弟か」
    ビ「久しぶりだな、弟のアルジュナだ」
    ジュ「はじめまして」
    ア「アシュヴァッターマンだ」
    ジュ「……」
    ア「……」
    ヨ「2人共どうした?」
    ア「なんだかこう、な」
    ジュ「えぇ」
    アジュ「「他人のような気がしねぇ」ません」
    ビ「お前は俺の弟じゃねぇだろ」
    ア「分かってんだよ!弟のとこだけで判断すんな」
    ヨ「苦労人(ツッコミ)属性?」


    勇者と魔王なビマヨダ72
    嵐の前の話
    皆「ご馳走様」
    ビ「片付けるぜ、飲み物も入れてくる」
    ジュ「俺もやるよ」
    ビ「俺の仕事だから気にすんな」
    ジュ「行ってしまった」
    ア「なぁ、そっちの国って同性婚認められてないんだろ?」
    ジュ「えぇ」
    ア「の割にあんたも受け入れてるな」
    ジュ「その事ですか、聞いた時は驚きましたが兄ちゃんの勢いある行動集に1つ書く事が増えたと思えば別に」
    ヨ「気になる言葉が出てきたぞ」
    ジュ「今度教えます」
    ヨ「約束だぞ、違えるなよ」
    ア「俺にもな。まぁ器がデカくて助かるぜ」
    ジュ「器も何も、この国で認められているならいいと思います」
    ヨ「理性で動いている」
    ジュ「仮にも教師として働いています」
    ア「なるほど」
    ジュ「それに結婚を間近に控える愛し合う2人を引き裂こうとは思いません」
    ヨ「ん?愛し合う?」
    ジュ「……え?」


    勇者と魔王なビマヨダ73
    到来の話
    カ「ビーマ」
    ビ「カルナじゃねぇか。ドゥリーヨダナのとこに飲み物持ってくんだがお前はどうだ?」
    カ「頂こう、そして俺が持っていこう」
    ビ「ん?」
    カ「お前に客だからだ」
    ジュ「兄ちゃん」
    ビ「アルジュナどうした?」
    ジュ「聞きたい事があるんだけど」
    ビ「なんだ?」
    ジュ「……ドゥリーヨダナとの事なんだけど」
    ビ「それがどうした?」
    ジュ「あんなに慕われてて皆に許嫁だと呼ばれていて2人で家にも住んでるのに、きちんと好意を伝えてないって本当?」
    ビ「好意を伝えてないってそんな事あるか。式について話すしお前の為にもなりたいって、ん?」
    ジュ「兄ちゃん?」
    ビ「いや待て……あんなに一緒にいるんだから……好ましいみたいなことは、態度として伝わってはい、る」
    ジュ「伝わってるのときちんと好きや愛してるを告げるのは意味が違うの!72話分あって何してるのさ」

    勇者と魔王なビマヨダ74
    少し前の話
    ジュ「……え?」
    ヨ「いや、あいつの熱意と表現力と行動力は凄まじいぞ?十二分に伝わっておるとも」
    ア「旦那との結婚に向けた気持ちは強かった」
    ヨ「だがわし様は好意をきちんと告げられた記憶がない。そしてわし様が答えた記憶もない、そもそもまだ候補だしな」
    ジュ「王族である貴方から色恋に関してはそうそう口に出来ませんよ。てっきりもう想いを通わせているものと……」
    ヨ「……まぁあいつに関しては悪い気はしておらん」
    ジュ「だがそれでは駄目です」
    ア「お?」
    ジュ「例えドゥリーヨダナや周りがこのまま式を挙げることに納得しても、私が許さない」
    ヨ「あ、アルジュナ?」
    ジュ「いくら兄ちゃんでも勢いが良すぎて相手の確認を取らないのは失礼に当たる、ので兄ちゃんと話をしてきます」
    ヨ「あ、おい」
    ア「どうする旦那?」
    ヨ「そうだな……面白くなりそうだから追うぞ」
    ア「おぅよ!」


    勇者と魔王なビマヨダ75
    爆発の話
    ビ「まぁドゥリーヨダナも嫌がってないし今更いいんじゃねぇか」
    ジュ「なんだって?」
    ビ「アルジュナ?」
    ジュ「確かに動きが早いのも、勢いがあるのもいい。でも言葉が相手に与える物も大きいんだ」
    ヨ「あそこにいた」
    ア「待て、アルジュナから魔力反応だ」
    ジュ「言葉も行動もどちらも大事だから、どちらかを疎かにするならいくら兄ちゃんでも許せない」
    ビ「あ、やべぇ。アルジュナこっちだ!」
    ア「飛び降りた」
    カ「流石に察知したか」
    ジュ「扉ではなく窓から失礼します」
    ヨ「こんな時でも真面目だな」
    ア「あの魔力量に体の一部まで変化したぞ」
    ヨ「ビーマといいあの家系は凄まじいな」
    ジュ「意中の相手にこそ全てを使って愛を告げなきゃいけないのに兄ちゃんがこんなだなんて」
    ビ「本気でやる気なんだな、手加減できねぇぞ」
    ジュ「ちゃんと告白も出来ない兄ちゃんに育てられた覚えも今手加減される覚えもない!」


    勇者と魔王なビマヨダ76
    解説の話
    ア「うわ、あの一撃すげぇな」
    カ「受け止めたな」
    ヨ「あの家は基本的に魔力量が多いのだな、それが強い気持ちによって体に変化をもたらす」
    ア「旦那どうしたいきなり」
    ヨ「アルジュナは真面目な性格だしビーマが不義理をするのは相当嫌だったと見える」
    カ「慕っていた」
    ヨ「そうだな、慕っている兄だから素直に喜びたい気持ちと不義理が許せない気持ちであぁなったと見るべきだ」
    ア「おーい旦那」
    ヨ「アルジュナはビーマと同じく強化を掛けておるが、繰り出す際その箇所に魔力を集中させとる」
    カ「力負けしていない」
    ヨ「互角にやりあえとる」
    ア「おい旦那!本当にどうしたんだ」
    ヨ「そうさなぁ、2人を把握しようとしておる、でないと」
    ア「でないと?」
    ヨ「壊れるかもしれない城の事を考えてしまう!」
    ア「あー」
    カ「ファイトだ」
    ヨ「せめて外だけの被害で終わってくれ!」

    勇者と魔王なビマヨダ77
    兄弟喧嘩の話
    ビ「待てってアルジュナ」
    ジュ「待たない」
    ビ「お前の話が聞けないから待てって言ってんだ」
    ジュ「もう言いたい事は言った!」
    ビ「そうだった、な!」
    ジュ「っく」
    ビ「真面目なお前だから順序立てて進めて欲しいって話だろ」
    ジュ「その通り」
    ビ「だけどお前は当事者じゃねぇだろ」
    ジュ「当事者の弟だ」
    ビ「ったく」
    ジュ「せっかく兄ちゃんが幸せになるなら、誰にもいちゃもん付けられないようにきちんとしてよ!」
    ビ「いちゃもん付けてきたらぶっ倒せばいいだろ」
    ジュ「だからそれ!」
    ビ「お?」
    ジュ「兄ちゃんはいいけどこれからはドゥリーヨダナといるんだからね」
    ビ「っ……あ」
    ジュ「ふっ!」
    ア「まともに入った」
    カ「勝負あったな」
    ヨ「お前たちこれまでだ」
    ビ「あー……たしかにドゥリーヨダナと、か……」

    勇者と魔王なビマヨダ78
    謝罪の話
    ジュ「すみませんでした」
    ヨ「城の被害は最小限だったし気にするな」
    ジュ「いえ、その……はい」
    ヨ「わし様としてはあれ程魔力を使ったのに疲れた様子を見せない方が気になる」
    ジュ「そうですか?」
    ヨ「魔力操作、消費は疲れるのだぞ」
    ジュ「気にした事なかったです」
    ヨ「そうか……稀にしかあぁならないとは言えアルジュナは魔力操作を基礎から学んだ方がいいとわし様は思う」
    ジュ「魔力操作ですか」
    ヨ「教師しとるなら操作を覚えてここの子達に指導して欲しいのがあるな」
    ジュ「少し考えさせてください」

    ビ「アシュヴァッターマン」
    ア「ビーマじゃねぇか」
    ビ「訓練所の片隅借りるぜ」
    ア「構わねぇけど」
    ビ「おぅ、集中するから声に気付かなかったら悪いな」
    ア「わかった」

    勇者と魔王なビマヨダ79
    操作の話
    ビ「……場所貸してくれてありがとよ、行ってくる」
    ア「どこに行くか分からねぇが気を付けろよ」
    〜〜
    ヨ「お前達兄弟は魔力量が多く気持ちによって無意識に魔術を発動させるが、それは思いもよらない時に発動するかもしれん可能性もある」
    ジュ「たしかに……」
    ヨ「教師になれと強くは言わんが、魔力操作は覚えた方が良いだろう」
    ジュ「それは難しいのですか?」
    ヨ「個人差があるなぁ」
    ジュ「そうですよね……」
    ビ「ドゥリーヨダナ」
    ヨ「ビーマ」
    ジュ「兄ちゃん」
    ビ「アルジュナに言われて気付いた。……お前の事が好きだ。結婚して欲しい」
    ヨ「ふぐぅっ」
    ビ「好きだから一緒になってくれ」
    ヨ「…………まぁ、そろそろ価値を見定めた時でもあるし。結婚してやろう」
    ビ「っ!そうか……そうか」
    ヨ「魔力反応?」
    ビ『よっしゃぁぁぁぁ!けっっこんっだぁぁぁあぁぁ!!』

    勇者と魔王なビマヨダ80
    その後の話
    シャ「兄さんこれは図書館の人達から、これは市場組合の皆さんから、こっちは……」
    ヨ「……多くないか?」
    シャ「ビーマの雄叫び城下町一帯に聞こえたもの、祝いたい人は大勢いるってものよ」
    ヨ「慕われとるなぁ」
    シャ「2人共ね」
    ヨ「……3ヶ月後になった」

    シャ「意外と遅いのね」
    ヨ「城が直っても招待客や諸々の準備を考えたらな」
    シャ「ビーマはなんて?」
    ヨ「なんとか頷かせた」
    シャ「ふぅん……逃げない保証が出来たから譲歩したってとこからしら」
    ヨ「さぁ、どうだかな」
    ビ「昼飯持って来たぞ!」
    シャ「わぁ美味しそう」
    ビ「おぅ、なんか今日はやたらいい食材があるから張り切って作ったんだ、食べようぜ」
    シャ「ふふ」
    ヨ「では頂くか」
    皆「頂きます」
    ビ「美味いか?」
    ヨ「まぁ、食えなくは無い」
    こうして元勇者と魔王は、幸せに暮らしましたとさ。


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