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    mizuse

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    mizuse

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    🍁とバチッてる💫くんも見たいですよね〜!?という自給自足
    猫とまたたび(⚠︎︎R18作品)の後日談です
    一旦書くの諦めてたもののチマチマ体裁を整えたので中途半端な終わり方だけど供養

    #穹星

    首輪の行く末 ぴこん。ぴこん。ぴこん。
     軽快な音が立て続けに鳴っている。疲労で泥のように眠っていた星の鼓膜を叩いて、意識がゆっくりと浮上した。起き上がる気力が湧かずに手探りでスマホを取る。眠気でぼやけた視界に飛び込んできたのは同じ送信者からの大量のメッセージだった。最初は心配するもので、段々と焦りが募ったようなものに変化して。そして最後は。

    ”今すぐ居場所の座標を転送しろ”

    「………………やっば」

     メッセージの送り主は列車の護衛役、丹恒。他の列車メンバーからは特に連絡は来ていない。おそらく前者は列車に戻らない星を心配して、後者は依頼関連で列車を開けることも多いので数日失踪でもしない限りは大丈夫だという信頼だと思うが。
     眠気にまとわりつかれていた頭が一気に覚醒した。昨日、依頼で飲んだ烈炎濃茶のせいで穹を巻き込み暴走した記憶はしっかり残っている。ついでに強烈な腰のだるさもしっかり残っている。記憶を失ってからこうなるのは初めてであるが、立つことはおろか動くのもままならないのがなんとなく分かってしまった。一晩戻らなかった上でこのいかがわしい宿泊施設の座標なんて送ったら雷でも落ちてきそうだ。風属性なのに。
     色んな意味で頭を抱える状況にうんうんと唸りながらスマホの画面と睨めっこをする星の腹に、自分のものではない腕が巻き付いた。腕が伸びてきた方を見れば、寝起きの穹がまだ眠り足りないといった顔で黙って星を見つめている。

    「お、はよ。穹。あの」
    「いま、なんじ」
    「六時くらい」
    「ん……まだ、ねれる……」

     星からスマホを奪って枕元へ放り、そのまま首下へ片腕を差し入れて。頭と腰に回った手にがっちり抱き込まれた星は穹の抱き枕となった。妙に低く掠れた声から壮絶な色気を感じて勝手に顔が熱くなる。鼻腔を擽るのは星の頭のネジを吹き飛ばした大好きな香り。

    「なに可愛い顔してんの、襲うぞ」
    「元気すぎでしょあんた……。私列車に戻らないと。保護者のひとりから連絡がかなり来てて、今すぐ居場所の座標送れって」
    「はー……送り主、なんとなく想像つくけど。過保護だなアイツ。適当に金人巷の飲食店の座標でも送っとけば?人手が絶望的に足りなかったから泊まり込みで従事して、疲労感ヤバくて連絡せず寝落ちしてました〜とかそれっぽいだろ?」
    「それっぽいけど私が嘘つくと絶対バレるから多分通用しない」
    「うーんめんどくせー!」

     穹は先程自分で放り投げたスマホを再び手に取り、画面を星の顔に向けてロックを勝手に解除する。そうして通知欄を埋め尽くすメッセージのひとつをタップしてチャットアプリを起動した。

    「星が送ってバレるなら俺が送ればいいだろ、多分」
    「いや何言ってんの、バレるに決まってるでしょ」
    「いいじゃん、物は試しってことで。ていうか帰るってお前今一人で歩けると思ってんの?」
    「そもそも誰のせいで歩けなくなったと……私のせい?」
    「正解。ぜーんぶ煽ったお前のせいでーす」

     星に軽口を叩きながら器用に文章を入力し、一応持ち主に内容を確認させた穹は躊躇いなく送信ボタンを押す。メッセージには間髪入れずに既読が付き、そして。

    ”ごめん。金人巷の飲食店で急遽アルバイトを頼まれて、忙しすぎて連絡する間もなかった。今支配人に手配してもらったホテルにいる。心配しなくても今日の夕方には戻るから平気だよ”
    ”お前、星じゃないだろう”
    ”何故彼女のアカウントで返信している”
    ”星は何処にいる、返答次第ではお前の命は無いものと思え”

     立て続けに送られてくるメッセージには明らかな怒りが滲んでいる。送信前に星も確認して良しとしたはずの内容は疑いようもなく星の文章だったが、星の嘘を確実に見破る丹恒の前では他人が偽った文章など火を見るより明らかなのだろう。

    「うわ秒でバレた。ウケる」
    「だから言ったじゃん!話余計に拗れたんだけど!」
    「結構上手く擬態できてたと思うんだけどな。まぁいいや、このまま返信しちゃお」
    「は?ちょ、穹!」

     スマホを取り返そうとする星を制しつつ、再び器用に文章を入力していく。普段であれば女性とは思えない膂力で暴れる彼女だが、今日は下半身が使い物にならないからか、それとも抱き潰されて消耗した体力が戻っていないのか、伸びてくる手は簡単に捕まえられてしまう。その弱々しい力加減は猫が戯れているようなもので、やはり猫なのではないかと穹は思う。試しに顎の下を擽るように撫でてやると、頬を染めてこちらを睨み、何故か大人しくなった。
     意図せず性欲を刺激された穹は軽くかぶりを降ってスマホの向こうの相手に集中する。

    ”しつこい男は嫌われるらしいぞ”
    ”こちらの質問に答えろ”
    ”俺の隣で寝てるよ”
    ”は?”
    ”俺たちお互いのことだーいすきなの”
    ”そういう仲の男女が外泊同衾してたって別に不思議じゃないだろ?”
    ”ってことで星は俺の隣で寝てるし、ちゃんと無事”
    ”でも今色々あって動けないから列車にも戻れない。夕方までには帰すよ”
    ”あとで座標送るから一応迎えに来てやって”

     まさか星が外で恋人を作っているとは思っていなかったのだろう。驚いたのかそれとも別の原因か、穹がぽこぽことメッセージを送る間に丹恒から返事が来ることはなく。穹もまた反応に興味が無いため、最後のメッセージを送り終えたと同時に電源を切ったスマホを星に返した。

    「はい。俺がいいって言うまで電源入れないで」
    「なんで……ゲームのログボ……」
    「んなもん後で受け取れるだろ、せっかく一緒に居るんだからちゃんと構ってよ。あ、俺がログボ貰うところ見る?」

     穹は自身のスマホを手に取り、星──と銀狼──がハマって遊んでいるゲームを起動するも、ふざけるなと言わんばかりの目をした星はそっぽを向いて布団を頭まで被って無視をすることにした。ただ、この短い逢瀬が普段自由に会うことが叶わない二人の空白を埋めるには全く足りない。いつまでも不貞腐れてなどいられないというのは、布団越しに謝罪の言葉を聞いている星も痛いほど分かっている。
     だから、暫く布団に潜ったあとにそろりと目元だけを覗かせて。

    「ログボ貰うところは見ないけど……構ってはあげる」
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    mizuse

    MOURNING前に呟いた幻覚の自給自足、いつもの設定じゃなくて同時に列車に乗った世界線の穹星
    よく分からない話だけどせっかく書いたので供養
    造り物の好奇心 穹と星は揃って記憶喪失だ。瓜二つの容姿が血の繋がりを表しているものなのか、それとも偶然なのか。本人たちにも分からない。宇宙ステーションヘルタで二人で意識を失っていたところを開拓者たちに保護され、成り行きで星穹列車に乗ることになり。便宜上、穹を双子の兄、星を妹として振舞っているけれど。二人にとってその”設定”は腑に落ちないものだった。
     ヤリーロ-VI、仙舟・羅浮での開拓の旅を終えた星穹列車一行は、次の目的地である宴の星・ピノコニーへの跳躍に向けて準備期間に入っている。しばらく羅浮に停泊する予定だが、絶滅大君「幻朧」による各地への被害は大きく、羅浮の将軍である景元も幻朧との戦闘で負った傷の療養が必要であるとのことで、元々人手が不足気味であるらしい神策府は猫、もといアライグマの手も借りたいと、連日開拓者たちに何かしらの依頼を出していた。復興の手伝いならば労力は惜しまないつもりでいた星穹列車側も快く引き受け、羅浮中を走り回る”灰色の双子”は最早かなりの有名人だ。カンパニーの職員が企てていた金人巷の買収計画を阻止​──その結果、件のカンパニー職員が犬の鳴き真似を披露する羽目になった​──、かつての盛況ぶりを取り戻す手伝いをしたり。綏園から逃げ出した歳陽を捕まえるべく羅浮雑俎と呼ばれるSNSでフォロワー100万人を目指したり。とにかく大小様々、数え切れないほどの依頼や事件を解決している星穹列車のナナシビトの名を聞かない日はない。
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    DOODLE穹小心翼翼地向姐姐望了一眼。星仍然酣睡,尽管下身已经被自己钳制住激烈地冲撞着。
    这是,和梦里一样不会说拒绝的、全心全意接受着自己的姐姐。
    一种隐秘的、不可言喻的喜悦与兴奋油然而生。
    他不再需要每天卑微地祈祷一个可能性,因为他只要像这样做,就可以获得一个真实的、属于自己的姐姐,而不是梦醒便消散的一个短暂快乐后的空影。

    →建设了穹星亲姐弟骨科,有未成年擦边性行为,睡奸,内射等,介意的不要看。
    【穹星】一切从穹的一个春梦开始  一对双生子姐弟,星和穹。

      从小就一直睡在一张床上,穹每天都需要抱着姐姐才能入睡,因为觉得有安全感。每次埋在姐姐软软的怀里的时候,所有不好的心情都会全部消失。

      从幼儿园到小学一直是一个班,穹每天都跟在姐姐后边,捏着姐姐的衣角,亦步亦趋。

      因为太黏着姐姐,还被同班的男同学取笑。只是所有冲着穹来的攻击,都会被性格强势的姐姐全部处理掉。

      也因此,穹越来越依赖星,星也乐于做自己可爱弟弟的守护骑士。

      只是上了初中的学校之后,姐弟两人不幸分在了不同的班级。

      对此连父母都是支持的,他们认为穹是男孩子,应该学会独立,整天跟在姐姐后面太不像样了。

      于是穹只能开始一个人面对新的环境,在一个没有姐姐的班级里,穹感到了极度的不安。
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    mizuse

    MOURNING前に呟いた幻覚の自給自足、いつもの設定じゃなくて同時に列車に乗った世界線の穹星
    よく分からない話だけどせっかく書いたので供養
    造り物の好奇心 穹と星は揃って記憶喪失だ。瓜二つの容姿が血の繋がりを表しているものなのか、それとも偶然なのか。本人たちにも分からない。宇宙ステーションヘルタで二人で意識を失っていたところを開拓者たちに保護され、成り行きで星穹列車に乗ることになり。便宜上、穹を双子の兄、星を妹として振舞っているけれど。二人にとってその”設定”は腑に落ちないものだった。
     ヤリーロ-VI、仙舟・羅浮での開拓の旅を終えた星穹列車一行は、次の目的地である宴の星・ピノコニーへの跳躍に向けて準備期間に入っている。しばらく羅浮に停泊する予定だが、絶滅大君「幻朧」による各地への被害は大きく、羅浮の将軍である景元も幻朧との戦闘で負った傷の療養が必要であるとのことで、元々人手が不足気味であるらしい神策府は猫、もといアライグマの手も借りたいと、連日開拓者たちに何かしらの依頼を出していた。復興の手伝いならば労力は惜しまないつもりでいた星穹列車側も快く引き受け、羅浮中を走り回る”灰色の双子”は最早かなりの有名人だ。カンパニーの職員が企てていた金人巷の買収計画を阻止​──その結果、件のカンパニー職員が犬の鳴き真似を披露する羽目になった​──、かつての盛況ぶりを取り戻す手伝いをしたり。綏園から逃げ出した歳陽を捕まえるべく羅浮雑俎と呼ばれるSNSでフォロワー100万人を目指したり。とにかく大小様々、数え切れないほどの依頼や事件を解決している星穹列車のナナシビトの名を聞かない日はない。
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