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    fuuumi_new

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    fuuumi_new

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    犬王
    犬王×友有

    醜いだとか美しいだとか「俺は目が見えない」
    「なら何故見た目にこだわる?」
    「俺が俺でいる為さ。ただ自分では答え合わせが出来ないから」
    「今日も友有は綺麗だ」
    「美しい君に言われると自信になるね」
    「見えない癖に何を言う」
    「君のは分かるさ。色が違う。それに滑らかで鍛え上げられたこの体、俺は前のも好きだったがきっと美しいんだろう。その面の下だって」
    「口閉じてよ。紅が引けん」
    繊細な指先が顎を掴み、細い筆が唇を這う。
    「どうだ?君の好みか?」
    「俺が引いてやったんだ。何故それを聞く?」
    「俺はいつでも犬王の一等でいたいからさ」
    少し本音を混ぜたのを誤魔化しながら、褌の上に女物の着物を羽織る。
    「おい、そんなにはだけさせるな…今日は」
    「君の印はそんなに目立つか?」
    「まあね、友有にちゃんと分かるようにつけたから」
    「あぁ、では隠すとしよう。誰にも見せやしないさ」
    大きな歯型の付いた首筋に手を添えればまだその凹凸を感じることが出来る。
    「友有」
    「なんだ?犬王」
    「俺は醜いぞ」
    「お前が俺を綺麗と言う様に俺にはお前が綺麗に見えるだ。だからもし、全ての呪いが解けた時俺にもお前を見せてくれ」
    「あぁ、今日面を取ることが出来たとして、それは能楽師としての俺の一面に過ぎないからな。本当の、バケモンの顔をお前に最初に見せてやる」
    「ははっ、それは楽しみだ」

    身体中に散りばめられた無数の赤い蕾を見ることは出来ないが、犬王から溢れる愛しさだけはあたたかく感じ、見ることが出来るのだ。
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    fuuumi_new

    MOURNING夏油傑×五条悟 死ネタです。
    9月の初め頃、宿儺戦で悟に負けるフラグが立ってきた時に保険で書いたやつです。だって!最強だから負けるわけない……確かにここで悟が勝ったら味気無さすぎるかもだけど、戦線離脱六眼が使えなくなるくらいで死にはせん…だって最強だよ?って思ってます。でもターミナルって生死の狭間表現有り得るので諦めてない。可能性はまだある……生きて。万が一の万が一の話でした。
    序章「悟、本当にお疲れ。頑張ったね」
    目の前にいる傑が顔を綻ばせた。
    あの日と同じ言葉を同じ表情で。
    「あ……すぐ、る」
    だけど、知っていた。ここが現実なのか妄想なのか、それくらい。だってこれは夢の中で何百回、何万回と想像した光景で……
    「悟、こっちへおいで」
    傑はそう言って両手を広げる。目の前にいるのは最後に見た袈裟を着た傑じゃなくて、高専の、あの3年間の傑だった。少しの違和感を感じながらも、吸い寄せられるように傑の方へと歩みを進めれば懐かしい温もりに包まれた。
    「傑」
    「なに?」
    「コレ現実?」
    「そうか違うかで聞かれたら、そう、だよ」
    「そうか……俺、ははっ。そっか」
    傑の言葉に目を閉じれば一気に記憶が蘇る。生前の記憶、ってやつ。
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    fuuumi_new

    PROGRESS夏油傑×五条悟
    夏休みの海!!のはずが、ホテルでイチャイチャセックスするだけの3日間になる予定の冒頭。
    なかなか進まないので尻叩きに。
    沢山えっちかくぞ!!!!
    ホテルで缶詰めいちゃラブ♡♡♡「うわっすんげぇ青!って水が透明過ぎんのか?なぁ傑!海ん中ぜってぇ魚いる!早く行こーぜ……すぐる?」
    猛暑日。
    真上から照らしつける太陽の熱と、地面からジリジリと伝わる熱に挟まれて目を細めることしか出来ない。
    「……だいじょうぶか?」
    「ん?どうした?」
    「どうした、はオマエ。体調悪い?」
    サングラスをわざわざ外して悟は傑の顔を覗き込む。ぱっと日差しが遮られ、同時に悟の顔面がこれでもかと近づいてきてハッとする。ガヤガヤと雑音のように聞こえるのは海水浴を楽しむ客たちの声で。今日からの束の間の夏休み、このビーチのあるホテルを悟が予約してくれて……。あぁ、休みを合わせるために二週間ほど詰め込んだ任務の疲れがここに来てどっと押し寄せて来たのだろう。段々と歪む視界を正そうと何度か瞬きをするも全然治らず、何とも言えない気持ち悪さが内蔵を締め上げるのをぐっとこらえる。というか、何があっても堪えたかった。なんと言ったって今日はやっと取れた久しぶりの休日で、一ヶ月も前からずっと楽しみにしていた日だから。
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