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    Oni21480giri

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    Oni21480giri

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    いそぺ

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    recommended works

    kawauso_gtgt

    PROGRESS探占土竜と独歩行者
    進捗ちゅー
    多忙のあまり、些か過敏になってやしないか。言外にそう伝えたつもりだったが伝わっただろうか。形のいい眉がぴくりと吊り上がる。ちら、とこちらを一瞥する視線は何処か苛立ちを孕んでいるように見えた。土竜はゆらりと立ち上がると靴音を鳴らしながらイライの元へと歩み寄っていく。それからソファに腰掛けたイライの細顎を掴み上げて、するりと目元を覆う布切れを解いてしまった。流れるような自然な動作にイライは反応することが出来ない。小さく見開かれた瞳に、普段のおちゃらけた様子からはかけ離れた土竜の姿が映しだされる。
    「アナタのなんでもないほど信用できないものはないんですよ。だってアナタ、──……」
    「な、にを……ッ!!」
    続く言葉は飲み込まれて音にならなずに消えていく。唇を塞がれているのだと気づくのに数秒かかった。食むように重ねるだけの口付けは、段々と深い交わりへと変化していく。酸素を求めて開いた隙間に滑り込んだ分厚い舌が、口内の粘膜をねっとりと這い回る感覚に思考が定まらない。離れようと胸元を押したところで体躯の差に加えてもともと力の入りにくい体勢だったせいで大した抵抗にもなりやしない。どうすればいいかわから 1076

    sangatu_tt5

    MEMO採掘🧲×アテ🔮の探占採掘現場から帰宅中の🧲は路地裏に人が倒れているのを見かける。面倒であることは理解出来たため無視しようとも考えたが、外面だけは良くするように努めていた🧲は周りの目を気にして、思わず声をかけてしまう。近寄ってみれば、それは人ではなかった。
    機械人形。オートマタ。神の作り出した偉業と言われる自立思考型の人形だ。動力源はネジだと言われているが、動く原理は分からず、人間と同じように立ち振る舞うことができるその人形は高値で取引される。
    それと同時に保護の為の法律も存在した。
    『人形が認めた主人は人形を破棄、放置することを禁ず。無断での転売も同様する。契約破棄を申し出る場合はしかるべき場所へ届出をすること』
    簡略すればこの通り。放置されているのであれば、通報しなければいけない。面倒に思いつつ、ぐったりと物陰に倒れた青いフードの人形の傍により、目隠し布を剥ぎ取る。
    睡眠の必要が無い人形が倒れているのは故障かなにかだ。軽率に触れた人形はパチリと目を開け、青い瞳に🧲を映す。
    「認証確認。照合開始します」
    淡い光を放つ人形の目がチカチカと点滅しながら、機械的なアナウンスが流れる。
    は?と急に動き出した 2966

    hirokii_04

    MAIKING暴 🧲×狐🔮のプロローグの冒頭の冒頭
    完成がいつになるかわからないので供養…
    ただこの身が朽ちて消えるその日を待っていた。



    ***

    身に余る大儀を任されて幾百年。

    人々の願いにより神として祭り上げられたその存在は、今はもう薄れていくばかりであった。

    神と成ったばかりの頃は真白であったはずの装束は、力の衰えとともに黒く染まっていき、以前は人里まで降りる事も出来ていた身は今では社のある森の中でしか行動することが出来ない程に弱まっていた。

    消えかけの落ちぶれた神。それが今の己がおかれた立場だ。

    元々は神ですらなければ、その使いでもない。神格など備わっていないただの野狐だった身だ。役目を果たし、人々から必要とされなくなれば消えゆくのは当然のことだろう。 

    その自分の末路に、不満はなかった。

    そもそもの身分を考えれば、神として在ることが出来たこと自体が既に奇跡なのだ。

    そしてそのまま神として往くことが出来るのなら、これ以上の名誉はないだろう。



    「私の最期は君が見届けてくれないか」

    身の内にある力が衰えはじめ、いずれ自分が消える定めにあるとわかった時、古くからの友である鬼にそう言うと、彼はその美しいかんばせを歪ませてしばらく姿を見せてはくれ 1847