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    sangatu_tt5

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    sangatu_tt5

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    現パロ探占(俳優🧲とファン🔮)

    #探占
    divination

    俳優🧲とファン🔮の探占
    従姉妹である💍に誘われて、🧲が出る舞台を見に来た🔮
    原作は知っていたが、舞台には興味がなく、楽しそうに話す💍の姿を見ているのが楽しかった。
    「グッズ販売もしているのよ。私買ってきてもいいかしら?」
    「いいよ、僕も一緒に並ぶよ。君は誰が好きなんだい?」
    💍が楽しそうに話す俳優のことを🔮は知らない。まだ、テレビにはあまり出てないのか、💍がキャストの名前を指を折りながら話してくれるが聞き覚えはない。
    「ごめんね、あまりドラマとか見ないから分からないや……」
    「いいのよ、🔮。貴方は原作がとても好きだったでしょう?」
    この舞台はすごく原作に忠実に作ってくれてるから楽しいと思うの」
    頬を緩めながら喋る💍は可愛らしかった。女性ばかりが並ぶ列にいるのは少し居心地が悪い。チラチラと色んな人の目線が🔮に刺さった。
    長蛇の列に揉まれながら、たどり着いた物販ブース。
    「ここからここまでの○○くんのグッズ一つずつください」
    💍が好きな俳優のブロマイドやイメージのペンライトを買っていく。そんなに買うのかと見ていれば、隣で綺麗な女性が🧲の個ブロ30くださいと言った。
    「ねぇ、個ブロってなんだい?」
    「個ブロはね、個人ブロマイドの略で、役者さん単品の写真のことよ」
    「沢山種類があるの?」
    「そうでも無いわね……。隣の方でしょう?多分同じのをいっぱい買ってるのよ」
    「何に使うの?」
    「なんにも使わないわ。名刺代わりに交換する人もいるけど……。一番役者さんの売上になるのが個ブロだからみんな買うのよ」
    「……そうなんだ」
    小さく潜めながら、💍から未知の世界を教えてもらう。分からないなと思いながらも、好きなものを楽しそうに享受する人々は美しかった。
    この場にいるだけで少し気分が高揚する。
    💍について行き、席につけばそこは前から2列目の中央だった。
    「ここって、すっごくいい席とかじゃないのかい?」
    「そうなの!すっごくいい席なのよ。だから勿体なくてあなたを呼んだの。間近で役者さんたちが見れるのよ」
    💍は両手をにぎりしめて、両頬を紅潮させた。勢いに押されてしまって、そっか……としか言葉が出てこない。
    「……僕ここにいて邪魔じゃない?背が高いから後ろの人見れないとか……」
    「気にしなくて大丈夫よ。大きな声出したり、手を挙げたりしなければ文句言われないわ。ねぇ、🔮楽しんでね」
    そう笑った💍を両目に収めていれば、幕が開いていく。
    原作に沿って忠実に作られたストーリー、高い演技力、この舞台に関わる人々全員がこの作品が好きなのだとわかる。その気持ちが伝わってくると同時に🔮は引き込まれていく。
    チラッと💍が🔮の様子を伺うように目線を向けてきたが、🔮は構っていられない。
    目に全てを焼き付けると言わんばかりに、青い瞳を輝かせて、舞台の上を眺め続ける。役者の指先、足先ひとつの動きまで、全て見ていく。
    一度幕が閉じ、中休憩が入る。🔮は前のめりになっていた身体をゆっくりと背もたれに持たれさせた。
    「はぁ〜〜〜」
    「🔮、大丈夫?」
    「………すっっっっ、ごいね!こんなに原作に忠実なんだ!本当にキャラが飛び出してきたみたい!」
    「……楽しかった?」
    「うん!ありがとう、💍。誘ってくれて」
    「どういたしまして」
    「△△の役の人って誰だい?」
    「🧲のこと?好きなの?」
    「うん!すっごいかっこいいね……元々キャラが好きだったんだけど、あれは理想だよ」
    かっこよかった……それしか感想が出てこない。スマホを弄りながら、🧲と呼ばれた役者のsnsを探す。
    トイレから帰ってきたのか、🧲のうちわを持っていた女性たちが今日ファンクラブに入ってると限定ブロ貰えるんだったよね?楽しみ〜と話しているのが耳に入った。
    「え?💍、今の本当?僕も欲しい……今登録してもいけるかな?」
    「ど、どうだろう……。一応私入ってるし、私のあげるわよ?」
    「本当?ありがとう……。でも、登録もしたい……」
    「やってあげるわね。スマホ借りてもいい?」
    💍にスマホを渡せば、すいすいと画面を弄っていく。お願いと両手を握りしめながら、💍を見ていれば、💍がこちらにスマホを差し出した。
    「これで出来てると思うわよ。多分、家に届くと思うわ」
    「ありがとう、💍。グッズって公演後も買える?」
    「数少ないと思うけど買えるわよ。何買うの?」
    「……🧲の個ブロ?写真のやつ買いたいな」
    一瞬💍は目を見開き、🔮の顔を見た。男が気持ち悪いかな……と🔮が思っていれば、💍は優しい姉の表情で笑った。
    「うん、あとで買いに行きましょうね」
    アナウンスが流れて、舞台が再び始まる。ザワザワとしていた公演場はしんっと静かになった。この瞬間が好きだと思う。今から目の前の世界に全て意識が奪われる。隣でかっこいいと泣いている人もいる。
    初めて知った世界は非常に目新しく人を幸せにするものだった。
    🔮の目は終始🧲を追う。
    🧲のファンになった🔮
    🧲のファンは大抵女なので、🧲もすぐに目につく。
    またあの人いるなって思いながらいると、ある日🔮がうちわ持ってて、自分の名前書いてあるって思ったら、「投げキッスして」とか「大好き」とかじゃなくて「ご飯いっぱい食べて」とかで笑ってしまう🧲

    仕事仲間の🤕に
    「待ってwww僕に男のファンいたんだけどww」
    「嘘だろ!?俺じゃなくてか?」
    「僕のうちわ持ってたし、うちわに「ご飯いっぱい食べて」って書いてあったww」
    「どういうことだよ!?!??」
    🤕は男ファンが多い

    毎回🧲のグッズは買ってる🔮
    だけど、何個も買う訳ではなく、個ブロ2個にあとはグッズ一つずつって感じなんだけど、
    たまに個ブロ30とか買う🧲ファンを見るとはわわわってなりながら一個個ブロの購入数を増やす。

    プレボに何か入れたいけど何入れればいいか分からない🔮
    当たり障りないものを……と考えた結果ホットアイマスク(使い捨て)に至る。
    毎回季節限定の香りをプレボに一箱入れるから、ホットアイマスクの人って呼ばれる

    スタッフも唯一に近い🧲の男ファンだから、覚えてしまっていて、今日はこの香りなんだーって言われる。
    🧲も🔮のこと覚えてるから、ホットアイマスクを毎度写真に撮って、「いつもありがとう、この香り好きだなー」ってsnsに投稿する。
    🔮はその香りを買い占めて、毎度プレボに入れるようになるけど、🧲のsnsにリプを送ることはない。
    🧲はそんな🔮にチッて舌打ちをする。

    🔮がプレボにいつも通りホットアイマスクを入れようとしたら、🧲新参ファンの女がめっちゃ高いブランドの帽子をプレボに入れるのね。一瞬🔮をみて鼻で笑うんだけど、🔮は周りの女の人達が「初手んしあがしてる」「やばぁ……」って囁いてるのを聞いて、ブランド調べて、帽子の値段に倒れそうになる。
    だけど、その日の🧲のsnsにはその帽子は写されず、相変わらず🔮の送ったアイマスクを使った🧲の写真が載る。
    🔮は僕のなんていいから!あの女性の帽子を載せるんだ!!!ってヤキモキする。

    🤕ファンの同級生か同僚に頼まれて、🧲グッズと一緒に🤕のグッズも買った🔮
    基本、パンフ以外だと🧲のグッズ以外は買わない🔮が🤕のグッズを買っていることに驚くスタッフとファン仲間たち。
    🧲は毎度スタッフに「今日あの人何買ったの?」と聞き、「いつも通り、🧲くんのグッズ一式だよ」と聞いて、少し頬を弛めて「ふーん」ってなる。
    でも、その日は「……🤕くんのも買ってたかな?でも、🧲くんのも買ってたし、推し変ではないと思うけど……」とスタッフに言われて、「そうですか……」と言ったあと、楽屋で「ふーーん💢💢」って言いながら🤕の踵を蹴り続ける。
    ファンクラブ会員向けの握手会イベントに行くことになった🔮
    男だし、握手とか嫌だろうなって思いながら💍に着いてきてもらうが、いざ目の前にすると手を出せない。
    「握手しないの?」と🧲が問うが、🔮は目を泳がせる。
    やっぱり……と言い出した🔮に🧲が無理やり手を取り、手の甲にキスして「君が唯一の男性ファンだからこれからもよろしくね。いつもありがとう」って微笑み、🔮は放心状態で帰る。
    終わったあとに連絡先渡せば良かったと後悔する🧲

    🧲は絶対一度、何かのイベントでパンツをプレにする企画やってると思うし、多分何かの陰謀か運の良さで🔮がゲットして欲しい。

    🧲は両耳ばつばつにピアス開けてて欲しいんだけど、基本的に最低限しか頓着がない男なのでファンから貰った服とかピアスとかガンガンに着てて欲しい

    🔮くん🧲の写真集絶対二冊買って、ひとつ開封せずに保管しそう

    🧲と付き合いだした🔮
    その頃には舞台メイン寄りのドラマも出るって感じになってて、結構ガチめの濡場のある深夜0時頃のドラマやるようになる。
    🧲は🔮が嫉妬するかなって思ったら、普通にかっこいい!色気すごい!!上手い!!って楽しそうに見てて満足したように二回目見ようとするから嫉妬とかないの?って🧲が聞く。
    🔮はしないよと答えるけど、それは🔮が自分に自信があるとか🧲に愛されてる自覚があるとかではなく、役者としての🧲がまず大好きだから例えどんな役でも🔮は喜ぶし、嫉妬はしない。
    🧲がドラマの打ち上げか何かに参加した、しばらく後にゴシップ多めの雑誌に女性と並んでいる姿を掲載され、あることないこと書かれる。
    🧲は男なんだから女とぐらい寝るし、アイドルじゃないからそんなに……って思っていたけど、ガチ恋多めの🧲のファンは阿鼻叫喚。
    相手の女は否定の言葉を発してくれないため自体が悪化する。
    🧲はあーあって思いながらも、別に自分悪くないし……って思ってるし、🤕もガセって分かってるから態度は改めろって言うけど、同情気味。
    そんなある日、🧲が自分エゴサしてたら🔮の垢が一切その事に触れてないことに気がつく。
    他のファンは一週間経っても悲しみの呟きをしてるのに🔮はいつも通り🧲のツイートをRTするだけ。
    そんな中で一つだけ🔮自身の呟きだったスレを見ると、「🧲が幸せならいいじゃないか、そんなに悲しまないで……。彼だって人間なんだから、恋ぐらいするよ。ファンなら応援しよう」って書いてある。
    少しぐらい嫉妬するかと思えばその言葉に🧲は動揺して、ファン限定公開生配信で無実を証明する放送をし始める。
    こんな必死な🧲は見たことないって更にファンの中では彼女説が上がってきて阿鼻叫喚。
    🔮は応援する呟きを繰り返して、🧲は涙目。(後々事務所が何とかする。数ヶ月で騒ぎは収まったがトレンド入りした)
    🧲があまりにもsnsで🔮から貰ったホットアイマスクを着けた写真上げるからついにCMのオファーが来てしまう。
    どうする、🔮!君は次に何をプレゼントするんだ!?
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    愛しいあの子よりも自分が犠牲になる方がマシだと脳の中で繰り返す。

    🔮の住む集落の近くには血族の住まう森があった。不干渉。互いに見て見ぬふりをすることで薄氷の上を歩くような危うい均衡を保っていた。
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    MEMO騎🧲のために観🔮になった騎観/探占🧲と付き合っていて同棲もしてる🔮🧲のループを天眼によって理解したが、解決方法が分からない。🧲のレースが始まってから思い出すため、事前に忠告も出来なかった。
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    一人暮らしにしては広い家、使ってもいないのに埃のかぶっていない部屋、自分しか写っていないのに飾られている写真。食器の足りない食器棚。
    一人で暮らしていたはずの家は何か足りなかった。謎の空白が自分の横に寄り添っている。それが大切なものだったことは分かるのに、それが何かも思い出せない。
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    それから、🧲は失った何かを求めて街を徘徊するようになる。レースが休みになるシーズンになれば隣町、さらにその隣町まで出向き、空白を求めた。
    宛先もなく、それがどんなものかも分からないまま🧲 2007

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    MEMO採掘🧲×アテ🔮の探占採掘現場から帰宅中の🧲は路地裏に人が倒れているのを見かける。面倒であることは理解出来たため無視しようとも考えたが、外面だけは良くするように努めていた🧲は周りの目を気にして、思わず声をかけてしまう。近寄ってみれば、それは人ではなかった。
    機械人形。オートマタ。神の作り出した偉業と言われる自立思考型の人形だ。動力源はネジだと言われているが、動く原理は分からず、人間と同じように立ち振る舞うことができるその人形は高値で取引される。
    それと同時に保護の為の法律も存在した。
    『人形が認めた主人は人形を破棄、放置することを禁ず。無断での転売も同様する。契約破棄を申し出る場合はしかるべき場所へ届出をすること』
    簡略すればこの通り。放置されているのであれば、通報しなければいけない。面倒に思いつつ、ぐったりと物陰に倒れた青いフードの人形の傍により、目隠し布を剥ぎ取る。
    睡眠の必要が無い人形が倒れているのは故障かなにかだ。軽率に触れた人形はパチリと目を開け、青い瞳に🧲を映す。
    「認証確認。照合開始します」
    淡い光を放つ人形の目がチカチカと点滅しながら、機械的なアナウンスが流れる。
    は?と急に動き出した 2966

    sangatu_tt5

    MOURNING雀春ボツ賭場の脇、少し入った薄暗い路地のごみ溜めの近くを通りかかった時、くいっと足元の裾を引かれた。弱い弱い、か弱いそれは大の大人なら気付かないぐらいの力で、その時ノートンがそれに気が付いたのはたまたまだった。
     転ぶじゃないかと、傾いた身体を起こし、少し腹を立てながら、何処の浮浪者だと振り返る。この中華街では賭け事に興じて、事業に失敗して、理由は多々あれど、いつの間にか転落していく愚か者達が多々居た。
     どんな馬鹿だと鼻で笑ってやろうと見下ろした、そこには薄汚れた子供が立っていた。泥に、汚れに、ごみが付いた真っ赤な衣。痩けた頬に、細い指、非道な人間に蹴り飛ばされたのだろう頬には裂傷が出来ていた。

     「ごめんください……。占いできます。何でもします。だから、はたらかせてください」

     舌っ足らずな口を動かして、必死にノートンに縋り、仕事を下さいと言う。くぅぅと話している間にもその子どもの腹が鳴り、かぁっと顔を赤くしたその子どもは俯いて、もじもじと腹あたりの布を弄り出した。
     捨てられた子どもかなにかだろう。良くもまぁ、売り飛ばされずに路地にいれたものだと変にノートンは感心してしまった。
     黙 2904