片想い 片想いは好きじゃない
side 16 Jousuke
ふと目が覚めた時、明らかに東方邸ではないのに、何故だか我が家のような落ち着きを感じた。
昨夜寝ていたベッドは自室のいつものシングルベッドのはずだったが、体を起こして辺りを見渡せば、寝ているベッドはやたらと広いベッド。デザインはシンプルだが、二人は寝れるであろうベッドに居たたまれなくなって、気付いた途端に仗助はすぐさまベッドから飛び起きた。
何が起こっているのか分からないまま、ブランドのパンツは昨夜と同じだったことだけを心の救いにして、寝室であろうその部屋から飛び出した。
何が起きているのか分からない。
スタンド攻撃か。一体何のために。何が目的だ。
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