sIeeeeeep☆quiet followTRAININGこんなお話いかがですが、より。https://shindanmaker.com/804548「こんなところで、どうしたの」という台詞で始まり「そんな思い出が今でも心臓を刺すのだ」で終わります。 #マコタツ makotatsu はじめて会った日(マコタツ)『こんなところで、どうしたの』 回想する出会いで真虎が優しくいう。思い出は都合よく改変されがちである。あの時真虎に声を掛けられていなかったら、こうして歌舞伎町で生きていくこともなかっただろう。タツヒコはそう思いながら、真虎とのそんな思い出が今でも心臓を刺すのだった。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow sIeeeeeepTRAINING33巻の病院にいるあたりのマコタツ消灯のチャイムが鳴ったら(マコタツ)病院の個室で一人、真虎は考え事をしていた。復讐を心に誓い、進んできた道にできた迷いが、真虎の決意を鈍らせる。 タツヒコからメールが届いていたが、真虎は開いていない。件名から察するに、体調を気遣う内容らしいが、真虎はそれを読む気にはなれなかった。山城兄弟にしたことをタツヒコだって許せているわけではないだろうに、憎い相手の体を心配するなんて、真虎には理解できないことだった。 昼間、馬頭が病院まで真虎に会いにきた。タツヒコの話をされて、真虎は内心悪態をつく。何もかも捨ててただタツヒコと一緒にいられたらと思う反面、そんなことできるはずがないと一蹴する。 病室にいる真虎は眠れなかった。夜の街に生きていた真虎に、病院の消灯時間は早すぎる。暇潰しにテレビもつけれず、外出もできず、真虎は時計の針を見ながら、ただベッドの中で夜が明けるのを待っていた。 371 sIeeeeeepTRAININGタツヒコと新宿について思うマコさんの話オレたちの住む街(マコタツ)白鳥龍彦と言う男について、何も知らなそうな若者だと思ったのが第一印象だった。飢えた男にご飯を奢るくらいお安い御用で、ついでに仕事の紹介ができたらラッキーだな、と当時の真虎は思っていた。 タツヒコという男は意外にも素直で、一生懸命に仕事をやる男だった。一本筋が通った信念を持ち、意思を曲げない頑固さもあった。 そんなタツヒコが頭角を表すのは当然のことで、真虎はタツヒコがバーストを背負う逸材になる確信があった。その考えが強くなっていくと、真虎は次第に自分の心の奥にいるあの人とタツヒコが似ていると思うようになった。 あの人に似ていると気付いてからの真虎はさらにタツヒコを可愛がった。一人だけ特別扱いしてはいけないと思いながら、真虎は日を追うごとにタツヒコが可愛くてしょうがなくなった。 638 sIeeeeeepTRAINING学生たちの冬休み期間に入って未成年に溢れる新宿を見て、真虎さんの学生の頃に思いを馳せるタツヒコの話学生の頃(マコタツ)朝から声を掛けた子が軒並み未成年だった。スカウト業にも慣れてきたというのに、ここまでミスをするのも珍しい。タツヒコはうーんと頭を悩ませ、ふと寮の部屋にあったカレンダーを思い出し、学生の冬休み期間になったのだと、そこでようやく気付く。 未成年は厄介だ。興味本位でやりたいと食いつかれると面倒で、働かせることができないと説明しても粘ってくる。少しくらい年齢を偽ってもバレやしないと高を括る子が多くて、昨今の業界事情を考えるととてもじゃないが首を縦には振れない。 「こんなんじゃ仕事になんなっすよ」 泣き言をいうタツヒコに真虎は笑った。そうだねえ、といいながらいつものように煙草をふかす。 タツヒコは諦めたように頭の後ろで手を組んだ。あーあ、と投げやりに溜息を吐く。 562 sIeeeeeepTRAININGお題ひねり出してみたhttps://shindanmaker.com/392860マコタツへのお題は『愛してる、って言ったら満足?』です。最終回生存軸の話。愛してる、って言ったら満足?(マコタツ)復讐を終えた真虎さんはどこか欠落していた。生涯をかけてでも達成したかったことができたはずなのに。 真虎さんと離れたことで好きだと気付いたオレは、一通りの事情聴取が終わった後に告白をした。真虎さんはいいよって言ってくれてオレたちは付き合い始めた。弱っているところにつけこんだようで心が痛かったが、真虎さんをこのまま一人にさせておくほうが心配になる。 魂が抜けたように生きていると思いながら、オレは真虎さんへ今までみたいに振る舞った。真虎さん自身で気付いて、変わる日まで見守ろうと思っていた。 きっかけは何だったか覚えていない。すごく些細な事でムカついて、オレはつい、真虎さんにつっかかるようなことを言ったのだ。 555 sIeeeeeepTRAINING◆小説用お題あれこれhttps://shindanmaker.com/1094693マコタツさんへのお題は「君のための言葉」です。生存軸。ブタ箱からシャバに戻って来た真虎さんとタツヒコが食事に行く話。君のための言葉(マコタツ)刑務所から戻ってきた真虎を迎えたのはタツヒコだった。服役中、何度も面会に訪れ、その日は待ちに待っていた日だった。 真虎が戻って来た頃には新宿もすっかり様変わりしていた。近年開催される東京オリンピックに合わせて古い建物は取り壊され、公衆トイレも新しく設置し、そこら中に座り込んでいた浮浪者は消え失せていた。真虎は久々のシャバの空気に触れながら、消えていった人々は一体どこにいったのだろうと思う。路上喫煙禁止、と大きく書かれた看板を見ながら、煙草を取り出そうとした手を引っ込めた。 タツヒコの案内について行きながら見慣れたバーストの事務所を通り過ぎる。ここだけは何も変わらなくて、ここ数十年の日々がなかったかのような気にさせられた。 1217 sIeeeeeepTRAINING140文字で書くお題ったーhttps://shindanmaker.com/375517結果貴方はマコタツで『男のロマン』をお題にして140文字SSを書いてください。付き合ってるマコタツ男のロマン(マコタツ)この前、という語りだしから嬉々としてタツヒコが喋る。寒いと言った女の子に自身の上着を貸したら、ダボダボで可愛かったという世間話だった。 真虎は目の前の恋人が同様の状況になったのを想像し、悪くないと思った。 隣を覗きこんだ真虎がそっと視線をあげる。ただしそれは不可能という点を除いて。 141 related works sIeeeeeepTRAINING診断メーカー・ふたりへのお題ったー(https://shindanmaker.com/122300 )より。マコさん生存、その後二人で過ごした日の話どこにいても、きっと見つける(マコタツ)目が覚めて隣に真虎さんがいないと血の気が引く。どこかにいなくなってしまったんじゃないかって、携帯電話を慌てて開いた。真虎さんからの着信も、メールもなく、着の身着のまま飛び起きて外へ出た。あてもなく回っても見つかるはずがないと思いながら、いてもたってもいられない。 きょろきょろ頭を振って辺りを見回すと、遠くから小さなビニール袋を提げて歩く真虎さんが見えた。近くのコンビニに行っていたようで、ちょうど戻ってきたところだった。 視界に入った瞬間、真虎さんが微笑んで、オレの焦躁が止む。こんなことが毎日のように続き、俺は真虎さんが戻ってきて嬉しい筈なのに、命が少しずつ削られている気がした。 292 sIeeeeeepTRAINING◆小説用お題あれこれhttps://shindanmaker.com/1094693マコタツさんへのお題は「それは言わないで」です。生存軸のマコタツ。それは言わないで(マコタツ)日本有数の暴力団が一つ潰れた。新宿をシマにしていた組だったが、世間はそんなことも知らずに日常を送っていた。 スカウト会社バーストは新社長、タツヒコのもと、新たなスタートを切っていた。ケツモチを置かないやり方で、破竹の勢いでシマを広げていった。 真虎は幹部としてバーストに籍を置いた。何事もなかったかのようにスカウト業を続けていた。本来であればブタ箱行きのところを、タツヒコを慕う人々がタツヒコの願いを叶えようと奔走した結果だった。 真虎は相変わらずの笑顔だった。何も変わらないように見えた。 しかし一番近くにいるタツヒコは知っていた。真虎が生きたままゆっくりと死に向かっていたことを。 真虎は煙草を吸う。ふうと息を吐いて、白い煙を上げている時の真虎の目に生気はなかった。そんな時はいつもなげやりなことをいう。タツヒコは毎度、そんなことを言わないでくれと返した。 463 sIeeeeeepTRAININGタツヒコと新宿について思うマコさんの話オレたちの住む街(マコタツ)白鳥龍彦と言う男について、何も知らなそうな若者だと思ったのが第一印象だった。飢えた男にご飯を奢るくらいお安い御用で、ついでに仕事の紹介ができたらラッキーだな、と当時の真虎は思っていた。 タツヒコという男は意外にも素直で、一生懸命に仕事をやる男だった。一本筋が通った信念を持ち、意思を曲げない頑固さもあった。 そんなタツヒコが頭角を表すのは当然のことで、真虎はタツヒコがバーストを背負う逸材になる確信があった。その考えが強くなっていくと、真虎は次第に自分の心の奥にいるあの人とタツヒコが似ていると思うようになった。 あの人に似ていると気付いてからの真虎はさらにタツヒコを可愛がった。一人だけ特別扱いしてはいけないと思いながら、真虎は日を追うごとにタツヒコが可愛くてしょうがなくなった。 638 sIeeeeeepTRAININGこんなお話いかがですが、より。https://shindanmaker.com/804548「こんなところで、どうしたの」という台詞で始まり「そんな思い出が今でも心臓を刺すのだ」で終わります。はじめて会った日(マコタツ)『こんなところで、どうしたの』 回想する出会いで真虎が優しくいう。思い出は都合よく改変されがちである。あの時真虎に声を掛けられていなかったら、こうして歌舞伎町で生きていくこともなかっただろう。タツヒコはそう思いながら、真虎とのそんな思い出が今でも心臓を刺すのだった。 133 sIeeeeeepTRAINING学生たちの冬休み期間に入って未成年に溢れる新宿を見て、真虎さんの学生の頃に思いを馳せるタツヒコの話学生の頃(マコタツ)朝から声を掛けた子が軒並み未成年だった。スカウト業にも慣れてきたというのに、ここまでミスをするのも珍しい。タツヒコはうーんと頭を悩ませ、ふと寮の部屋にあったカレンダーを思い出し、学生の冬休み期間になったのだと、そこでようやく気付く。 未成年は厄介だ。興味本位でやりたいと食いつかれると面倒で、働かせることができないと説明しても粘ってくる。少しくらい年齢を偽ってもバレやしないと高を括る子が多くて、昨今の業界事情を考えるととてもじゃないが首を縦には振れない。 「こんなんじゃ仕事になんなっすよ」 泣き言をいうタツヒコに真虎は笑った。そうだねえ、といいながらいつものように煙草をふかす。 タツヒコは諦めたように頭の後ろで手を組んだ。あーあ、と投げやりに溜息を吐く。 562 sIeeeeeepTRAININGお題ひねり出してみたhttps://shindanmaker.com/392860マコタツへのお題は『愛してる、って言ったら満足?』です。最終回生存軸の話。愛してる、って言ったら満足?(マコタツ)復讐を終えた真虎さんはどこか欠落していた。生涯をかけてでも達成したかったことができたはずなのに。 真虎さんと離れたことで好きだと気付いたオレは、一通りの事情聴取が終わった後に告白をした。真虎さんはいいよって言ってくれてオレたちは付き合い始めた。弱っているところにつけこんだようで心が痛かったが、真虎さんをこのまま一人にさせておくほうが心配になる。 魂が抜けたように生きていると思いながら、オレは真虎さんへ今までみたいに振る舞った。真虎さん自身で気付いて、変わる日まで見守ろうと思っていた。 きっかけは何だったか覚えていない。すごく些細な事でムカついて、オレはつい、真虎さんにつっかかるようなことを言ったのだ。 555 sIeeeeeepTRAINING140文字で書くお題ったーhttps://shindanmaker.com/375517結果貴方はマコタツで『男のロマン』をお題にして140文字SSを書いてください。付き合ってるマコタツ男のロマン(マコタツ)この前、という語りだしから嬉々としてタツヒコが喋る。寒いと言った女の子に自身の上着を貸したら、ダボダボで可愛かったという世間話だった。 真虎は目の前の恋人が同様の状況になったのを想像し、悪くないと思った。 隣を覗きこんだ真虎がそっと視線をあげる。ただしそれは不可能という点を除いて。 141 sIeeeeeepTRAINING◆小説用お題あれこれhttps://shindanmaker.com/1094693マコタツさんへのお題は「君のための言葉」です。生存軸。ブタ箱からシャバに戻って来た真虎さんとタツヒコが食事に行く話。君のための言葉(マコタツ)刑務所から戻ってきた真虎を迎えたのはタツヒコだった。服役中、何度も面会に訪れ、その日は待ちに待っていた日だった。 真虎が戻って来た頃には新宿もすっかり様変わりしていた。近年開催される東京オリンピックに合わせて古い建物は取り壊され、公衆トイレも新しく設置し、そこら中に座り込んでいた浮浪者は消え失せていた。真虎は久々のシャバの空気に触れながら、消えていった人々は一体どこにいったのだろうと思う。路上喫煙禁止、と大きく書かれた看板を見ながら、煙草を取り出そうとした手を引っ込めた。 タツヒコの案内について行きながら見慣れたバーストの事務所を通り過ぎる。ここだけは何も変わらなくて、ここ数十年の日々がなかったかのような気にさせられた。 1217 sIeeeeeepTRAINING33巻の病院にいるあたりのマコタツ消灯のチャイムが鳴ったら(マコタツ)病院の個室で一人、真虎は考え事をしていた。復讐を心に誓い、進んできた道にできた迷いが、真虎の決意を鈍らせる。 タツヒコからメールが届いていたが、真虎は開いていない。件名から察するに、体調を気遣う内容らしいが、真虎はそれを読む気にはなれなかった。山城兄弟にしたことをタツヒコだって許せているわけではないだろうに、憎い相手の体を心配するなんて、真虎には理解できないことだった。 昼間、馬頭が病院まで真虎に会いにきた。タツヒコの話をされて、真虎は内心悪態をつく。何もかも捨ててただタツヒコと一緒にいられたらと思う反面、そんなことできるはずがないと一蹴する。 病室にいる真虎は眠れなかった。夜の街に生きていた真虎に、病院の消灯時間は早すぎる。暇潰しにテレビもつけれず、外出もできず、真虎は時計の針を見ながら、ただベッドの中で夜が明けるのを待っていた。 371