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    イズナ君

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    イズナ君

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    夢絵のストーリー👐

    #ラギイズ
    laguize.

    独占欲今日はすこぶる機嫌が悪い。


    事あるごとにみーんなラギーラギー…


    自分でしでかした事は自分でケツ拭けよ


    挙げ句の果てには他寮の後輩までラギーに引っ付きまわりやがって…


    なんなのこの子、絶対困ってないじゃん


    分かりやすく媚び売っちゃって…


    「ラギー先輩…あのこれ、この前のお礼ですっ!」


    『…は?』


    後輩が差し出した魔法石は見覚えがある。


    一定量の魔力を持つ物が触れると光を放つ。
    その光を直視すれば暫くは視力が戻らない。


    下手をすれば失明の可能性もある結構危険な魔法石だ。


    普通に僕よりも魔力が高いラギーが手にすると確実に光を放つ。


    あのバカはそんな事も知らずにあげようとしてるの!?


    「いやぁ…コレは結構レアっスけど…俺の手には勿体ないから受け取れ無いっスねぇ…」


    ははは…と苦笑いでやんわりと断るラギーを見てホッとしたのも束の間


    「そんな!せっかく僕が…受け取ってください」


    「うわっ!ちょっと⁉︎」


    無理矢理手に握らせたのを見て慌ててラギーの目を塞いだ。

    それと咄嗟に、触れてしまったから光を放つ魔法石を、得意の防衛魔法で石の光を封じた


    「……ビックリした…何…今の光」



    本当にあの石がどう言うものか知らなかったみたいだ…ため息が出る



    『君、馬鹿も休み休みにしなよ、それにしつこい』

    「……お前に用は無いんだけど…ていうかそもそもお前がずっとラギー先輩と居るから…!」

    『居るから?何?…当たり前でしょ?僕はラギーの手足なの。』

    これでもかというほど煽った笑顔で答えた

    ラギーを間に挟んでの攻防戦

    当の本人は笑いを堪えている様子…

    楽しんでるなら良いよね。


    「ぐぅぅっ…ラギー先輩はお前のじゃないぞ!」

    『は?僕のだし』

    「ブハッ!ハハハハハッ…あーあ、そんなキッパリ言っちゃ可哀想っスよイズナ君」

    『良いじゃん別に。ねぇ君、分かったら二度と近づいて来ないで。次来たらその喉噛みちぎってやる』

    「ひっ…」



    怯えた顔をしてそそくさと逃げていった。


    目を隠していた手をそっと離し、そのまま後ろからギュッとハグをした。


    「おやまぁイズナ君ったら、珍しく独占欲剥き出しじゃないっスか」

    カラカラとからかうように笑うラギーとは裏腹に、ぐるぐるとさっきまでの光景が焼きついてイライラする。

    『んんんんんー!!ラギーは僕の!』

    「今日はとことん駄々っ子っスねぇ…はいはい、俺はイズナ君のっスよ」


    そう言ってこちらに向き直り正面からギュッと抱きしめてくれた。



    そうだよ



    僕はラギーの手足なんだから



    誰にもこの場所は絶対に渡さない


          


                     独占欲
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