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    四季ちゃん

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    四季ちゃん

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    お待たせしました〜!!!
    リクエストしてくれた方はまだフォローしてくれてるかな?駄作ですが届くといいなと思ってます。
    【人間関係リセット症候群の🌸ちゃんとmty】

    人間関係リセット症候群の🌸ちゃんとmty「死にたい」というか「消えたい」。
    まるで最初からそこに存在が無かったかのように、産まれてくることをキャンセルされたかのように、私の場所だけぽっかりと空白になればいいいのに。死ぬのは意味が無い死んでからも遺品整理など生きた証が残ってしまうし、私が自殺で死んだなんて知られてしまえばインパクトが大きく友人たちの脳に私の存在がこびり付いてしまうだろう。だから死にたいんじゃなくて消えたい。
    バレない様に丁寧に徐々にSNSの更新を減らし最後には人知れずSNSのアカウントを消す。仕上げにLINEアカウントやメールアドレスに電話番号を消す。要は人間関係リセット症候群、中学生からやってきたが治りそうにない。意外と誰も気が付かなくて寂しいが三ツ谷隆だけは不思議とすぐ気が付く。

    「まーた消しただろ!!!」
    「おっ過去最速で気が付くねぇ……。」
    「感心してんじゃねえよ、ほら携帯だせ。」

    カツアゲするヤンキーかの如く携帯を出させると素早くLINEアカウント、メールアドレス、電話番号を登録する三ツ谷。もはらこれは進級や進学など新しい生活が始まる春の名物となってしまった。学年が上がる度にしてきたこのやり取りも今年が最後。中学から高校まで進級や進学の度に人間関係リセットを繰り返しては三ツ谷に連絡先を聞かれるという不毛なやり取りも最後。今年は高校卒業なのだ、もう新しいクラスにまで突撃して連絡先を毎度聞いてくる三ツ谷は見れないのだ。しかも高校卒業後は北海道に就職、もう連絡先は聞かれないのは勿論会うこともないだろう。

    「新しい生活が始まるわけだけどぜってぇ連絡先変えるなよ。」

    三ツ谷との最後の会話がこれかぁ〜と思うと私たちらしくて笑ってしまう。三ツ谷はどうせ消すだろうからなと言うと三ツ谷は卒業アルバムの寄せ書きにデカデカと自分の電話番号を書いた。

    「そんなにデカく書いたら他の子書けないじゃん!!!」
    「一番目に付くだろ?110番の次に俺の番号覚えとけ。困ったら連絡しろ。」

    じゃ、卒業式のあとのホテルで行われる卒業パーティで会おうと言うと三ツ谷に笑顔で頷くと別れた。皆はこの後一度帰って私服に着替えてちょっとおめかしして卒業パーティに行くんだろうなと思いながら制服を脱いでダサい私服に着替える。制服は勿論卒業証書もデカデカと電話番号書かれた卒アルも実家に全て置いて北海道行きの電車に乗る。戻らないと決めて東京から北海道の片道4万円を握り締めて家を出た。
    北海道での生活はダメだった。始めて社会の一員として働けば浮き彫りになる自分の無能さ、当たり前に怒られるし職場から浮くし病んだ精神の軟弱さ。全てがダメだった、遂には職場に出勤出来なくなってクビになった。
    携帯にはクビになった職場の連絡先と母親と父親だけになった。戻らないと決めて北海道に来たが戻らないんじゃなくて戻れない、北海道から東京までの交通費も無いくらい困窮していた。そんな時だったススキノでふらふら歩いていたらおじさんに「いくら?」「何歳?」と聞かれたのだ。成程若いだけで褒められる職業あるじゃないかと気が付きいくつもの風俗の面接を受けた。その中でもバック率が高い店舗型の風俗店に在籍する事にした。
    高校卒業したての素人の私は面白い程に売れた。アンケートには初々しいしくて可愛い、下手くそだけどそこがいいなんて書かれた。そして連絡先は風俗で私を抱いた男の名前で溢れかえった。人間関係リセット癖のある私にとっては過去最高の人数だった。NGも少なく生挿入以外何でもやった、キスも生フェラも電マも口内射精も写真や動画撮影すらOKだ。若さで売れなくなったら生挿入以外何でも出来るのを売りにするつもりだ。
    今日は出勤早々に予約が入った。部屋を準備してお客さんが待っている廊下へ甘ったるい声で源氏名で自己紹介する。

    「は?」
    「よっ!」

    ニコニコ顔で「よっ!」と挨拶するのはもう二度と会えないと思っていた三ツ谷隆だった。ニコニコ顔だけど目が明らかに怒ってる。すぐ近くのスタッフにNGを出す前に「プレイの部屋はどこ?」などと言ってスタッフから私を遠ざける。

    「で、部屋どこ?」

    有無を言わせない元ヤンの迫力は凄い、おずおずと抱かれる為に用意した部屋を案内する。

    「俺困ったら連絡しろって言ったよね?」
    「三ツ谷の連絡先なんて覚えてないもん……」

    そう言うとカツアゲするヤンキーかの如く携帯をだせと言う三ツ谷。なんだかその光景が懐かしくて鼻がツンと痛くなる。

    「ふぅん、ナマエにしてはオトモダチたくさん居んじゃん。」

    9割が私を抱いた客の名前だ、しかも分かりやすく【田中フェラ好き】【佐藤顔射】など性癖と共に登録した名前だ。無理死にたい消えたい。帰ってきた携帯を見ると客の連絡先は全て消されて【母親】【父親】【三ツ谷隆ナマエ好き】の三人だけになってしまった。

    「もう二度と連絡先変えんな、俺の前から消えんな。」

    その後「そうだナマエがいつ連絡先消したり変えたりしても大丈夫なように一緒に暮らそう!」と言う三ツ谷に言いくるめられて同居するし、その後ナマエちゃんの連絡帳には【三ツ谷隆ナマエ好き】が一生ある。
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    四季ちゃん

    DONE【支援学級の🌸ちゃんとmty先生】
    マロ主!!まだフォロワーに居る!?
    待たせてごめん!mty先生出来たよ!!!
    支援学級の🌸ちゃんとmty先生世界の殆どが健常者で成り立っているなか私は生まれつき足が悪く車椅子生活だった。健常者基準で造られた小学校はエレベーターもなくクラスに入るのだって小さな段差があり自分一人では入ることすら出来ない。
    そんな私は支援学級の生徒だ。支援学級には身体障害者や発達障害者など様々な子がいる。勿論支援学級の生徒は障害も知能もバラバラで一般の授業のように一人の先生に多数の生徒というやり方では通用せず個別指導になっている。私の先生は185cmもあるがっちりしたクマさんのような大柄な男性教師だった。エレベーターがない学校で私をおぶって階段を降りるのにはこの先生が妥当と言ったところだ。私は足が悪い以外は何ら問題なく学年指導通りの内容で勉強している、隣りの子は発達障害者で3年生だが知能の遅れから2年生の内容を頑張っている。隣の子は発達障害者の自閉症が重く良く言えば究極におっとりしており素直で可愛く支援学級の先生は皆とても可愛がっている、手のかかる子ほど可愛いと言う奴だろうか。羨ましいと思ってしまう性格の悪い自分に劣等感を抱く。
    1940