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    四季ちゃん

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    四季ちゃん

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    【支援学級の🌸ちゃんとmty先生】
    マロ主!!まだフォロワーに居る!?
    待たせてごめん!mty先生出来たよ!!!

    支援学級の🌸ちゃんとmty先生世界の殆どが健常者で成り立っているなか私は生まれつき足が悪く車椅子生活だった。健常者基準で造られた小学校はエレベーターもなくクラスに入るのだって小さな段差があり自分一人では入ることすら出来ない。
    そんな私は支援学級の生徒だ。支援学級には身体障害者や発達障害者など様々な子がいる。勿論支援学級の生徒は障害も知能もバラバラで一般の授業のように一人の先生に多数の生徒というやり方では通用せず個別指導になっている。私の先生は185cmもあるがっちりしたクマさんのような大柄な男性教師だった。エレベーターがない学校で私をおぶって階段を降りるのにはこの先生が妥当と言ったところだ。私は足が悪い以外は何ら問題なく学年指導通りの内容で勉強している、隣りの子は発達障害者で3年生だが知能の遅れから2年生の内容を頑張っている。隣の子は発達障害者の自閉症が重く良く言えば究極におっとりしており素直で可愛く支援学級の先生は皆とても可愛がっている、手のかかる子ほど可愛いと言う奴だろうか。羨ましいと思ってしまう性格の悪い自分に劣等感を抱く。
    そんな私にも最近悩みが出来た第二次成長期だ、少し胸が膨らんでささやかな物だが女性の象徴が主張し始めたのだ。いつもおんぶして階段を降りたり移動してくれる大柄な先生に全身を預けることが出来なくなってしまった……だって先生の背中に私の胸が当たってしまうではないか。まだまだ子どもの年齢と言えど恥ずかしいのだ。

    「ミョウジもっと先生に身体預けて!」
    「はい……。」

    落ちてはいけないと先生はもっと俺にしがみつけと言うが背中に胸を押し当ててまでしがみつきたくない。
    そんなある日二学期から新しい先生が来た、先生になる大学を出たばかりという三ツ谷先生だ。185cmもある大柄な先生を見慣れていたからか三ツ谷先生は小さく細く見えた。どうせ三ツ谷先生も隣りの自閉症の子の素直さやあどけなさにメロメロになり隣の子を気にかけ優しくするんだろう。私には関係の無い先生だと思った。

    「俺、若いし力あるんでミョウジさんおぶりますよ。」

    しかし意外にもあっさりと三ツ谷先生は私の方を見たのだった。てっきり隣の子ばかり見るものだと思っていたので驚いた。

    「ほらおいで。」

    そう言って背中を見せる三ツ谷先生。背中はいつもの先生より細くて小さい正直頼りない。しかしおぶってもらうと分かる体幹の強さや鍛えられた身体、いつもの先生よりも安定したおんぶだった。
    1階まで降りた時だったこれまでいつもおんぶしてくれてた大柄の先生が言ったのだ。

    「はっミョウジも女だな、俺と三ツ谷先生の時では掴まる強さが違う!!」

    三ツ谷先生は大柄な先生より小さいし細いし正直不安だったが体幹もしっかりしてむしろ肩に手を添えるくらいにしかしていない、大体目視で掴まる強さなんて分からないだろ。

    「今までおぶって運んでやったのは誰だ?俺だろ!?」

    小学生の私ではなぜ怒鳴られてるのか分からずぽかんとするしかなかった。

    「せ、先生です。」
    「そうだよなぁ?でもミョウジは三ツ谷先生がいいんだ?」
    「ご、ごめんなさい。」

    先生が何故怒っているのか分からない私は無い頭を必死に捻るも口から出るのは「ごめんなさい」の言葉。

    「先生が何で怒ってるか分かるか?」
    「ご、ごめんなさい。」
    「ごめんなさいしか言えないなんてミョウジまで発達障害だったのか?」

    ごめんなさい、そう言おうとした時だった。

    「ミョウジさんは謝らなくていいよ。」

    割って入ってきたのは三ツ谷先生だった。

    「ミョウジさんそんなに俺に掴まって無かったですよ、それに先生のおんぶは身体的接触範囲が多いです。ミョウジさんにもっとしがみつけと仰ってるのを見ましたが彼女はもう第二次成長期を迎えた女性です、しがみつける訳が無い。」

    大柄な先生は「新任のクセに」「これだからゆとりは」などと言い散らかすと私と三ツ谷先生を置いて職員室へ行ってしまった。
    私の担当の先生なのに怒らしちゃったな〜なんて思いながら三ツ谷先生を見ると三ツ谷先生も怒ってた。

    「三ツ谷先生までごめんなさい……。」
    「謝んねえでいいから、もうミョウジさんは女性なんだからちゃんと自分のこと守って。」
    「自分のこと守る?」

    小学生の頭では難しい事を言われた気がする。顔に「全く分かりません」と書いてあったのだろう、三ツ谷先生はふはっと笑うと「分かるまでは先生が守るな?」と言うと車椅子を押してくれた。
    その後おんぶって身体預けちゃうとミョウジさんの胸が当たっちゃうよね、じゃあ当たらない運搬方法……と頭を捻った結果お姫様抱っこで階段を降りる三ツ谷先生とナマエちゃんがいる。
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    四季ちゃん

    DONE【支援学級の🌸ちゃんとmty先生】
    マロ主!!まだフォロワーに居る!?
    待たせてごめん!mty先生出来たよ!!!
    支援学級の🌸ちゃんとmty先生世界の殆どが健常者で成り立っているなか私は生まれつき足が悪く車椅子生活だった。健常者基準で造られた小学校はエレベーターもなくクラスに入るのだって小さな段差があり自分一人では入ることすら出来ない。
    そんな私は支援学級の生徒だ。支援学級には身体障害者や発達障害者など様々な子がいる。勿論支援学級の生徒は障害も知能もバラバラで一般の授業のように一人の先生に多数の生徒というやり方では通用せず個別指導になっている。私の先生は185cmもあるがっちりしたクマさんのような大柄な男性教師だった。エレベーターがない学校で私をおぶって階段を降りるのにはこの先生が妥当と言ったところだ。私は足が悪い以外は何ら問題なく学年指導通りの内容で勉強している、隣りの子は発達障害者で3年生だが知能の遅れから2年生の内容を頑張っている。隣の子は発達障害者の自閉症が重く良く言えば究極におっとりしており素直で可愛く支援学級の先生は皆とても可愛がっている、手のかかる子ほど可愛いと言う奴だろうか。羨ましいと思ってしまう性格の悪い自分に劣等感を抱く。
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